大富豪になるという夢のため、死に物狂いで足掻き抜け!
物語は未曾有の大飢饉に襲われているアイルランドから始まります。
裕福な農家で生まれた主人公:アメリアも飢饉の影響で家が没落し、従者のコナーとともに浮浪児同然の暮らしをしていました。
そんなある日、カリフォルニアでゴールドラッシュが起こります。
黄金を掴み、大富豪になるため、海を超えた遥かな旅が今始まる!
この作品で何よりも素晴らしいのはアメリアの明るさです。
どんなにどん底にいようと明るく前向きでいるアメリアの姿勢は物語の清涼剤として機能するだけではなく、読者を勇気づけるモノにもなっております。
そして、作品のタイトルにもある片喰とはそこらへんに生えている小さな植物ではありますが、
その花言葉はまさに飢饉に襲われながらも夢に向かって足掻くアメリアを表しているようで、
知ったときはグッときました!
どん底にいながらも、人の優しさを忘れずに逞しく生き抜くアメリアとコナーの活躍から今後も目が離せません!
感情タグBEST3
おめでとうございます。
この作品を読み始めてわりとすぐに連載が終わってしまうかも。とヒヤヒヤしていましてが、完結まで辿り着け、それを読む事ができてすごく嬉しいです。
Posted by ブクログ
これにて完結。
連載で読んでたときは、終盤やはりちょっと駆け足だなぁという印象だったんだが、こうやって単行本で読んでみるとそうでもない。十二分に納得のいく展開に感じるのが不思議。
まぁ、何はともあれ途中集英社から講談社への移籍などあったけれど、大団円を迎えることができて何よりめでたい。