【感想・ネタバレ】日本語はこわくないのレビュー

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Posted by ブクログ

日本は「ニホン」か「ニッポン」か、ら抜き言葉はどうなのか、身近な日本語の疑問に答えてくれる1冊。日本語はなんだか自由だ。日本語の細かいところが気になる人に。

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2024年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ーーーことばが正しいかを決めるのは、あなた自身。
表現に愛着があれば使えばいいし、嫌なら使わなくてよい。
自分の考えを一番うまく表せることばこそ「正しい」と言える。
自分の感覚を信じて、相手に遠く表現を目指そうではないか。

ー★ー★ー★ー
「お義理」と「義理」では全く意味が異なる。
お義理は、相手を謙遜して言う言葉で、義理は人として守らなくてはいけない掟。
「お」をつけるかつけないかで意味が変わるのだなとはじめて知った。

ーーー

そして
①感謝するときは行動してくれた相手を主語
②敬意は自分を主語
にすることで表現が強調される

例えば、
「あなたが手伝ってくれたから(①)、私は嬉しいかった(②)」

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2024年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「なるほど」について調べていたらこちらの本にたどりつきました。
「なるほど」が失礼な相槌だというのはフェイクマナー、との説明がありひと安心。
もっと日本語に優しい世の中になればいいのにな、と思いながら読み終えました。良本です。

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2023年02月10日

Posted by ブクログ

飯間先生は、言葉に対してとても寛容だ。
新しい表現や誤りだと指摘されがちな言葉についても、そう表現されるに至った理由や使われ始めた時期などを基に、きちんとした専門家らしい根拠を示されているので信頼できる。
さらに、日頃よく使うが、使い分けがあいまいな言葉や、正解かどうか悩ましい表現についても、丁寧な解説と共に使い方の技をやさしく伝授してくれる。

言葉は厄介だ、でも伝えたいことがあるから、おっかなびっくり言葉を使う。
そんな我々に飯間先生は「日本語はこわくない」とそっと背中を押してくれる。そういう頼もしくも優しい一冊です。

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2022年03月13日

Posted by ブクログ

目上の人に「なるほど」は失礼かな、とか、「受け付け」の「け」は必要かな、など身近で悩ましい日本語について語源を解説したり、上手な言い換え方法を説明したりした1冊です。

私が特に驚いたのは、「全然」を肯定の文に使うこと(全然面白い、全然美味しいなど)についての文です。今まで、そんなのは乱れた日本語だと思っていたのですが、まさか明治時代の夏目漱石が使っていたとは…。

「正しい日本語」についてピリピリするのも考え物だなということを学べました。

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2022年02月27日

Posted by ブクログ

失笑の「失」は、「もらす」ということだから、相手をばかにしてふっと笑いがもれるのが失笑、とか、景色、風景、光景の違いとか。
言われてみればなるほど!と思うことも多く、日本語って面白いな〜!と改めて思える本だった。
敬語も尊敬語、丁寧語、謙譲語とあるし、助数詞の種類も多いし、ほんと面白い言語だよね。
小学生くらいの子供と一緒に読んでも面白いだろうなと思う。

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2024年02月05日

Posted by ブクログ

「三省堂国語辞典」の編集委員の1人である飯間氏による著書。
様々な言葉の説明を通して、日本語の過去・現在を温かく見つめる飯間氏の姿勢が伝わってくる本だと思います。
もちろん、日本語の将来を見据えたコメントもあります。

国語辞典の編集者というと、「あるべき日本語を守る頑固な人」のようなイメージがあるかもしれませんが、飯間氏は「今ある日本語を見守る柔軟な人」だと思います。
たとえば、「変わりつつある言葉」や「目新しい言葉」についても、突き放すことなくしっかりと受け止め、変わりつつある理由や新しさの妥当性を考察しており、新しい言葉も古い言葉も共存(使い分け)できるような日本語のあり方を目指している印象を受けました。

自分自身は、「日本語はこうあるべき」と考えがちなのですが、飯間氏を見習い、「日本語について、もっと寛容になろう」と思った一冊でした。

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2023年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どっちの言い方も間違っていません、明治の文豪もこう書いていました、など「結局どっちなんだい?」と最初はやきもきしていたが、読み終わる頃には本当にどっちでもいいんだと気楽に思えるようになった。

文中にもあったけど、国の名前の読み方が一つに決まっている文化じゃないんだもの、確かに仕方のないことだなぁと思う。
時代によって変わっていくのも面白い。

営業マンが「〜でしたかね?」と過去形にする謎も解けた。

面白かったし、人に薦めたいけど、元々ある程度言葉のセンスがある人じゃないと難しいかなと思う。

文章も難しくないし、一つ一つのトピックが短いので気軽に読めてよかった。

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2022年08月25日

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社会人になってから、ずっと言葉の使い方を指摘され続け、何が正しく、何が間違っているか、わからなくなってしまった。人によって、正しさが異なると、言ってくれてありがとう!と言いたくなりました。

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2023年07月16日

Posted by ブクログ

辞書を編纂する立場である著者が、日本語の使い方に対して非常に寛容なのは面白い。ことばとは変わりゆくものであり、誤った使い方とされたものが定着して正しい使い方になっていくのを、身をもって知っていらっしゃるからなのだなと思った。

メール文章を丁寧に書こうとするあまりに、いつも謎表現を繰り出してくる部下にこの本を読ませたい。

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2022年04月06日

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例えば「感謝いたします」「感謝申し上げます」など違いなど、敬う日本語について勉強になった。以前は「いたします」を漢字で「致します」と平気で丁寧な文書に使っていたのは今では恥ずかしい…。正しい日本語を使える大人でありたい。

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2021年12月27日

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