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Posted by ブクログ
◆ジャレットは、ふつうの人間の女の子。ところがある日、ふしぎな手紙がとどいて、ハーブ魔女トパーズの家を相続できることになったのです。
(^^)<Comment
あんびるさんの「魔法の庭」シリーズ!
「ルルとララ」「なんでも魔女商会」どれも面白いのですが、わたしはこのシリーズが1番好きになりました♥︎∗*゚
●ジャレットのお父さんとお母さんが音楽家で、家族はホテル住まいという設定。しかも並みのホテルではなくて、高級ホテル!!
●ジャレットは学校にも通わず、ホームスクール。周りがすべてお膳立てしてくれるという現代的お嬢様風の設定。海外のヤングアダルトによくありそうで、とてもイマドキな感じがしました。
●そんなジャレットのもとに、ふしぎな手紙が届いて、「ハーブ魔女 トパーズ」の家の相続人としての順番が回ってきたという内容。
●自分で何かをしてみたくなったジャレットは、迷わずトパーズの家を引き継ぐ決心をするんだけど、お父さんとお母さんには大反対されちゃうんだよね。
●お父さんたちは演奏家で、ひとつの家には住みつけないし、小さなジャレット1人をそんなところに残していくわけにもいかないよねー。
●ジャレットは決して親に愛されずに育ったわけじゃないと思うんだけど、特殊な生い立ちに、いつもなんとなく寂しさやフラストレーションを感じて過ごしていたんじゃないかな…。
●トパーズ壮につくと、遺産相続管理人のミスメープル(ガーディ)が現れて、「家に気に入られることが相続の条件です」と。
●お父さんとお母さんは最後まで反対するんだけど、うまくいくはずもないだろうと、最後にはジャレットがこの家を相続する試験にチャレンジすることをしぶしぶ認めます。
●いろいろとトラブルがありつつ、ジャレットとガーディと6匹の猫という少ない登場人物で物語の大半が進んでいきます。
●ジャレットのなかなか落ち込まないところとか、あきらめないところとか、チャレンジ精神とか、その姿を見ているうちに、ガーディも家もジャレットの魅力に惹きつけられていくみたい。わたしもすっかりジャレットファンになってしまいました。
●最後には、トパーズのハーブ魔法の本をジャレットが受け継ぎ、家に認められて、ジャレットはトパーズの家を相続することになります。
●ガーディも実は、トパーズがかけた魔法の1つで、魔法の庭に生える「カエデの木」が家守りとして、人間化した姿だったことが判明!
ジャンルとしては幼年童話ですが、大人も十分楽しめる素敵な1冊でした♩¨̮⑅*♡