法条遥のレビュー一覧

  • バイロケーション
    自身と同じ容姿、行動を取るもう一つの存在「バイロケーション」。 いつの間にか顕れ、そして消えていく自分のコピーを目の当たりにし恐怖に怯える主人公・忍。 突然訪れた日常の破綻に手を差し伸べてきたのは同じくバイロケーションに悩まされる人達で組織された「会」彼らはバイロケーションの存在の抹消を目指していた...続きを読む
  • リアクト
     『リライト』『リビジョン』に続くシリーズ3作目。平たく言うと未来を変えるために過去を望む方向に持っていく話なのだが、実際にあった過去と『リライト』で描かれた過去が混線しながら話が進むため、かなりややこしい。正直理解しきれていない。
     『リライト』で悪役だった雨宮友恵が実質的に主人公となり、『リライ...続きを読む
  • リアクト
    三作目。
    これが、シリーズで一番難解なんじゃないか。
    一作目の設定を、あくまでくだらない自己満足に仕立て上げ、乗ってあげてる的なムードが満載。
    甘酸っぱい恋物語みたいなものは書きたくないんだな、てのはよく分かった。
  • リライブ
    忘れてたけど実はこうで、暗示が解けて思い出したとか、あり?
    リライトは、無くても良かったてこと?
    保彦が最低の自分勝手男だっていいたいだけのラストのような。
  • リアクト
    2018年75冊目。案の定複雑。今回の展開は面白かった。新しい複雑なピースがピッタリとはまっていく爽快感がある。
  • リライト
    2018年72冊目。圧倒的ややこしさ(誉めてます)。タイムパラドックス自体はよく耳にするけれども、それも利用してこれだけの話を思い付けるのが純粋に凄いなと。青春の一ページが、現実に不安な影を落としていきラストに繋がる構成も上手く機能している。
  • 忘却のレーテ(新潮文庫nex)
    2018年68冊目。わかりやすい書き方しているので、途中で仕掛けの大枠はある程度検討はついてくる。その先を期待して読んで、最後まで読んで見えてきた光景が衝撃的で強烈だった。説明もシンプルで分かりやすかったのもポイント高い。
  • 忘却のレーテ(新潮文庫nex)
    最初読んでると、よくわからなくて、違和感が沢山あった。その違和感も、読み進めているうちにだんだん分かってきて、最後でそうゆうことか!!ってなる。そして、また読み返したくなる。理解してから読むと、また違って見える。すごく面白いです。
  • リビジョン
    難解さにクラッときた 「リライト 」の続編。

    未来を映す手鏡で、
    息子の死を視た母の取った行動が、
    未来も、現在、過去までも
    捻じ曲げてゆく・・・。

    読んでいくうちに
    リライト と繋がってゆき。
    消化不良だったことが
    ここでスッキリする仕掛けもあり。
    200ページ サクッと一気読み。
    というか、...続きを読む
  • 忘却のレーテ(新潮文庫nex)
    リライトシリーズからこの作家さんを知ったのですが、今回も、独特な違和感にドキドキしながらページをめくるうちに、あっという間に読み終えてしまいました。
    そしてすぐさま、もう1周読み直しました。
    リライトシリーズといい、どうしても読み返したくなるんですよね。

    リライトシリーズに比べると話の内容がシンプ...続きを読む
  • バイロケーション
    一気読みしてしまった。

    ドッペルゲンガーと似て非なるバイロケーションという
    設定は、突っ込みどころもなくはないけど
    少なくとも作中一貫してブレずに小説の土台として
    このネタを余すところなく使いきっているので
    自分としてはこういうものだと納得して読めたのが
    読後の満足感につながっている気がする。

    ...続きを読む
  • リビジョン
    こちらも1作目の「リライト」と同様に、時間がぐちゃぐちゃになっていく。「リライト」よりもわかりやすく、目に見える形でどんどん書き換わっていく感じが恐くもあり、楽しくもありです。
    「リライト」ともリンクするストーリーで、プロットはいったいどうなってるんだっていうくらい絡み合っていそうです。
  • バイロケーション
    ホラー小説大賞、長編賞受賞作。
    受賞時は20代やったんかな。

    途中で意味が分かった時の、
    あの鳥肌は忘れられへん。
    確かにホラー。こんな…こんな感性、アリかよ?
  • バイロケーション
    正直、裏表紙のこの解説ではあまり惹かれなかったのですが、長編賞受賞という言葉に惹かれて買ってしまったこの作品。ドッペルゲンガーとは異なる、といっても自分そっくりサンと出会って
    ドタバタ騒動が起きるんだろうとなめていました。が、が、が!

     
    あらぬ容疑で警官である加納に突き出された忍は、彼の車で高級...続きを読む
  • バイロケーション
     ドッペルゲンガーの小説を読んだことが無かったので、バイロケーションという設定のどこが具体的に新しいのか正直分からないのだが、終盤のに入った段階で、このドラマを作る上でこの設定が無くてはならないものだったと気づく。大きなオチに当る部分(と考えていたもの)が中盤に仄めかされてしまうので、「え、なんで?...続きを読む
  • バイロケーション
    バイロケーションという設定があまりにも作りこまれている感が強くまた説明不足かな、と思うところもあったのですが、いろいろと面白味の多い作品でした。

    主人公と同じくバイロケーションに悩まされる人が集う会に主人公も参加するわけですが、その会の秘密主義があまりに徹底されていて謎だらけの展開に導入も早くて話...続きを読む
  • バイロケーション
    榮はなんだかんだでいい奴なのだろうと予想していたから、最後は驚いた。本当に忍たちのことを研究対象としてしか見ていなかったんだろうな。飯塚は被害者たちの気持ちを汲み取れない、ただの残念な男だが、榮はそれらを理解した上で立ち回ってる。本作一番の邪悪だった。
  • リライト【期間限定:超拡大お試し版】

    大サービス

    試し読み版でありながら、本編のおよそ半分以上のページを公開しているがゆえに、その独特の世界観を存分に味わうことができる一冊だと思います。タイムリープって過去は変わらないはずなのに、いざやってみると記憶をなくしたり諸問題が発生するといったトラブルがあり、興味と恐怖とが隣り合わせでスリルが存分に感じられ...続きを読む
  • リライト
    バッドエンド版時をかける少女と呼ばれる作品。
    おかしいことは割とすぐに気づくが、最後まで読むとかなり難解になる。こんなに軽い読み口で書かれてるのに難解SFとは騙された。読み終わるまでは1時間くらい。
    考察サイトを見て時間軸や登場人物などをまとめないとわけわからんですね。
    一読後は、凄くロジカルに書い...続きを読む
  • 忘却のレーテ(新潮文庫nex)
    読み終わった後、そういうことね!となり、スッキリ。もう一回最初から読み直した。主人公と一緒で、なんか違和感を感じられる構成だった。
    登場人物の登場の仕方がほんと謎だったから、スッキリしてよかった。終わり方は呆気ないけどわかりやすい。