濱嘉之のレビュー一覧

  • 列島融解
    公安や内調を経験した者にしか表現できないリアリティがあって非常に面白かったです。

    実名は出て来ませんが、実在する人物が容易に特定できる書き方がしてあり、内容も実際に起こった出来事が盛り込まれているので何処までが事実なんだろうか?とワクワクしながらすぐに読み終わりました。

    エネルギー政策の観点から...続きを読む
  • 警視庁情報官 ブラックドナー
    面白くなってきた。
    人物や背景の紹介が前面に出ていて、事件発生から解決までが淡々と進んでいた今までに比べ、情移入できるくらいに登場人物の動き、考えが描かれていた。
    ワクワクしながら読むことができた。

    ただ、当方の勉強不足により内容の理解はかなり低い。臓器移植、インサイダー取引、宗教…ピンとこなくて...続きを読む
  • 警視庁情報官 ブラックドナー
    ヤクザの親分が、肝臓移植する。
    それが、成功することで、
    ヤクザが新しいビジネスを始める。
    臓器移植ビジネス。

    たまたま、休暇を取った黒田警視が、
    ヤクザの親分を見かける。
    それから急展開する。
    フィリピンから、アメリカ。
    日本の臓器移植が遅れている現実が浮き彫りにされる。

    黒田の部下たちが、成...続きを読む
  • 警視庁情報官 トリックスター
    相変わらず完璧な伏線とクライマックスの点と線が繋がってゆく様は流石濱嘉之。ほんのり色恋もあって読みやすい。
  • 警視庁情報官 ハニートラップ
    面白い。
    前作は読みづらい印象があったが、
    今作はスイスイ読める。
    相変わらず、登場人物が多く関係が深くキチンと理解できていないが、
    面白かった。

    悪い人ではなさそうな人が何故犯罪を犯すのかの理由のひとつがわかったようで、
    こんな風にいつの間にか犯罪に巻き込まれて抜け出せなくなるのかと怖くなった。...続きを読む
  • 警視庁情報官 シークレット・オフィサー
    心理描写とか、風景描写とか、修飾的な描写がなく、まるでドキュメントを読んでいるような文章。さすが、警察官あがりの文章。堅苦しいけれど、緻密に説明されているので、読み手のこちらでいろいろ想像して読める。作者が提供する人物像に共感するのではなく、作者は事実だけを描き、読み手がそれぞれに、登場人物に皮膚感...続きを読む
  • 警視庁情報官 トリックスター
    通常の活動をしている 代々木教
    そして 反社会的な活動もしている・・・
    二つの宗教団体 キリスト系の 世界平和教 そして 
    日蓮宗の原理主義 研鑽・・・

    二の宗教団体が 提携して 共通の敵 警視庁を 襲撃する。
    その背景には ヤクザがいて 政治家も絡んでいる。
    襲撃させて 一網打尽に やっつけてし...続きを読む
  • 警視庁情報官 シークレット・オフィサー
    黒田警視は エリート コースを歩む ノンキャリアの 警察官
    が かっこよすぎるのだ。

    警視庁に きちんとした 情報収集・分析のセクションを
    つくろうとした 北村・・・・
    そして 北村が 警視総監になったときに
    その本領を発揮する。
    警察の移動の激しさのなかで 長期を見据えて
    物事をやりぬくことの ...続きを読む
  • 警視庁情報官 ブラックドナー
    シリーズ4作目。警察小説の中でも「刑事」ものより、「情報」・「公安」ものが好きなワタクシでして、特に濱嘉之の作品にはどっぷりつかっちゃってます(麻生幾なんかも好きだけどね)。
    1作目の「シークレットオフィサー」は「警察組織」の説明が長ったらしくて、微妙だったんだけど、シリーズが回を増すごとに面白くな...続きを読む
  • 鬼手 世田谷駐在刑事・小林健
    交番の警察官が、捜査のスペシャリストという設定が話に広がりをもたせていた。こういう着眼点があったのかと目から鱗。
  • 完全黙秘 警視庁公安部・青山望
    青森県五所川原でお会いした「すこっぷ三味線」という芸の家元から頂いた本。なんとその家元が登場しているミステリーなのです。近々ドラマ化されるとのことで、家元の出演する箇所の収録も完了しているとか。トリックの種は知ってしまいましたが、どんな風に映像化されるのか楽しみ。
    いわゆるトラベルミステリーものにし...続きを読む
  • 完全黙秘 警視庁公安部・青山望
    警視庁公安部シリーズ第一弾。『完全黙秘』する現役大臣刺殺実行犯。そこから広がる暴力団、政治家、芸能界、宗教団体の裏社会。巻頭に警視庁組織図が掲載されていますが、これだけの組織がそれぞれの捜査のエキスパートと情報を駆使して実態が明らかになっていく展開はわくわくします。
  • 政界汚染 警視庁公安部・青山望
    パターンは前作と似ているものの、安定感のある満足度。日本のインテリジェントを描いた秀逸な作品。
    もう少しインパクトある終わり方でも良いけど、このフェードアウト感も悪くはない。
  • 鬼手 世田谷駐在刑事・小林健
    ほぼ、1章ごとに単発の事件や近所の住人とのエピソードが書かれているのでサクサク読める。
    ただ、情報官シリーズや公安部シリーズのように色々な事件が絡み合って、最後に一点に帰結するような感じではないのと駐在警官を主人公にしてるから仕方ないが、エピローグのようなモノも無く犯人を逮捕して終わりで背後関係がど...続きを読む
  • 警視庁情報官 ハニートラップ
    主人公の、情報収集能力、分析能力、人脈、行動力、、、色々な面で飛び抜けています。

    このシリーズはいままでにない警察小説だなぁ。二作目だけど。
  • 警視庁情報官 トリックスター
    情報官シリーズ 第三作目、書き下ろし。

    相変わらずのテンポの良さです。情報官に必要なのは想像力だそうで、次々と詐欺事件の関連性を突き止めていきます。

    しかし黒田警視くらいモテれば楽しいんだろうな。でもあんなに簡単にモテたりしないよなぁ、一般的に。
  • 完全黙秘 警視庁公安部・青山望
    第1200期 古川教場の青山,大和田,藤中,龍の4人が縦横無尽な活躍で,難事件を解決する痛快な物語だ.警察組織の説明がややくどい所もあったが,彼らの的確な仕事ぶりは読んでいて気持ちが良かった.
  • 警視庁情報官 トリックスター
    情報官・黒田の三作目。連作がゆえに登場人物の描写が薄く、単体としては勿体無い感じ。せっかく面白いのに。
    しかし、ちょっと完璧すぎ、黒田。
  • 警視庁情報官 ハニートラップ
    前作で小笠原署長に赴任した黒田。突然の警視総監による小笠原巡視は黒田を警視庁に呼び戻すためだった。中国へ防衛機密が流出していると。 この人の本は本物。

    インテリジェンス、諜報とは何かがリアリティをもって描かれている。これの前に読んだのが佐藤優の本だったので、インテリジェンスつながりでとても面白かっ...続きを読む
  • 警視庁情報官 トリックスター
    自分自身の仕事の取り組み姿勢や考えかたにとても参考になった。
    人脈の構築と幅広い知識と、、、そして点と点を結びつけて線にしていく想像力が重要だと。。。