【感想・ネタバレ】片喰と黄金(8)のレビュー

大富豪になるという夢のため、死に物狂いで足掻き抜け!

物語は未曾有の大飢饉に襲われているアイルランドから始まります。
裕福な農家で生まれた主人公:アメリアも飢饉の影響で家が没落し、従者のコナーとともに浮浪児同然の暮らしをしていました。
そんなある日、カリフォルニアでゴールドラッシュが起こります。
黄金を掴み、大富豪になるため、海を超えた遥かな旅が今始まる!

この作品で何よりも素晴らしいのはアメリアの明るさです。
どんなにどん底にいようと明るく前向きでいるアメリアの姿勢は物語の清涼剤として機能するだけではなく、読者を勇気づけるモノにもなっております。

そして、作品のタイトルにもある片喰とはそこらへんに生えている小さな植物ではありますが、
その花言葉はまさに飢饉に襲われながらも夢に向かって足掻くアメリアを表しているようで、
知ったときはグッときました!

どん底にいながらも、人の優しさを忘れずに逞しく生き抜くアメリアとコナーの活躍から今後も目が離せません!

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ネタバレ 購入済み

ヒリヒリした感じとのんびりした感じで風邪引きそうです。
アメリアとコナーも、再会できたけど!できたけども…!
またアメリアとコナー2人揃って仲良く旅にするところが早く見たいです。

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2022年10月25日

Posted by ブクログ

西部開拓時代といえば無視することのできない存在であるネイティブ・アメリカがついに登場。良い感じに進んでたと思ったら最後に最悪の展開に。
アメリアとコナーの共依存的な関係性の克服はこの作品の主題かなと思ってたんで、何かこのタイミングでコナー目覚めちゃうの?って感じ。

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2022年10月24日

ネタバレ 購入済み

コナーとワワタシが良い。

白人の大人とインディアンの子ども……という明白なパワーバランスの偏りがありそうな組合せながらも、人と人との交流がじっくり深まっていく描写が素晴らしいです。コナーとワワタシだからこそ成り立ったのかな。一緒にバッファロー(バイソン)を狩ったり、作物を植えたりしながら、徐々にコナーに自我が芽生えていく(?)感じも良いです。これまで精神的にアメリアに依存しきっていた彼がこの後どうなるか、気になります。
アメリカ開拓史の中で避けては通れない、極めて後ろ暗い歴史の一つに誠実に向き合おうとする姿勢がとても好きです。

#エモい #ドキドキハラハラ #深い

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2022年10月22日

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