感情タグBEST3
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面白かった!最初は主人公の気持ちになり、突然やってきた義兄の優平が気味悪かったけど徐々に、あれ?この主人公被害妄想大きいしなんか変だなーと思ってたら驚きの結末に。
さらに、最後の最後に明らかになる真実に納得。
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伊岡さんの本はいつも
ん?ん?と、どこに向かっていくのか分からないまま...
でも、読むのをやめられない〜
という、不思議な感覚になる。
今回も、着地はどこなの!?どこに向かっているの!?という「伊岡マジック」にはまった(笑)
えー!?そーなの!?
という結末に、上手いなぁと。
どういう順番で構想を練ったのか、聞いてみたいなぁ。
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主人公の義兄の正体は誰だろうと読み続けましたが、最後にどんでん返しとなり面白かった。欲を言えば突然の顛末で若干違和感があったので、何かひと工夫があればなお良かったと思います。
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⭐️4.1
伊岡さん、流石です!
まんまと騙されました笑
日常に潜む身近な恐怖。あいつが1番怪しいけど絶対違うだろうなー何か起こりそうだなーとハラハラしながら一気見。『靴の中の小石』の例えも良かった。
ラスト予想出来た人は居るのだろうか?
感想は控えめにして忘れた頃に読んでまた騙されたい。
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母親視点ということもあって同じ母親として感情移入しやすく一気に読めた。客観的に見たらおかしいような状況を、訝しみながらも拒絶しきれずにいるその理由となる主人公の過去が丁寧に描かれていた。結局過去のあれこれが今に繋がっていくので、まぁ当然といえば当然だけど。
少しずつ不信感が募っていくことになる小さな石ころや、どこにでもありそうな人間模様やちょっとした事件がリアルだなと思った(そういうところも、感情移入できた理由かも)
伊岡さんは家族の描き方が上手だな〜。最後のページは少し泣きそうになった。
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「悪寒」以来の伊岡瞬さん
全然予想もつかなかった結末!
でもよくよく考えるとあちこちにその伏線が見え隠れしてる!
再読するのもいい作品かもしれない!
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りかこ目線で話が繰り広げられていくから
共感していた部分もあったりなかったり…
半分くらいまで地味な嫌がらせがじわじわ続いて
なぜそんな事をする必要があるんだろうと考えていました。
終盤に差し掛かるとハラハラするシーンもあり、今までの事象に合点がついてくる感じが面白くて一気に読めました。
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見事に騙されました。
嫁姑の些細な問題はあるものの夫の秀嗣と一人息子の洸太と幸せに暮らしていた里佳子。そこに21年間も音信不通だったという夫の兄、優平が現れて里佳子たちの平穏な暮らしが乱されていく。
優平はまさに闖入者。何らかの裏があって家族に近づき、この後どんなことをしでかすのか……ハラハラ読んでました。著者の思惑通りです、はい。
確かに里佳子の潔癖さというか、ちょっと神経質なところはすごく気になった。特にバス停の他のママたちのことを冷静に分析して信頼できるできないと分けているところや、決して本心は明かさず表面上は話を合わせても心の中では見下しているようなところは、『あーこういう人とはママ友にもなれないやー』と思ったけれど。
まさか、父親や姉までも殺害していたとは…
優平が事のからくりに気付かなかったら、いずれは姑や母親も利用されて殺されていたのかも…
ミステリーもので、ここまで見事に騙されたのは久しぶりだったので、読後感は最高でした。
序盤から中盤、ラストまで、物語がダレることもなく文章も展開もテンポがいいのであっという間に読み切った。面白かったです。
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1番怪しいと思っていた人物ではなく、この人だったんだ…といった感じでした。
終盤になるにつれて、こんな家庭環境・人間関係だったらこうなるかもなぁと切ない気持ちになりました。
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面白かったです
個人的に
【人間は自分がやられたら嫌な事を他人にする生き物】
と考えてます
※悪口を嫌がる人は、結局裏で陰口を言い
※マウントとられるのが嫌な人は他人にマウントをとる
※今の世界もそうですが、奪われるのが嫌いな人は先に奪い取ろうとする
とくに勘繰りを入れる人がよくいますが
【その勘ぐっている内容は、その勘ぐってる人間の思考を公表している】と思ってます。
簡単にいうと、その様なシチュエーションに陥ったりした場合にその勘ぐってる人はそれを選択するから思い付く。
自分も時折そういう気持ちは生まれますが、その内容を自分に問いかけ それをしないように心がけるようにはしてます。
出来てるかどうかは知りませんが(笑)
そして勘ぐってる通りに相手が行動してても
放っておきます
やったことは、やった人に戻ってきますからね。
そんな感じの内容でしたm(。_。)m
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最初は義兄が怪しいな〜と思って進めてみたら最後のどんでん返しがすごい!これぞミステリー作品だと思った…家族にも知らないことがあって結局人間の集合体なんだなと…知らなくていいこともあるよね…作品名の"不審者"が一体誰なのか、最後まで分からない内容で面白すぎた!
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伊岡瞬さんの著書、題名に惹かれ初めて読みましたが題名や背表紙の文面から悲しい事件性に絡んだ話しを想像したが面白かった。最後のまさかの展開がインパクトありました。他の伊岡氏の本も読みたい。
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夫の両親が離婚して夫は母親と、兄は父親と暮らすことになった。
長いこと会ったことが無かったのに、ある日夫は兄だと言う男と共に帰宅した。
けれど一緒に暮らす夫の母はそれが息子だと分からないようだ。
妻の里佳子の中に芽生える不信感。
里佳子が望むのは自分と夫と息子三人の平穏な生活なのに、男が狙うのは何なのか。
次の展開が気になって読み進めたが、ラストは・・・う~ん。
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イヤミスっぽいなーと思いながら読み進め、優平が怪しいは怪しいんだけど、このままやっぱり優平が怪しかった!で終わるのも普通すぎるし、きっとミスリードされてるんだろうなと思いつつ、そう来たか!って感じでした。
優平の正体についてはちょっと強引すぎでは?って思ったけど、秀嗣もなんだかなーって感じだし、、まともな人が一人もいなかったなぁ、、というのが率直な感想。
まぁでもイッキに読ませられましたw
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相変わらず、夢中で読まされる。
日常の中に入ってきた異物。
20年以上音信不通の夫の兄。
そこから起こる、出来事と疑惑。
最後の展開は、そうなるとは予測出来なかった。
なんか怖いわぁ。
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夫と息子と義母と暮らす里佳子。ある日突然二十年以上行方不明だった夫の兄が現れ生活に入り込んでくる話。物忘れが酷くなった義母は息子ではないと言い、この義兄が現れたことにより不可解な出来事が起こり始め不信感しか抱かない。里佳子に感情移入して読み進めるから不安や焦りがダイレクトに伝わり何が起こるのか読み進めるのが怖くなる。この人間が1番怖いよなってなるゾワゾワ感がほんまに伊岡さんの小説読んでるって気になる。
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序章がなかったかのように進むことから、主人公への違和感が生まれた。
もやもやしつつも「主人公だから」で進んでいたら、、、という流れは、アクロイドでも経験したもの。この手のトリックは、たまに読む分には悪くない
作中のストーリーはどんどん面白く進んでいくのは、文章の上手さだろう。治子と優平の関係性がちょっと腑に落ちず、そこがもやもやする。
最後の最後で序章に帰るところはよかった。
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「アクロイド殺人」的なオチ(第一人称が犯人)
急に現れたお義兄さんが「不審者」と主人公はずっと考えている(小心者の「リトル」なので言えない)が、不審者は結局自分。
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日常に潜む身近な恐怖。
小さなことから始まったズレ、のような変化
主人公を徐々に追い詰めていく
自分を主人公に置き換えて読むと
めちゃくちゃハラハラできます。
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やられた。
嘘つきな語り手、の手法だが全く気づかなかった。
ママ友から、お兄さんは実は正義の味方で。。と聞くあたりまで。そこからやっと主人公に疑いを持てた。つまり作者の思う壺。
思い返せば伏線はあった。都合の悪いことは無かったことにする天才、と母親を称していたが、主人公も洸太の養子縁組前の名前、洸一の死(序盤で6年前のことを思い出しそうになったときに自分で考えることをやめることを選んでいた)を無かったことにしていたではないか。
つまり他にもなかったことにしていることがある→父親との過去、父と姉を殺めたことは無かったことになっている。
怪しい義理の兄、そもそも兄なのかすら怪しい、家の中で起こる不可解なでも些末な変事、それらの行方や早く暴かれないかどうかだけが気になって全く主人公を疑わなかった。
何かに気を取られると、他の違和感に気が付かなくなる。見事にやられてしまいました。
でもそんなふうに視野が狭かったおかげでこの物語を、どんでん返しを最大限に楽しめたのでよしとする。
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会社員の夫、5歳の息子、義母と4人で暮らす里佳子はフリーの校閲者として都内で暮らしていた
平穏な日々を送っていたある日、夫が突然、20年以上行方不明になっていた兄を連れて帰って来た
いきなり現れた兄の存在に不信感を募らせる里佳子
だが、夫の一存で居候させることになってしまう
それ以降、里佳子の周辺で不審な出来事が起こるようになる
・
自分の家に他人が土足でどかどかっと入って来るような不快感、違和感がじわじわくる
エピローグから息子がキーワードだろうな…とは思っていたけど、なるほど!そう来たか!
作中に『靴の中に入り込んだ小石』という表現があるけど、まさにそういう心情で読み進めた
里佳子に共感はできないけど同情はする
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イヤミスだなぁと...
折尾里佳子 33歳。旧姓、小川。フリーの校正、校閲者。在宅ワーク時に生後3ヶ月の息子、洸一を乳幼児突然死症候群で失う。夫、息子、義母と同居。
折尾秀嗣 35歳。里佳子の夫。食品メーカーの総務部。
折尾洸太 5歳、幼稚園生。鉄道が好き。
折尾治子 75歳。秀嗣の母。我が強いが最近忘れっぽくなっている。
片柳優一 38歳。秀嗣の兄。21年前に離婚して父と出て行ったっきりだったが、突如折尾家に現れた。IT関連の仕事をしている。
岩崎千紗 阿礼くんママ ハキハキ系
栗原由香利 賢すぐるくんママ セレブ系
横川亜美 柑奈ちゃんママ ラテン系
仲田果保 鉄平くんママ
緒方省 里佳子の同級生。ライター
小川まさ枝 63歳。里佳子の母
小川潔 里佳子の父。川釣りに行って行方不明になり、川に流されての事故死と判断される
小川木之美 里佳子の姉。息子を出産して3ヶ月後、父が亡くなった同じ川で死亡。子供は里佳子夫妻の養子となって折尾洸太として育てられている。
<ネタバレ>
21年ぶりに現れた秀嗣の兄、優一の存在が、平穏?に暮らしている里佳子をしだいに脅かしていく。優一を不審に思う里佳子。暴かれていく里佳子の過去。
里佳子の父は里佳子が小学生の時から酔うと性的虐待を強いていた。台風明けの風が強い日、釣りに出た父を里佳子は川に突き落とした。さらに秀嗣の子供を産んだ姉の木之美も川に突き落とし、その子供を自分の息子として、洸太と名付けて育てる。折尾家の近所で動物の遺体投げ込みやアポ電詐欺など事件が起きる。折尾治子も自宅の階段を踏み外すなど、救急車を呼ぶ怪我をする。刑事である優一は母親を心配し、周辺の事件を調査、里佳子を不審に思い、21年ぶりに折尾家に現れ、里佳子を対象に潜入捜査する。優一に追い詰められ里佳子は。。。?!
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不審者というタイトルから、付き纏われるのかなと思ったら、思いのほかグイグイ侵食してくるし。ずーっとモヤモヤしつつ最後は一気にスピード感が増す。
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読み進めるにしたがって感じるじわじわっとした恐怖感、そして違和感。
何が起こるのかを期待して読み進めるサスペンスストーリ。
ストーリとしては、
夫、息子、義母と暮らす里佳子のもとに、突然現れた優平。二十年間以上音信不通だった夫の秀嗣の兄。
そして、優平が居候することから、起こる不可解な出来事。
優平はいったい何者なのか?
里佳子の不安感。さらに、優平に対する疑心暗鬼の心が、読み進めていくうちにじわじわっと積み重なってきて、読み手である自分自身もざわついています。
そして、そこには里佳子自身への違和感も感じて、もやもやしながら、なんだ、この感じは?って読み進めることになります。
そして、明らかになる真実と結末!
といった展開。
これもイヤミスの部類なのかな。
どちらかというと嫌いな部類の物語でした(笑)
Posted by ブクログ
何となく不快な気持ちのまま、続きが気になってすいすいと読み進めてしまいました。
なるほど、こういうタイプの話だったのですね。
終盤になって明かされた内容には驚かされましたが、何か強引というか荒っぽいというか、少し雑なような気がしてしまいました。
伊岡瞬さんの作品は好きでたくさん読んでいますが、今回は私には今ひとつだったかな…と思いました。
他の作品の主人公がチラッと登場するあたり、心憎いというか…これだから伊岡さん作品は読まずにいられない訳です(笑)