プラトンのレビュー一覧
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善く生きることとは
「無知の知」や「悪法も法なり」で有名なソクラテス。
彼自身は著作を遺していないのでプラトンによる記録である。
君がもし、国家で起こりうる不正や違法な行為を止めたいと考えるなら......
公人ではなく、私人であるべき。
私にはこの言葉がわからない。
確かにそうだと思う反面、そ...続きを読むPosted by ブクログ -
・死刑宣告を受けたソクラテスが、毒杯をあおるまさにその当日に二人の弟子と交わした最後の対話。「哲学者は死を恐れない。なぜなら哲学することは死ぬことの練習であるからだ」という印象的なテーゼをめぐって対話が進んでいく。
・人間は肉体と魂から成り立っているが、肉体は快楽を目指し、魂は真善美を目指す。そし...続きを読むPosted by ブクログ -
「自然の正義が燦然と輝きでるのは、このときだ。」カリクレス
ソクラテスの弁明というよりも、ソクラテスの強弁。
ただし、「クリトン」時の説得力は素晴らしい。
また、「ゴルギアス」でのカリクレスとの対話も面白い。
特にカリクレスの主張が、ソクラテスも言うように大胆で素直なものである。Posted by ブクログ -
良いこと書いてあるんだけど、なんだかんだで、少年愛がらみの記述に目がいってしまう、ついつい。普遍的な価値について語ろうとするギリシア人たちが、こと「その話題」のときだけは、特殊な文化的背景にもとづく性癖を擁護しまくりというのがね。それが、苦笑をとおりこして、可愛くみえてきた。Posted by ブクログ
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平易で楽しい哲学書。ただの読み物としても面白い。
内容は酒をのみながらみんなでエロスの素晴らしさを語るものだ。性の問題で悩む若者、BL好き、セックスレスカップルはまずこれを読め!Posted by ブクログ -
この書の主なテーマである魂の不滅についての証明は、少々ややこしかった。
それよりは、(プラトンの書く)ソクラテスが死に対してどのような態度で望むか、哲学者として生きるということはどういうことかを述べているところが面白い。
「(哲学者とは)純粋な思惟それ自体のみを用いて、存在するもののそれぞれについ...続きを読むPosted by ブクログ -
ソクラテスがプロタゴラスに徳をテーマに論戦を挑み三段論法炸裂によるカタルシスは痛快というか、物語性がある。
古典新訳文庫は本当に読みやすい。Posted by ブクログ -
齢50にして人生初プラトン
何より光文社古典新訳文庫の大胆な試みと訳のわかりやすさに感謝。高い値段は再読の価値ありの判断で納得です。短い内容であっても1日でプラトンが読めるなんて凄いです~
アレテー(徳)の考察は洞察に富み、過去の拙い認識を改めることができます。
哲学の入門に最適な新訳と思います。Posted by ブクログ -
当時の弁論家、ゴルギアス、ポロス、カリクレスを相手に、ソクラテスが正、不正の問題で論戦をかわす。
(おそらく)作者プラトンの意図とは逆にカリクレスのソクラテスへの徹底的な疑念こそがこの作品の価値になっている。
カリクレスの登場する場面から面白くなります。Posted by ブクログ -
哲学者の代表みたいなソクラテス。
彼自身は著作を残していないのだけれど、
弟子であるプラトンがソクラテスの対話を書き残したため、
今日までその名が残っているんだそうな。
こうしたプラトンの著書はほぼ対話形式になっているので、
小難しいイメージのある哲学書の中では異例的に読みやすくわかりや...続きを読むPosted by ブクログ