風野真知雄のレビュー一覧

  • わるじい慈剣帖 : 5 あるいたぞ
    風野真知雄さんのシリーズ。
    たくさんのシリーズをすでに読破している。
    色々な作家の時代小説をたくさん読んできた。

    時々、こうして新刊の本を読むとほっとする。
    風野真知雄さんの本は、みな読みやすくそこに流れる空気感はいつも優しい。
    文章流れも間もいいし余韻もある。

    今回は桃子がついに歩く!
    親バカ...続きを読む
  • わるじい慈剣帖 : 3 こわいぞお
    内容(「BOOK」データベースより)
    楓川の畔にある、ひと際大きな柳の木。その下に夜な夜な無言の美女が立つ。すわ、幽霊か?おまけに、美女は毎晩違う女だそうだ。近頃、孫の桃子が夜泣きをするのは、この奇妙な幽霊のせいではないか。元目付の愛坂桃太郎は、かわいい孫の安寧のため、さっそく調べを開始する。孫を背...続きを読む
  • わるじい慈剣帖 : 1 いまいくぞ
    内容(「BOOK」データベースより)
    “鬼殺しの桃太郎”と異名をとった元目付の愛坂桃太郎も隠居して三年。今では倅の仁吾が外でつくった孫の桃子にすっかり骨抜きである。だが、大怪我をした仁吾の代わりに目付に復帰するように申しつけられ、なんと鎌倉まで出張ることに。折しも、江戸で火事が起こり、桃子と母親の珠...続きを読む
  • 幻魔斬り 四十郎化け物始末 3
    今までの話は、化け物同心四十郎誕生の序章だったのですね。続きを是非。等身大の四十郎の苦労話、どこかほっとします
  • 妖かし斬り 四十郎化け物始末 1
    本当はお化けが大嫌いな四十郎の苦労話です。心に闇、人がお化け
    四十郎って「眠れない凶四郎」とカラス繋がりあり
  • 潜入 味見方同心(一) 恋のぬるぬる膳

    潜入 味見方同心

    兄嫁が戻ってきて、主人公の想いの行方が気になるところですね
    案外、「絵描き」の娘と結ばれたりして

    料理を通して、「下手人」の心理・犯行動機を己独自の角度で読み解く処が、ほかの捕物帳と違って引き付けられます
    さぁて、将軍をどんな方法で「毒殺」するのやら、また如何にして、防ぐのやらが楽しみです...続きを読む
  • 眠れない凶四郎(五) 耳袋秘帖
    心の隅から隅まで善良で綺麗でなくてもいい。せめて真ん中あたりは…
    凶四郎の思いです

    耳袋秘帖シリーズ愛読者なら誰でも知ってるしめさん登場。実はしめさん、誰よりも大事な脇役なのかしら。ふふふ。
  • 眠れない凶四郎(四) 耳袋秘帖
    風野真知雄さんは、いい!
    何がいいかって?
    それは文章の中に流れる作家さんの個性なのか、
    いつも優しさが溢れている。

    耳袋シリーズのスピンオフとも言えるこのシリーズ。
    相変わらず根岸奉行はかっこいいし、中に出てくる根岸の家臣とも言えるキャラたちも健在!!
  • 風の囁き 妻は、くノ一 4
    今回もテンポよく。でも、彦馬と織江はまた離れてしまったけど、彦馬は確信を持てたのでは。次巻に期待。雅江母さんが心強い。鳥居が次はどう仕掛けてくる?
  • 大名やくざ
    久々に単純で痛快な時代小説を楽しみました。たまにはいい。
    武士は農民から年貢をカツアゲしてるようなもの!ヤクザと同じじゃないか!
    と主人公、水天宮の虎は言ってます

  • 当たらぬが八卦 占い同心 鬼堂民斎
    意地悪で了簡が狭く小心で見栄っ張り
    いい加減で上には弱く下には滅法強く、自分さえ良ければいい。けちのくせに他人の金にはだらしない。しかも口が臭い
    これが民斎の上役だそうです
    話はよくある話
    そして鬼ヶ島?松浦静山?雙星?
    どこかで聞いたことのある人物が登場してきたなぁと思ってると、話は終わってしまい...続きを読む
  • 同心 亀無剣之介 やぶ医者殺し
    モジャモジャ頭で風采がちっとも上がらないあの!同心。
    亀無剣之介が帰ってきた。役者でも通るような美形でやり手の隣に住む与力、松田。その妹で、出戻りのお志保も健在。
    亡き妻の残した一人娘、おみちもますます元気。

    そんな同心の見てくれとは違い、推理力は飛び抜けて今回も3つの事件を大解決。
  • 潜入 味見方同心(一) 恋のぬるぬる膳
    味見方同心の第二シリーズ1巻。

    第一シリーズの終わりから、きっと2人は幸せに暮らしているのでしょう…と思いきや!な始まりだったので、思わず「えー!!」と声が出てしまいましたが、新たな登場人物を交え、新たな大きな謎に立ち向かう魚之進の活躍が今後も楽しみです。
  • 潜入 味見方同心(二) 陰膳だらけの宴
    第二巻、じわじわと魚之進への周りの評価が上がってき他感じが。町での小さな謎はすっと終わりますが、今回のシリーズは、シリーズ通してになるのか大きな謎が2つ。魚之進大忙し!
    しかし、江戸の武士は月の半分が非番だった…この記述にいいなぁ…と羨む思いです。
  • 星影の女 妻は、くノ一 2
    今回は、彦馬と織江の絡みが少なくて少し寂しかったかなぁ。それぞれのお話は楽しく拝読。最後の最後は、少し哀しかったけど、それは未来の幸せを盛り上げるための障害と想いたい。
  • 潜入 味見方同心(一) 恋のぬるぬる膳
    味見方同心の魚之進。南町奉行から密命を受けている。
    食べ物の動向を探れば、その裏の悪行を見つけることができると。

    なんでも良くできる波之進が亡くなり、引き継いだ魚之進。今回も不思議な料理で大儲けする料理屋を探ると。。。



    風野真知雄さんの本は、とってもほっとする。
    人情にも溢れ、文章は愛情溢れ...続きを読む
  • 妻は、くノ一
    時代劇、いや、時代活劇を、観てるようです。アクション、人情、恋愛、推理、そして、時代背景と、エンターテイメント感満載。あまりにあっという間に読み終えてしまうのが残念。早く次の巻へ。彦馬と織江はいつどこで再会できるのか楽しみです。
  • 潜入 味見方同心(二) 陰膳だらけの宴

    成長してる

    魚乃進が成長してます。今後の活躍が楽しみ
  • 嘘つき 女だてら 麻布わけあり酒場8
    内容(「BOOK」データベースより)
    開明派を憎む鳥居耀蔵がとうとう南町奉行に就任。弾圧の機運高まる麻布の町で、居酒屋の女将・小鈴は恋仲の男とそば屋にいた。店の女将が店主に“そば切りが十八、うどんが二十六”という不思議な注文を告げるのを見た小鈴は、謎を解くうち自分たち二人の行く末まで悟る。さらに小鈴...続きを読む
  • 筒井順慶 勝機を見ぬいた知将

    現代にも通じるリーダー像

    変化の激しかった戦国時代の中で、私欲を捨てて自国大和の安泰に主眼を置き、動静を判断した武将の生涯が書かれています。

    現在話題の明智光秀との関係も描かれ、時代を別の角度から眺められる作品となっています。