伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 陽気なギャングは三つ数えろ
    この人達は何でこんなに自然に事件に巻き込まれるんだろうか(苦笑)2作目から9年経って書かれた作品だが、時の流れを感じる部分も変わらない部分もあり、決して期待を裏切らない面白さだった。”計画を立てるのは人だが、成敗するのは天だ”など伊坂作品ならではの名言も飛び出して良かった。そろそろ、この4人の銀行強...続きを読む
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)
    挿絵が多め。
    伊坂氏なら、このファンタジー具合を伝える手段として挿絵に頼らずも文章で表現できるはずやのに、どうしたんかな?と思ったけど、
    やりたかった事なのね。
    ページをめくる度に箸休めみたいにテイスト変わって面白い。
    弊社の商品!
    愛人おんのかーい!
    夫人の支離滅裂キャラいかつい!
    スカイミックス...続きを読む
  • ペッパーズ・ゴースト
    あぁ、これは、元を知らない…と手が止まりかけた前半から、後半そうなるんかーい!ってぼやーっとしながら読み進めていたことを大後悔し(いつもそうだ)結局最後は、今回も随分と楽しませてくれてありがとう、と拝むことになる伊坂作品。
    本作は随分と読後が爽やかで、細かな部分にもハッとさせられる言葉ありで、『集大...続きを読む
  • 陽気なギャングは三つ数えろ
     陽気なギャングシリーズで一番面白かった。相変わらず、4人の会話が楽しい。

     今回は、スリルあふれる展開にのめり込んでしまった。

     1人の女性を想う「連帯感」が胸を打つ作品だった。

     ラストは、圧巻だった。伊坂幸太郎ワールドに溢れていた。

  • シーソーモンスター
    連作企画物と知らずに拝読。伊坂ワールド全開。セツさんのキャラ設定が秀逸です。螺旋プロジェクトの読破を目指す!
  • 陽気なギャングは三つ数えろ
    陽気なギャング、3作目!今回もかなり楽しめました(≧∀≦) 4人の掛け合いがまた面白い笑
    火尻、許せないし今のこの世の中を表してるような感じがしました。
    次回作も出るのかなぁ?伊坂さん書いてくれてないかなぁなんて(//∇//) ギャングシリーズの続編に期待!
  • ホワイトラビット(新潮文庫)
    伊坂さんの小説は他の小説と登場人物がリンクしているのが読んでて楽しい。

    今回は私の好きな黒澤が普通に出てるけど。  

    先が気になってサクサク進むけど、展開に自分の頭がついていかなくなる感じ。  

    面白かった。
  • ホワイトラビット(新潮文庫)
    泥棒、警察、立てこもり犯がどう繋がっていくのかなと思いながら読んでたけど綺麗に繋がっててよかった。

    気がついたらどんどんページめくっていっていつのまにかどんどん進んでるくらい面白かった。

  • 砂漠
     ある意味理想的で、幸せな大学生活を描いた作品だなと思う。テンポも良くて、読んでいて楽しい本だった。
     明るい性格の鳥井、「平和」を願う変わった性格の西嶋、おとなしいがしっかり者の性格の南、美人だが無愛想な東堂、そして鳥瞰型の僕。この5人が大学の4年間で、お互いの絆を深めながら難題をも乗り越えていく...続きを読む
  • 死神の浮力
    また続編出ないかな。千葉さん(死神)の無感情な言葉のチョイスが面白い。今回は千葉さん目線と対象者目線で描かれていて、それがまた面白かったと思う。⭐︎4寄りの5!
  • 重力ピエロ
    非常に読みやすい本だった。人物関係がはっきりとしていてわかりやすかった。言葉遣いがとても好きだった。
  • 陽気なギャングの日常と襲撃
    伊坂幸太郎さん、ギャングシリーズの第2作目の作品。

    前作同様、主人公の4人のギャングが躍動しユーモアたっぷりの知的なやり取りを楽しませてもらえる作品だった。

    物語は前作以上に枠を外れた突拍子のない展開で、進めば進むほどストーリーが熱を帯びて融合していく様にまとまりのある話になっていく。そして読後...続きを読む
  • 陽気なギャングは三つ数えろ
    シリーズ3作目。
    安定、安心をしながら読める伊坂幸太郎のギャングシリーズです。
    シリーズの中では少しオチが雑な気もしましたが面白いです。
  • 重力ピエロ
    おもしろかった。
    設定自体が馴染みのないものだし、さらにそこに様々な偉人や作家の引用がなされているのも関わらずさらっと読めた。少しずつ伏線が回収されていき、終盤でなんとなく犯人や謎だったことがわかっていったが、終わり方が予想できず最後まで楽しく読めた。タイトルもはじめと最後の一文もすごくインパクトと...続きを読む
  • オーデュボンの祈り
    伊坂幸太郎ワールド全開のデビュー作。
    あちこちに散りばめられている細かな伏線が最後に向けてどんどん回収されていくのがとても愉快。
    喋るカカシや、反対の言葉しか言わない男、それぞれの個人的な思惑がどれも輪郭を持って目の前にあるみたいな感覚がしてくる。
  • 魔王 新装版
    「あれと似ている。あの、歌曲の子供は、まさに今の俺だ。俺だけが、魔王の存在に気づき、叫び、騒ぎ、おののいているにもかかわらず、周囲にいる誰もがそれに気づかない。」
  • 陽気なギャングが地球を回す
     面白い。何度も声を出して笑ってしまった。物語のテンポがよく、飽きることがない。そこも大きな魅力。

     4人の個性の描写が見事。特に口から産まれてきたような響野が大好きになった。

     彼らが発する言葉には、奥深い内容もあって、胸に刺さった。下記は印象に残ったフレーズ。
    「自信ない人ほど偉そうに決断し...続きを読む
  • 砂漠
    The伊坂幸太郎が描く青春!って感じがした。
    西嶋とのやり取りがどの場面でもおもしろい。
    500ページとボリューミーだからこそキャラひとりひとりの性格が分かっていって最後が名残惜しくなる。みんなが友達と関わっていく中で考え方が変わっていく感じ(大人になる感じ)が人間っぽくてすごいい良かった。
    読んで...続きを読む
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)
    めちゃくちゃ面白かった。いかにも伊坂幸太郎という感じの作品。奇想天外だけど、何となく身近で、ラストはちょっと感動。最終盤までは"秀逸なエンタメ"と思って読み進めていたけど、最後の最後で、そのメッセージ性があったのか…とわかってグッときた。ちょこちょこ登場する挿絵も可愛い。登場人物たちのバランス感も、...続きを読む
  • チルドレン
    話によって語り手が変わるけれど、しっかりそれぞれの心情が描写されていた。一見すると、なんでこの人たちが一緒にいるのだろうと思うメンバーの集まりなのに、陣内を軸に、掛け合いがとてもおもしろかった。
    陣内のような人が実際に周りにいたら厄介だろうと思う一方、自分が言えない不満や要求を代弁してくれている感じ...続きを読む