【感想・ネタバレ】三ねんねたろうのレビュー

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Posted by ブクログ

「うちのむらには、ねたろがござる」とこどもらがうたった。しかし、そのねたろうが村のためにはたらくというお話。

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2023年07月15日

Posted by ブクログ

働き者の若者が、母親が無くなった後、
「おら はたらいても はたらいても、だめなんやなぁ」と言って、
寝てしまいます。

子ども達がからかっても、お役人が取り立てに来ても、全然起きない。

日照りが続き、村が苦しんでいたある日、
むっくり起き上ったねたろうは、
遠くの川から水を引けばいいと言い、ひとり作業に没頭します。

はじめは相手にしなかった村人たちも、いつしか一緒に作業し、
灌漑が完成し、作物が豊かに実る村になったお話。

子ども達が、ねたろうをからかう歌も、テンポがあって面白い。

私独自の解釈ですが、
きっと、母親が生きている間は、
「母を楽にしてあげたい」という若者の気持ち(目標)があったんだと思います。

それが、母親が亡くなってしまうことで、急に目標を見失ってしまい、
「だめなんやなぁ」という虚脱感に襲われたのでしょう。
この後の、急に灌漑を始めるきっかけはわかりませんが、
きっと、寝てばかりに見えた若者の深層心理に、
行動につながる確信があったのでしょう。

目標を持った人間は、とても強い。
目標と確信があれば、周りが何と言おうと、やり遂げる力を削ぐことはできないんですね。

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2015年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

貧しい土地で働く青年が、母の死を堺に眠り続ける。なまけものになったのかと思いきや、ねむりながら想いをめぐらして考えていたのかな。起き上がると、村のために川から水をひきはじめる。その姿に村人も感化され、みんなが無理だとおもっていたことをなしとげるのがすばらしい。働き続けてもうまくいかないときがある。思いきって休んでしまうと、ねてるあいだに体も充電されて、新しい考えや活力がわいてくるのかもしれない。

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2023年09月16日

Posted by ブクログ

【経緯】
どんなんだっけと思って

【書き出し】
とんとむかしであったそうな。
あるところに、年がら年中寝てばかりおる、お百姓の若者がおった。

【感想】
「寝ることでしか逃れられない農民の苦しみ」が主題だったのね!
呑気な絵とタイトルからは想像がつかなかったけど、ハッとさせられました。
これ、サラリーマンに置き換えて現代風に読むこともできるわー。

【引用】
「ああ、おら 働いても働いてもだめなんやなあ」といった。
それからふらんふらんとして帰ってきよると、まるで魂が抜けたみたいになって寝た。

【不可解】
川から水ひこうって思い立ったのが急すぎて。神のお告げ的なものだったのん?

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2013年03月31日

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