平岩弓枝のレビュー一覧

  • ちっちゃなかみさん 新装版
    一話目のちっちゃなかみさんで早速ホロリ。
    短編小説は基本的に読むのが楽なので好きですが、感情移入が難しいこととかもあってなかなか・・・
    でもこれはおススメしたい一冊です。
  • 新・御宿かわせみ2 華族夫人の忘れもの
    御宿かわせみシリーズの続編。
    明治時代を舞台にかつてのかわせみの面々の成長した姿が描かれています。
    表題作含め6編収録
    前シリーズ「御宿かわせみ」のエピソードをしっているとさらに面白い作品も掲載されています。
    できれば、前シリーズからどうぞ

    江戸から明治へ移る時代を生きた人物と彼らをとりまく環境の...続きを読む
  • 新・御宿かわせみ2 華族夫人の忘れもの
    やっぱ、江戸の東吾さんいないと物足りない。千春ちゃんが麻太郎の出生の事実を知ってしまった…。つらいよね〜 あぁ、しかし、遺書まで出てきて、もぅやはり帰らぬ人なのか
  • 千姫様
    これは何度も読み返すくらい面白かったです。
    何か事件が起こるわけではなく、一人の姫の人生をなぞっているだけなのですが。
    あとがきにもありますが、千姫様はあまりよい噂がなかった、というのを知りました。私はこれを読んだのが最初だったので、この印象が強く、後に読んだ千姫登場の小説の描写に違和感を感じてしま...続きを読む
  • 御宿かわせみ32 十三歳の仲人
    御宿かわせみシリーズの中で、好きな巻のひとつ。
    表題の「十三歳の仲人」は、こどもたちの成長が感じられてぐいぐい引き込まれました。
    麻太郎くん、かっこいいな。どんな大人になるんだろう。
  • 御宿かわせみ
    御宿かわせみ  女性が主役の時代物の原点がここにある気がして
    満を持して手に取った感である。
    元は八丁堀同心の娘 るいが商う宿屋「かわせみ」にはお馴染に交じって時々訳ありの客が宿を取る。
    老番頭の嘉助、女中頭のお吉も八丁堀時代からの使用人。
    そんな るいには神林東吾と言う思い人がいるのだが...。
    ...続きを読む
  • ちっちゃなかみさん 新装版
    時代小説でも読みやすい短編集。

    こどもの手を 「紅葉」 という表現が大好きです。


    時代関係なく、ひとのあったかさに触れるのはジーンときます。


    ~木が大きく枝葉をひろげて下の者をかばおうとすると、
    下の者はお日さまに当れなくて伸びようとしても伸びられない。
    程よく育ったら一人一人、...続きを読む
  • 御宿かわせみ2 江戸の子守唄
    とりたてて派手さはないのだが、掌編は読みやすいし、延々と続編もあることだし、安心して手にとることができる。
  • 御宿かわせみ2 江戸の子守唄
    ・江戸の子守唄
    ・お役者松
    ・迷子石
    ・幼なじみ
    ・宵節句
    ・ほととぎす啼く
    ・七夕の客
    ・王子の滝
  • 新・御宿かわせみ
    中学生の頃から読んでる大好きなシリーズがついに新展開へ。
    幕末の動乱に巻き込まれ変わってしまったかわせみの世界。
    レギュラーメンバーの相次ぐ死は本当にショックでした。
    でも新しい世代の若者たちが、力強くストーリーを引き継いで行ってくれています。
    彼らはまだキャラがはっきりしない感じだけれど、ストーリ...続きを読む
  • 御宿かわせみ
    イチオシ「卯の花匂う」。夫婦と親子なるものの深さにこみあげ指数up。

    「師走の客」、役者がたっぷりと伏線されたるおもしろさ。
    「江戸は雪」、これまた短編ながら大勢の役者がきっちりと配置され。
  • 御宿かわせみ30 鬼女の花摘み
    御宿かわせみシリーズ7編。表題作では子を愛さない母親、「吉松殺し」では無軌道な子供が出てくる。江戸時代も現代と一緒と読むより、平岩さんは現代の事件を江戸時代に移し替えてるようだ。滑稽編の「初春夢づくし」や三家の子供が絡む人情物「招き猫」も面白かった。シリーズでは良いレベル。
  • 新装版 おんなみち(上)
    はじめから息もつかせない展開。
    それがこうなるか・・・
    と、なんともやりきれない終り方
    早く下巻を読みたいのです!!
  • 旅路(下)
    NHKの朝ドラの小説化だったのか……。
    だから、盛り上がりのスパンが短く、さくさく話が進んでいくのね。
    いろんなキャラが出てきて、からんでくる。
    戦前戦後の話なんかもNHKっぽい。
    ドラマが作りやすいしね、あの頃の話だと……。
    文庫三冊の長編でしたが、最後はふろしきがたたまれた!って感じで、読後感が...続きを読む
  • 御宿かわせみ33 小判商人
    TVドラマシリーズになった『御宿かわせみ』シリーズ。
    本当に平岩弓枝の時代小説は面白い。
    江戸時代の話なんだけど、現代の人の感情の表現の仕方で
    ほんのささいな日常を語らせたら一番面白いかも。
    るい役の高島礼子は本当私のイメージぴったりです。
  • 御宿かわせみ19 かくれんぼ
    御宿かわせみシリーズ8編。「花世の冒険」がダントツに楽しい。お転婆の花世ちゃんには、るいも霞む。花世ちゃんと元締コンビがシリーズを喰ってしまいそうだな。畝一家と麻生一家が絡むと子供中心の人情物になってしまう。これからは、花世ちゃんファンとして、このシリーズを楽しもう(笑)
  • 旅路(上)
    職場の人に薦められて。
    平岩弓枝さんは、昔のエンタメ、いわゆる娯楽小説の名手ね。
    短い場面の間に山有り谷ありの緩急があって、ページをめくらせるのが上手い。
    なんということはないのに、意外性の連続で読ませる。
    今のエンタメとは違う手法だけど、まあ参考になります。
  • 御宿かわせみ
    昔、国営放送でドラマになっていて、小野寺昭・真野響子だったとおもう。それがとても質の良い人情物話だったのを覚えている。懐かしさにてにとって読んでみると原作も中々味わい深かった。
    とりあえず2巻まで読み終わっている。
  • 御宿かわせみ34 浮かれ黄蝶
    2月3日~2月7日
    麻生家に通う途中で見かけた新内流しの娘の視線に、思惑を量りかねる麻太郎。ある日その娘がひったくりに遭い、その荷物を麻太郎が取り返してやるのだが…。麻太郎、花世、源太郎たちが大活躍する表題作をはじめ八篇を収録。次巻より、文明開化の東京へと舞台を移す人気シリーズ、「江戸のかわせみ」の...続きを読む
  • 御宿かわせみ13 鬼の面
    御宿かわせみシリーズ短編7編。宗太郎と七重は、その組み合わせがあったかと嬉しくなる。連作でも展開があるとマンネリ防止にいい。次巻でるいと東吾の関係にも変化が起こりそうな含み。今回の作品レベルはそれほどでもないが、内輪ネタが楽しめた。復活予告で気になってた悪役も、やっと登場して極刑になったし(笑)