松原隆一郎のレビュー一覧

  • 経済学の名著30
    ちくま名著30シリーズを読んでみた。1冊目。

    あまり経済学に馴染みのない自分にとって、読み進めるのに時間はかかったものの、あまり耳にすることのない経済学者の名前と、その著書を知ることができて読んでよかったと思う。

    ナイト『リスク・不確実性および利潤』などは著者も著書もまったく知らない状態だったが...続きを読む
  • 経済学の名著30
    古典は読むのが難解で読むにはなかなかの覚悟が必要だが、本書を読むことで若干読んでみたいなと思えた。なぜそう思えたのかといえば、古典の現代的な意義を、最近の出来事と絡めて紹介されていたいたからだ。

    セン『不平等の再検討』
    フリードマン『資本主義と自由』
  • ケインズとハイエク―貨幣と市場への問い
    ぎゅっと圧縮したところと、詳しく解説しているところと、
    緩急のある書き方があって飽きずに読めました。

    ハイエクというと経済というより哲学の印象が強かったので、
    ケインズとやりあう場面などはかなり新鮮に思えて目が覚めた。

    それでも読み終えて印象に残ったのは、
    経済に関する箇所ではなくて、
    やっぱり...続きを読む
  • 政治の終焉
    この手の総論的な本の御多分に洩れず、ふんふんと納得できるところと、なんじゃそりゃ的なところが両方ある。

    価値観の対立のない日本では二大政党制はそもそも無理だったという指摘は印象的。

    牛の育て方は日米で自然観の違いを反映してるのに経済や規制緩和の問題にしてしまうのはおかしい。
    これは光ってる。日本...続きを読む
  • 経済学の名著30
    経済学の名著30冊を、自説などに影響されずに客観的に紹介する本。
    バイアスがかかっていないブックガイドは本当に少ないので助かると思う。

    入門書ではないので、経済史の基本と流れがわかったうえで、より深く知りたい人が本を読む前に選ぶ時に参考にするような使い方が一番よいと思う。多くの経済学の原著・名著が...続きを読む
  • ケインズとハイエク―貨幣と市場への問い
    経済学は詰まるところ、あらゆる経済主体がいかに将来を期待して過ごすことが出来るかに関する学問だと思う。そのための基盤をどう構築するか。経済を各論で語る人々は、その辺りが不十分に見える。
  • 経済学の名著30
    現代に至るまでの膨大な量にわたる古典の中から、著者お勧めのものをピックアップして紹介する、という形式のもの。
    正直私も古典と言われてもどれから読んでいいのか皆目見当がつかなかったために、このようなブックガイドを参考にしようと思っていました。各先人の著作と思想が数ページにまとめられていたため読みやすく...続きを読む