青井秋のレビュー一覧

  • 百年結晶目録
    砂漠の金剛石と呼ばれた鉱石を食べる虹の瞳を持つ少年と彼と出会い共に旅をすることになった学者の話。
    素晴らしい。人と関わることを避けて生きてきた少年が学者と旅をすることでいろんな人と出会い、いろんなことを知り、いろんな想いを知る。
    学者と旅をすることで少年がどんどん形作られていくのがいい。静かに進んで...続きを読む
  • 百年結晶目録
    珠玉の…っていう表現がぴったりな、とても美しい話でした。
    今回も隅々まできめ細やかに描かれていてため息です。今回のノンブル脇のミニイラストは鉱石でキュンとします。

    旅人の学者ベントが出会った虹色の瞳を持つ少年イーリス。イーリスは幼く見えるけど25歳で、しかも鉱石だけを食すのです。
    ファンタジックな...続きを読む
  • 君によせるブルー
    やっぱり青井さん良いです…!
    この雰囲気が大好き!!
    表題作の高校生モノとっても可愛かった!受けが可愛い!繊細そうで可愛い雰囲気なのに方言とかやばい可愛かったです!
    あとラストの脚本家ファンタジーも好きな雰囲気でした~!
  • 君によせるブルー
    青井さんの描かれる青年たちはいつも清楚で清潔なイメージ。
    どこまでも透き通った無垢で純粋な恋に心洗われるようです。
    おとぎ話とか童話を読んでる感じもする。好きだな。
  • 君によせるブルー
    透明な空気感がなんともええよぉ〜。
    ひとの運命を綴る脚本家のおはなしの『雨のゆめふる』がすばらしすぎる…!
  • 君によせるブルー
    派手さは無いけれど、しみじみとさせる良心的で繊細な作風がとても好きです。忘れかけていた初々しい気持ちが、ここにはあります…

    「アザーブルー」は、島の漁港に住む高校生と東京からやって来た転校生の甘酸っぱい恋物語。島の風景がとても美しく描写されていて、彼らの気持ちを反映しているかのよう。
    海の色や空の...続きを読む
  • 爪先に光路図
    繊細な絵とお話を描かれる作家さんです。
    多分好きなものが自分と近いので、毎回モチーフのどれもが素敵で。
    ステラリウムと一緒に購入しましたが、どうもBLでファンタジーが苦手のようでこちらの方が好みでした。
    緻密に描かれた植物がたまらないです。
    多分、鉱石もお好きじゃないかと思っていたら、Cannaで連...続きを読む
  • ステラリウム

    やっぱりイイなぁ

    青井さん独自の世界観は緻密で美しく関係性はBLだと言い切るには曖昧な雰囲気があって人間愛のよーな印象。平素の私であれば物足りないっと感じる類いなんですが、作品の持つ異次元感とそこに住む人々の「温度のなさそうな優しさ」に呑まれちゃうとゆーか読了後は不思議な満足感があります。本作のは表題作とスピンオフに...続きを読む
  • ステラリウム
    ファンタジーの中のファンタジー。
    『巷にあふれている、いわゆるBL』を望むのならこれは肩透かしかもしれない。
    でも美しくきれいな絵とストーリーは一読の価値があると思う。
    私は大好き。
  • ステラリウム
    隅々まで堪能しました。控えめで繊細な作風だけど、いつまでも心に残ります。
    タイトルがいいですよね。星を製造するなんて、夢だったりファンタジーだったりSFだったり…あらゆる想像ができてしまいます。
    なのに、先端を行くというカッコよさじゃなくて、どことなくノスタルジック。
    自然や宇宙をテーマにした作品に...続きを読む
  • 爪先に光路図
    超好み。どこに惹きつけられたか説明できないほど理屈抜きによかったです。肌に合うかんじ。
    絵柄が、硬質なのに繊細で美しくてストーリーの世界観そのもの。ボタニカル風な緻密さにもうっとり…
    しかしながら、他の方の小説でのイラストでお見かけした時には、何の食指も動かなかったんですよね。パッと人目を引くという...続きを読む
  • ステラリウム
    長野まゆみ好きは好きだろう、という感想を見かけて購入。
    はい。好きです。

    このカップル萌えー、ではなく、作品の空気感と設定がまるっと好みで、恋愛とかは二の次って感じで好き。
    星を作る科学者と、その作業中にうっかりで生まれてしまった男の子の話が表題作。
    だが、巻末にあった、二酸化炭素を取り込んで光合...続きを読む
  • 爪先に光路図
    やばいめちゃめちゃ好みだった…
    背景まで描き込み細かくて、雰囲気が大好きです

    表題作は菌類学者と助手バイトの大学生のお話
    派手さは皆無ですが、静かな森の中で二人が少しずつ近づいていく様子が素敵でした
    他2本の短編が収録されていて、それぞれ上手くまとまっていてとても良かったです
    短編だと読み足りない...続きを読む
  • 爪先に光路図
    表紙に惹かれ購入。すっごい良かった〜!!表紙のイメージのまんま、とっても素敵なお話ばかり。独特の不思議な世界観がすごくいい!キノコや森や魚等の繊細で美しい絵も素晴らしい。とにかく全部が好き!どれももっと読んでみたいお話ばかりでした。これから注目の作家さまです。
  • 爪先に光路図
    理科室の匂いがするまんが。頁数の横にまでポツポツ入ってるイラストがかわいい。綿密な線で綺麗な話を描く作家さんだなー。各話にその後の日常がちょっとずつ描かれてるのもうれしかった。
    「さかなの体温」が好み。
  • 妖魔と下僕の契約条件 1
    一度処分したのですが、続編を読んで、また買いました
    なんかドキドキしますね、司野と正路のからみ
    悠久の時を生きてきたものと、現在を生きなければいけないものとの出会い
    生きてゆくのは大変だけど、かけがえのない相手に出会えて幸せを実感していくのかな
  • 妖魔と下僕の契約条件 5
    プロローグ/巻き戻された時間/絡まった糸/小さな手で/
    役立たずの意地/結びつく心/エピローグ

    五歳児の寸法では、できることがとっても少なくなりますよね……
    カギロイの術は解けるのかしら??
  • 妖魔と下僕の契約条件 5
    レーベルが消失したため、途中で終わってしまった「妖魔な俺様と下僕な僕」を角川文庫で完全リライトして発表したもの。前作よりも司野が大人びていて、高級マンションに住むよりも古びた昭和の店舗兼住宅に住む方が合っていて私は好き。司野の俺様ぶりは相変わらずたけど、正路の心の中のツッコミが面白くてツボる。BLと...続きを読む
  • 妖魔と下僕の契約条件 3
    ロンドン好きだし、ロンドンでちょっと大胆になる司野がよき。
    久々の風邪で頭痛いんですけど一時忘れるくらいには2人の距離の縮まりに色々もっていかれました

    2023.9.2
    145
  • 妖魔と下僕の契約条件 1
    私、この作家さん好きなんだよなぁ。
    あとがきにあった、作者自身がいう「なれそめ厨」、多分私もそうなんです。

    誰かと誰かぎ出会い、互いを他に変えがたいものと認識し、魂を寄り添わせていくその過程、を愛する、という作者の作品なので、私も好きになっちゃうんだろうな。

    大学落ちてバイトクビになって、事故で...続きを読む