法条遥のレビュー一覧

  • リライブ
     ハチャメチャに面白い『リライト』から続く全4作のシリーズの最終巻。正直3作目の『リアクト』でほぼオチが着いてたのでどうなるかと思ったら、ここに来て新キャラが主人公。しかも「転生」という新要素が追加され、話のややこしさに拍車がかかって解説の佐々木敦も理解を諦めていた。SFというよりファンタジーな部分...続きを読む
  • リライト
    ハヤカワ100冊フェアのパンフレットでは「バッドエンド版時かけ」と書かれている。
    積読の中でも優先度の高い作品の中に『時をかける少女』があるのだが、フェアのブックカバーがほしくて『リライト』を買い、せっかく買ったからとこちらを読むことに。
    ということで時かけは映画しか知らないのだが、結構楽しめた。
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  • バイロケーション
    設定がかなり強引な気がした。
    いろいろ都合良く決められている。
    途中、かなりこんがらがってきたけど、ちゃんと最後に謎解き(?)があって、ああ、そうなのかと納得したようなしないような。
    でも、面白かったか面白くなかったかと訊ねられたら、面白かったと答えると思う。
    続編があるみたいなので、そちらも読んで...続きを読む
  • リライト
    良く分からないのは友恵が書いた事になっている「時を翔ける少女」は元は美雪が書いた物を同窓会が始まる前に友恵が本屋で買い、カラオケボックスで10年間使っていなかった薬を使い過去に行き(友恵の家にある蔵へ)持って行ったんじゃないの?

    でもそうすると本が存在したなら保彦は未来に帰れた筈なのに帰る事が出来...続きを読む
  • リライブ
    「リライト」から続く、不条理タイムリープシリーズの完結編。前作の「リアクト」もかなり複雑ではあったが、本作もそれに負けるとも劣らない難解さである。前作、前前作を読んでいてもいまいち読解が追いつかず、一読で完全に把握できないのはやや惜しむ部分であるとは言える。ただこの複雑さはある種のメタ的な意味も多分...続きを読む
  • リビジョン
    前作『リライト』から続く理不尽SFミステリの本作。同時並行の前作と違い、話そのものは一本筋だが、時の迷宮とでも言うべき複雑な時間軸を舞台に物語は進行する。小気味よいテンポと狂気に満ちた心理描写、日常が知らず知らずのうちに改変されていく恐怖は、ゾクゾクとするホラーに仕上がっている。相変わらず共感に欠け...続きを読む
  • リビジョン
    『リライト』に続き、法条作品二作目。タイムリープもの。話がちと複雑過ぎて混乱中…。前作の未来がおかしくなった原因が描いてありました。これはシリーズ全て読まないとダメだ——。と言うわけで『リアクト』へ。
  • リビジョン
    リライトの続きにしては、あまり面白くなかった。
    けど、この設定がなければ、リライトは起きなかったんだろうなとは思った。
  • リビジョン
    2018年73冊目。前作を凌ぐややこしさ。未来が見える鏡、未来を変えてしまうことで過去が変わってしまうというのは面白かったが、よくも悪くも前作ありきだという感じはした。
  • リライブ
    2018年76冊目。シリーズ最終巻。全てがスッキリとはいかないものの、最後は感動的。ただ唐突な展開にはやや置いていかれた感がある。
  • リライト
    読み始めから中盤までは時をかける少女でボーイミーツガールな青春ものかー、と思っていたら何故かだんだんとサスペンスが出てきて最終的にはホラーだった。
    序盤の何だ青春ものかー、と思っていたぬるい見方がごりっと覆されていくギャップが非常に魅力的だった。
  • リライト
    引き込まれる。
    ラベンダーの香りうんぬんが出てくるのに
    作者が「時をかける少女」を読んだことがないとか!なんなんだよ!
    四冊で完結したようなのでもう一度読む。
  • リライト
    ダークサイドに堕ちた「時をかける少女」というキャッチコピーに惹かれて読んだけれど、まさに売り文句の通り。読みやすさと、異物を挿入されているかのような得体の知れなさが良いバランスだと思う。

    終盤はやや駆け足感があるけれど、一冊の本として後味悪さが完成しているので続編は読まなくてもいいかな…というのが...続きを読む
  • リビジョン
    相変わらずタイムリープのパラドクス的な部分が複雑すぎてよくわからない。理系の人はこういうの得意なのかな?
    執ように子どもを取り戻そうとするお母さんの半ば狂った情熱があるすごくよかった。著者は少し狂った人を描くのが上手である。
    反面、男女関係の描写には不自然な点が多く、そういう実体験の乏しい人なんだろ...続きを読む
  • リライト
    タイムトラベルもの。割と何も考えずに展開を追って行って楽しい。
    しかしながら、この手の小説は、娯楽としては読めても、内面の向上というジャンルの内容ではないなぁ、と思う。
  • リライブ
     小説巻末の解説者も明らかに全部理解できてなくてウケる。
     作者あとがきでフローチャートをプロットにしたとあるが、完全に腹落ちしてるのは作者だけなんだろうと思う。

     だが、「史上最悪のタイムパラドックス」の帯通りに、実験的な小説だった。
     起こってしまったことは、起こる。
     それを無理やり改変しよ...続きを読む
  • リビジョン
     シリーズ二作目。

     決定論のタイムトラベル小説に、時間旅行者以外の観測者が存在したらどうなるか。

     事象を確定する鏡を使える観測者がいる。
     その観測者が本作の主人公、千秋霞。

     彼女はパートナーの邦彦との間に男の子を産んだ。
     男児の名前は保彦。
     
     しかし、保彦はどうやっても死ぬ運命に...続きを読む
  • リアクト
     リライトの解答編になっているようで全然わからない三巻目。

     リライトで雨宮友恵が何をやったのか。
     実際に起きた過去と、雨宮友恵が小説家として書いた「リライト」との違いは何なのか。
     
     西暦3000年からやってきた園田保彦を追うホタルが、友恵と保彦の邂逅に介入する。
     友恵とホタルが仕組んだ演...続きを読む
  • リライト
    少女の純情×タイムパラドクスSF。頭の中が混乱でごちゃごちゃになるのが心地よい。未来の世界もヘテロセクシャルが”普通”なのかな…未来の世界観も、拗れた文学少女の行く末も気になるので、続編もこれから読みます。
  • リライト
    一体自分がどこまで正確に理解できてるのか不安だけど、とにかく読み進める手が止まらなかった。後味は決して良くないのに、もう一回読みたい。