風野真知雄のレビュー一覧
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この本はすごい。
わるじいシリーズのような笑いもありつつ、運命や陰謀といった筋も並行して、進み、少しずつ明らかになっていく。
このシリーズに出会えてよかったなと思う。Posted by ブクログ -
あー、もう一文一文が愛おしい。読み進めるのがもったいない。あっという間に読んでしまった。じいが、雨宮に対して、口に出さずにディスるくだりがたまりません!桃子の父で、珠子の夫なので、がまんするしかない。ええい!という心の叫びがにじみ出る義剣シリーズです。Posted by ブクログ
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江戸での大地震直後の話。能登半島地震と重なって小説を読んでる感は全くなくなりました。今できることから始めるも、全く一緒です。この本のおかげで、なんだか気持ちが楽になった気がします。このタイミングで読んだこと、とても良かったPosted by ブクログ
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わるじい秘剣帖シリーズ全10巻、わるじい慈剣帖シリーズ全10巻に続くのがこのシリーズ始まりの1巻目。
読みながらニヤニヤ、ふふふ、、、と。
笑みが溢れ、ニヤつく私。
年寄りの孫可愛さには、親には理解できぬものがある。
その機微が、実によく描かれている。
しかもその主人公、愛坂桃太郎が実に魅力的な...続きを読むPosted by ブクログ -
もうすっかり夏木ニ左藤村のファンになりました。幼馴染みに水泳仲間に定年後に親しくなるのもいいかと。長く生きてきた経験から事件を解決できるのは年の功=人が生きていく1番大切な部分ってこと。歳をとるとか何もしないで生きてればいいとか間違えたことだし 自分だって歳とるかんね。お七の幽霊話がおみつだった、推...続きを読むPosted by ブクログ
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連続した、続け様に読み込んだ、これだけ読むなんてよっぽどお気に入りかな〜、にしても同じ展開で同じ登場人物で、でも時系列はちゃんとあって、流れる様に楽しいから。加代の居場所が夏木さんの家とか面白いし、あーここから仲良くなって女性版の初秋亭が出来上がり=これが新なのか。菊代さんの相談事の会が面白いですね...続きを読むPosted by ブクログ
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今年からちょっとずつ新しい時代小説家を見つける作業をしているけど、また見つけたね。梶よう子さんがどんどん面白くて更にどっぷり浸かるけど、男性がなかなかいないのです。気の置けない3人が江戸の街で起きる事件を解決する話だけど、ドス黒くないのがいい、子供が殺される事件あるけど現代でも必ず起こりうる目を背け...続きを読むPosted by ブクログ
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怨恨の石の藤村はかっこよかったです、現役引退後なので捕物がなくて、強いとはわかっていても、発揮する所なかった。場面も緊迫感あるし、一進一退するし、ちょっと出かけて来る感じで大きな仕事をしているって、あとは本当に依頼が多くて、面白いから。知らない間に女性陣が会社を始めているって、虎山の絡みも4人ではな...続きを読むPosted by ブクログ
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7冊目、だね。早春工房とはこれいかに。最後の最後に奥様方を出す所もにくいよね。知恵を出し合い新しい発想して売り上げを伸ばす、七右エ門の商売の一年分を1か月で叩き出すとか凄いって事。お金儲けではなくて生きてる実感があるし 前回から鮫蔵の回復振りを挟んで来ていて藤村が親身になっている場面が好きかも。大な...続きを読むPosted by ブクログ
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未だに分からないが新が付くのと付かないのと、元祖って事なのか、その割には繋がっていないよ、どっちも今起こった物語の雰囲気だし、新しい古いも見当たらない。何だろうか、夏木さんの卒中がある様に時系列はあるんだが、正直どこから読んでも読めるし、というか面白いし、あっという間に読み終わった。何だろうか、よろ...続きを読むPosted by ブクログ
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大江戸定年組に新大江戸定年組に、まるで計っているような連続性、という事で続けて読みます。もはや安定の深川の街並みに藤村夏木仁左衛門が出ている。文末に鮫蔵が語られるのも変わった趣向で良いかと しょっ引くほどではない事件と解決とで 人が死ぬとかないのがいい1番良い。同郷と知って尚更に読むスピードが増えた...続きを読むPosted by ブクログ
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大江戸定年組5冊に、新大江戸定年組2冊に立て続けに読んでしまう、読めば読むほど面白いし、新の方では会話する相手が今度は回想して語るという新しい手法が出ていた、厚みに深みに出ているし、うーんやっぱり面白い。慶次縁側日記の雰囲気がするから、このあと6巻が出るのだろうかな、ゲジゲジ党の話が出るのだろうかな...続きを読むPosted by ブクログ
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あっなんだかわかった気がする。新大江戸は書き下ろしで 大江戸は再版なのでは。それがたまたま同時進行していて、たまたま読み始める自分がいるってことでは。うーん私は誰と話をしているのだろうか。でも当たっている気がする。でもなあそれだと大江戸の再版の続き番号でもいいのかとPosted by ブクログ
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いやぁ面白かった!さすがだわ。私の中では、畠山さんのおけら長屋とこのシリーズはもう鉄板!
桃子の敷地の長屋に空きが出来たときから、じいじが入ることを狙ってた私のような読者さんも多かったのでは?だって、サブタイトルが「またですか」ですもの。
あぁー、早く続きが見たい!Posted by ブクログ -
江戸時代×食べ物×ミステリーという題材が面白くてずっと追いかけていた味見方同心シリーズついに完結。
1番始めの第一巻で衝撃のラストからの主人公交代という衝撃的な展開からこれは面白いぞ…!!と思って新刊が出るのをいつも楽しみにしていました。
時代小説はあまり読まない方だったのですが、くどさがなくてサラ...続きを読む匿名 -
風野真知雄さんの時代小説はどれも読みやすいのですが、こちらは慣れるのに時間がかかりました。
でも、読み進んで行くうちに、読み終わるまで眠れない様な気持ちになりました。
時代小説を読むのに、私は江戸時代が好きなのですが、戦国時代も面白いなと思いました。
最後の出版日を見ると、風野さんの若い頃の作品の様...続きを読む -
今回も面白い話でした。
でも、ストーリーに首が出てくると怖く感じるのは不思議ですね〜。私は特に怖がりなので、昼間に読めば良かったかな。
そして、風野真知雄さんの根岸肥前の話は、切なくなるのですよね。人間の切なさが今回もしっかりでした。