許光俊のレビュー一覧

  • はじめてのクラシック音楽
    これ読んでヴィヴァルディの四季をちゃんとコンサートホールに聴きに行きたいと思った。

    社会主義や共産主義は芸術が潰される。ハンガリーに数年共産党に支配された社会主義時代の建築が今も残ってて、オウム真理教のサティアンみたいな美的要素の無い殺風景で箱みたいな建築がある。

    これカルメン=パパ活女子、ホセ...続きを読む
  • はじめてのクラシック音楽
    クラシック音楽の入門として最適。堅苦しくなく難しくもなく読みやすい。作曲家や演奏者についても、好事家への目配せもありつつ、ほどよくライトな感じで好印象。
  • オペラ入門
    原理主義に過ぎる面はあるけれど、オペラに対する著者の熱い思いが溢れている。時間軸に沿って作曲家、オペラ各曲が紹介され、最後にヨーロッパの著名なオペラハウスが紹介される。
    その語りは上手く、取り上げられている曲のすべてを聴きたくなるし、紹介されているオペラハウスに行きたくなることは必定。その意味で入門...続きを読む
  • はじめてのクラシック音楽
    クラシック初心者のために、著者が遠慮のない文章でそれを解説していく。
    前半はクラシックの歴史や基礎知識が述べられ、後半に時代ごとの辞典という構成だ。初心者に特に参考になるのが後半だろう。紹介されている曲をyoutubeやサブスクで調べながら読み進めれば、聴いたことがある曲がたくさん出てきて多くの発見...続きを読む
  • はじめてのクラシック音楽
    この手の本は何度か読んだが、そんなにはまらず現在に至る。一方、クラシック好きは身近にいて楽しそうだし、興味はある。そんな恒にあって満たされないニーズで読んでみた。きっかけは書評。

    はじめに、おわりに、に本書の特徴が凝視されている。入門書や魅力を説く内容でなく、俯瞰的にクラシックをとらえて、面白さが...続きを読む
  • 世界最高のクラシック
    完全に(作者の)趣味の本ですので、好き嫌いは分かれるかと思います。
    とにかく作者が(音楽に対して)暑苦しく、(音楽に対して)変態です。
    ただ、その変態さが面白いです。まさに音楽屋、という気がします。
    ちょっとオケとかやっている方と語りたいです。

    カラヤンとか有名どころはあまり好きではなさそうです。...続きを読む
  • クラシックを聴け! お気楽極楽入門書
    クラシックを聞き始めて、割合初めの頃に読んだのだけど、この本のおかげでずいぶん聴き方が変わった。 5曲だけに絞って解説し、クラシックの極意に迫る。 文化としてのクラシック音楽を切る断面としては、エキセントリックではあるが説得力があった。 サブタイトルに反して全然お気楽じゃないけど。最後に作曲家や評論...続きを読む
  • 世界最高の日本文学~こんなにすごい小説があった~
    紹介されている本も然ることながら、著者の紹介の仕方がうまい。
    全部読みたくなってくる書き方。
    紹介される本も著者自身にも好感触。
  • 生きていくためのクラシック~「世界最高のクラシック」第II章~
    「最高」よりもっと個人的な思いが詰まった書かれ方で、演奏家を紹介。垣間見られる紹介文中には、ためになる文章が交じっていました。
  • 究極!クラシックのツボ
    昔の作曲家への辛口コメントはなかなか痛快だけれど、演奏家に対しての辛辣コメントは、自分が演奏するわけでもないのに、よくそこまで言い切れるものだなと、逆の意味で感心する。でも、「辛口で」コメントすることが求められている「仕事」なのだろうと想像する。20年前の本なのでさもありなんと思うけれど、今の時代、...続きを読む
  • 毛皮を着たヴィーナス
    無慈悲なヴァンダと空想家ゼヴェリンの痛々しい光景が目に浮かんできて、読んでいて辛かった。しかし、最後の終わり方はなかなかすっきりしていて、ハッピーエンドだと思う。
  • オペラ入門
    オペラの歴史と作曲家、名作たちを紹介してくれる。近代以降のあまり知らないものも含まれていて勉強になる。オペラというとまだ蝶々夫人しか観たことなくて、あとはフィガロの結婚とかフィデリオとかカルメンをCDで聴いたことあるぐらいなんだけど、寿司と一緒で本場がいいと強く本場押しなので行ってみたいなと思った。...続きを読む
  • 世界最高のクラシック
    クラシックは好きだけど専門知識ゼロなので、専門用語が出てこないこの本はわかりやすくて今まであんまり聴いてこなかった指揮者に対しても興味を持つことができた。
  • 最高に贅沢なクラシック
    読んでいて何度も、村上龍の文章を連想した。「本物」を求めて時間と金をかけて移動する、美食について書く……ということ以上に、たぶん「芸術」を受容するということについての態度そのものに、通底するものを感じたからだと思う。
  • 最高に贅沢なクラシック
    豊かさの中で生み出されたクラシックは、豊かさの中にいなければ肉薄することができないという、良識の中ではなかなか語られなかったが真実に近いことを具体例と経験から説いている。旅行記として読まれた方も多いのではないかと思う。
    豊かさと浪費は違う、という指摘はもっともだと思う。
  • 最高に贅沢なクラシック
    クラシックは基本的に豊かな人の音楽であると主張する著者による世界各都市でのクラシック体験とホテル、レストラン、酒、街、車についてのうんちく集。日本の真面目なクラシックファンが怒ることを承知で書いている露悪ぶりが楽しめた。消費ではなく、浪費のすすめとしても筋が通っている。
  • 世界最高のピアニスト
    世界が絶賛しているから、とかは一切関係なく、著者独自の目線で解説しているところがいい。勉強不足で知らないピアニストが多かったのですが、ぜひとも聴いてみたくなりました。演奏家の出自や軌跡に詳しく、とても興味深く読ませてもらいました。クラシックの洪水に浸りたくなりました。
  • 世界最高のピアニスト
    「ピアノ嫌いのためのピアノの楽しみ方」という視点で書かれた、とにもかくにも刺激的なピアノ音楽の指南書。

    ところで、ピアノという楽器は古くから人気の習い事である。なので、ここ日本にはピアノ学習経験者が山ほどいて、ピアノ曲愛好家の多くはじつはそうした人たちだったりする。けれども、伊達にピアノを知ってい...続きを読む
  • 世界最高の日本文学~こんなにすごい小説があった~
    [ 内容 ]
    珠玉の名編から、戦慄の怪作まで―あなたの小説観・人生観を根底から変える12編。

    [ 目次 ]
    小説を読むコツ
    岡本かの子『鮨』―初恋のせつなさ
    森鴎外『牛鍋』―陰惨なすきやき
    三島由紀夫『憂国』―セックスと切腹の童話
    泉鏡花『外科室』―完璧至純の恋愛
    武者小路実篤『お目出たき人』―日...続きを読む
  • 世界最高の日本文学~こんなにすごい小説があった~
    おすすめされて読んだ本

    慶応の教授である著者が
    日本文学の厳選した彼のおすすめ本を
    紹介するっていう単純な本

    紹介されている本は
    全部明治から昭和の方々
    近代文学の人は紹介されていない
    私自身
    森鴎外やら夏目漱石やらの本をそこまで読んでないので
    すごいおもしろい教科書を読んでいる気分

    昔の文学...続きを読む