佐藤健太郎(ライター)のレビュー一覧
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国道の本って一体何が書いてあるのか、と思い手に取ったら、国道フェチというか国道マニアの存在に驚き、紹介されている不思議な国道(階段国道、車が通ることが出来ないほど狭い国道、ものすごく短い国道などなど)、果ては「酷道」なる趣味まで、その奥の深さに感心。
また一つ新しい世界を垣間見てしまった。Posted by ブクログ -
サブタイトルは「人類の夢をかなえる最新研究15」とあり、「不老不死」になれるか?、「やせる薬」を作ってください、「花粉症」を治せますか、「若く美しく」してくださいなど身近なテーマが取り上げられている。
化学と言う理系でもない限り進んでこの分野の本を読む気がわいてこない。そのため、サトウ博士とサト...続きを読むPosted by ブクログ -
『小説宝石』の連載から新書化された化学の話15コ。博士と奥さんの対話形式で非常に読みやすく,ネタも薬や調味料からエネルギー問題や宇宙やドラえもんまで幅広くて楽しい。
著者はちゃんとした化学ライターなので,世間に流布する科学的に怪しげなことをきっちり怪しんでいるのも大事なところ。例えば最近話題の?血液...続きを読むPosted by ブクログ -
化学の本。
こちらも職場の方にお借りしました。
国道ではなくこちらが本業だそうで
身近な物事を化学的な目線で
でもわかりやすく読めました。
そして化学とは関係なしに
博士とショーコさんの仲の良さが素敵でした。Posted by ブクログ -
国道の本。
職場の方にお借りしました。
鉄道に比べたらマイナーなご趣味ですが
マニアの世界はとても奥深いですね。
ドライブは好きですが国道について深く考えたことなかったな。Posted by ブクログ -
好きな著者の一人、佐藤健太郎氏の新作。
博士とその妻の会話形式で、最新科学技術を説明していくもの。
世間にはまだ浸透していないが、目から鱗ものの凄い新技術が沢山登場している。
こういったネタは週1くらいでどんどん目にしていきたいのだが、それを練り上げる作者の苦労を考えるとその意見は申し訳ないか...続きを読むPosted by ブクログ -
化学の最前線では今、どんな研究が進行中で、どんな夢がかなえられようとしているのかを対話形式で面白おかしく且つ解りやすく説明、脱線してもその情報が又おもしろくためになる。
読んでいて楽しく夢があり、化学の根幹も学べる。
続編又はシリーズ化期待。Posted by ブクログ -
タモリ倶楽部3時間スペシャルが出来そうなボリュームとクオリティ。なるほど、こう書かれると国道は確かに楽しい。新書らしい、かっちりとした構成なのだが、サイエンスライターとして難しいことを楽しく読ませる著者の腕前でどんどん読める。Posted by ブクログ
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本書は2010年科学ジャーナリスト賞を受賞した著書であり、著者自身が、医薬品メーカーの研究職の経歴があるため、業界裏事情を本音で書いた巧著である。
全世界で78兆円の市場の医薬品業界。
1位がアメリカで42兆円、二位が日本で7兆円。
凄い金額が動いている業界である。
日本とアメリカの違いにビックリす...続きを読むPosted by ブクログ -
『炭素文明論』の著者の、まったくの趣味の本とみえる。国道の「おにぎり」看板は確かに蒐集心をくすぐるものがあり、未見の番号の国道はいったいどのような風景なのかと空想することは楽しい。Posted by ブクログ
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週末に東京近郊を歩いていますが、車じゃなくてもやはり国道にはいろいろお世話になっています。自動車目線の内容がほとんどですが、興味深い標識などは歩いて見に行ってもいいかな、と思いました。Posted by ブクログ
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化学物質が歴史に果たした役割について、生命、心、エネルギーの分野でまとめている。
炭化水素は油のような性質になるが、酸素や窒素が加わると分子内の電荷の偏りによって水になじみやすくなる。炭素と酸素や窒素との結合は離れやすいため、反応性が高い。
香辛料の多くは、フェニルアラニンが変換されてつくられて...続きを読むPosted by ブクログ -
傑作である「スパイス、爆薬、医薬品」にひけを取らない良書。海外経験のない日本人研究者がこれほど読みやすい文章を書け、俯瞰的視点が持てるとは驚き。
・イギリスは阿片の自国流通は厳しく規制
・狩猟時代の1日の労働時間は3時間程度
・人体が甘味を感じる仕組みは謎。各種甘味料の構造式に共通点無し
・将棋の「...続きを読むPosted by ブクログ -
化学の知識無しでOKな楽しい読み物。作者の意図の通り化学への関心をそそり、かつ人の業を感じるような内容もちらほら。勉強になるわけではないけど良い読書体験が出来るPosted by ブクログ
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食べ物にしても、着るものにしても、住むところにしても、そして僕らの体も、あらゆるところに炭素化合物がある。炭素なくして文明は発生しなかったし成立もしない。本書は、炭素からなるいくつかの物質が、それぞれどのように人類史に関わってきたかを説く。この手の話は好きなのだ。人類最大の友・エタノールだとか、世界...続きを読むPosted by ブクログ