井川意高のレビュー一覧
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筆者の井川意高氏は、大王製紙の創業家の三代目にあたる。東大法学部を卒業した後、大王製紙に入社し、一種の帝王教育を受けたのち、大王製紙の社長となる。経営者としては、有能な人であったようであり、大王製紙在任中には、いくつかの立派な業績をあげている。
井川氏が有名になったのはしかし、大王製紙の経営者として...続きを読むPosted by ブクログ -
前作が入獄するまでの執筆であったのに対し、本書は刑期を終えた後なので、獄中の様子、出獄後の生活、そして父のことや会社のことが書かれている。特に晩年の父との関係は、人間ドラマとしても心に響く。
本書でのもう1つの特徴は、大王製紙における井川家追放の舞台裏を生々しく描いていることで、これは、亡き父高雄の...続きを読むPosted by ブクログ -
バカラ賭博の資金を大王製紙の関連会社から融資させ、特別背任で有罪となった著者の半生記かつ反省記。本書を読むと学生時代は遊んでばかりのようだが、根っから頭が良いか、勉強で努力したか、かなり知性が高いようで、論理的かつ分かりやすい記述で、読んで面白い。創業家の長男ということで、遊び方も豪快で、交友関係も...続きを読むPosted by ブクログ
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この二人の刑務所経験者の対談はすごく楽しいものだった。東大という日本トップクラスの大学で学んだ人たちがどのような経緯で刑務所にいくことになったのかという所もすごく興味深く読めました。Posted by ブクログ
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騒動当時の壮絶な内部を暴露した前作の続きのみではなく、亡くなった父への想いを語ったしんみりくる章もあり人間臭さがいいアクセントになっている一冊でした。
性懲りも無く再びバカラに行っていたのはさすがだし、破滅を厭わない張り方をしてこそギャンブラーという考えにはどうしようもないバカだと思いつつ賛同し...続きを読むPosted by ブクログ -
前作『溶ける』が面白く、その続編も購読しましたが、やはり面白かったです。
井川さんの人生は、普段我々が経験できないことばかりで、こんな世界があるんだと改めて思いました。ハマるときはとことんハマり、そしてまた次の関心に移る井川さんの性格が子ども時代の切手収集や釣りなどから脈々と続いていることも分かり、...続きを読むPosted by ブクログ -
前作「熔ける」がおもしろかったので、その続編ともいえるこの本を読んだ。これも前作同様おもしろかった。前作が収監前。今作は収監後に書かれているので、収監の様子やその後の大王製紙がどうなっているのかを、著者の視点から書かれている。この著者のことはよく知らないが、どうも憎めないので、読み手としてもこの著者...続きを読むPosted by ブクログ
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出自は対照的な二人。一方、元大会社の社長、元東大、元受刑者という共通点が多い二人の対談。二人の話は分かりやすくて面白い。
井川さんのは一見恵まれた出自、立場であったものの、大会社の社長という重責を担う不自由な身分。堀江さんは田舎の中で不遇な出自。持ち前のバイタリティーでのし上がる人生。二人の似たよ...続きを読む -
おもしろい本だった。大王製紙の御曹司でカジノで106億円損失した人の自叙伝。とても興味深い内容だった。この本を読むまでは、この人のことを名前ぐらいしか知らなかったが、ホリエモンの友だちで今ではホリエモンのユーチューブなどにも出ている。なんとなく憎めないキャラクターというか、けっこうこの人が出ていると...続きを読むPosted by ブクログ
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読みやすい。東大出てもここまで身を持ち崩すのか、といった転落記としての醍醐味に加えて、仮にも大企業のトップとして働いた実績があり、ビジネスの取り組み方として参考になる記述もある。この方は文才がある。Posted by ブクログ
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井川前会長のギャンブルへの懺悔録となっています。ただし、ギャンブル以外のパートも面白く、ビジネスパートや芸能ゴシップパートなど、様々な顔を持つ本で、井川さんの伝達力、表現力の高さを知ることが出来ました。ギャンブルパートは異次元すぎてフィクションの世界としか思えないのは、庶民には仕方がないですね。Posted by ブクログ
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東大出身で刑務所に入った2人の対談集
特捜から調べを受けるあたりのくだりが面白い。
刑務所によっても食事がおいしかったりおいしくなかったり、刑務官の当たり外れなど、いろいろあるだなと。
ムキムキというのが、無期懲役→仮釈放→無期懲役の略だというのは面白かった。Posted by ブクログ -
このような体験をした方は中々いないので興味深かった。何度か同じ話が繰り返し出てくるがら、そこが作者にとって重要な価値観なのだと感じた。Posted by ブクログ
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2022年52冊目。208ページ、累計14,475ページ。満足度★★★★☆
一般的にはバカラ(賭博)の箇所に注目・興味を抱く人が多いかと思うが、元金融機関の人間として「個人的」にクーデター劇の箇所が非常に興味深く読めた。
後半の親子の愛情を描く部分は、非常にクールな印象の著者だけに、意外感もある...続きを読むPosted by ブクログ -
読み物としては面白いが、ぶっ飛びすぎてて読者の人生にとって参考にはならない。
他の人のレビューにもあるが、せっかく稀有な経験をしているのだから、もっと学びのある書籍になっていればいいのだが。。凄い経験をしているのに言い訳が多すぎる。
ただし、この目線には普通の人は一生立つことがないので、社会を知る上...続きを読むPosted by ブクログ -
多くの人間は経験することがないであろう、お二人の経験した非日常がテンポよく語られており、非常に興味深く面白かったです。
あとがきに堀江さんが寄せられた、
「人間万事塞翁が馬」
「たとえひとたびつまづいて転んだとしても、人間は必ず再び立ち上がれる」
この2つの言葉がとても印象的でした。
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この本の最後は、安倍元総理とのエピソードで締めくくられている。2022年7月8日、その安倍元総理も理不尽な形でこの世から去った。
本が出版された時点では、こんなことが起きるとは思ってもみなかったと思うが、人生が激しければ激しいほど、その終幕は静かなのかな・・・。
特に後半、色々考えさせられる良書で...続きを読むPosted by ブクログ -
決して褒められたことではないけど、一夜で50億溶かすってやっぱ常人では経験できないことなので、凄いなと、、、
人の話として聞く分には刺激的で面白い笑Posted by ブクログ