大野舞のレビュー一覧

  • 問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界
    ベース情報が既に1年前ではあるが、書かれている内容は古くなっておらず、新鮮な状態で拝読(つまりウクライナ戦争が膠着状態であるということだが)。タイトルの通り、ウクライナ戦争に至る過程は、まさにアメリカ中心世界の終わりの始まりで、アメリカの生産力低下・エリート層の劣化・民度の劣化等、総合的劣化が根本に...続きを読む
  • 第三次世界大戦はもう始まっている
    約1年半前に書かれた、ロシアウクライナ戦争を中心に世界の動向を考察した本です。
    そもそもこの戦争の経緯とは何なのか、ロシアがウクライナに侵攻した理由とは。
    ミアシャイマーの見解も時折交えており、現実的観点から俯瞰して世界の構造を理解できる本です。
    最近発売された、エマニュエル・トッドの「西側の敗北」...続きを読む
  • 問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界
    ロシアと西側の代理戦争としてのウクライナ戦争に関する報道は、その量と内容についてジャーナリストが持つ信仰のようなものが影響しているという指摘は報道内容に対して自分の軸をちゃんと持たなければいけない、という気持ちを強くさせる。単なる戦争、軍事的な分析だけでこの争いを語るのではなく、多面的側面から読み解...続きを読む
  • スピリチュアルかあさん 風の時代を自由に生きる
    スピリチュアルが好き。
    この本で出て来た事いろいろ試しています。
    ラピスラズリのペンダントを身につけたり、528Hzの音楽を聴いたりと。 

    風の時代を自由に生きてみたい。
  • 問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界
    結構、面白かった。

    インタビューをされる側が、ウクライナ戦争に関しては情報戦が行われてて、情報が錯綜してて何が本当か分からない。と言っていて、正直だなと思った。

    攻め込んだロシアには非があるのは当たり前だが、アメリカも焚き付けたよね?という内容は、そういう面もあるのかなー。と思わされた。

    この...続きを読む
  • 問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界
    言われればそうかな、という、納得感はありました。たしかに。
    エマニュエル・トッドが中立的な立場で書いたと冒頭にあります。
    ウクライナ戦争はプーチンのせいであるが、真の原因は、アメリカとNATOにあると暗にいっている
    第3次世界大戦はすでにはじまっている
    ウクライナ戦争はそもそも、ロシアとドイツを引き...続きを読む
  • 問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界
    アメリカの経済力を生産力で考えると、凋落している、という指摘は眼から鱗だった。2023.6.15のウォール・ストリートジャーナルの記事で、「日本、米への砲弾提供を協議 ウクライナ支援で」という記事も見方が変わって来た。
  • 第三次世界大戦はもう始まっている
    これは題名と中身が結構一致していた。アメリカに対する見方、ロシアに対する見方、テレビや新聞だけの偏った見方から脱却したい方におすすめ。人間ってやっぱ戦争をする種だね。
  • 第三次世界大戦はもう始まっている
    ■読む目的
    ・ウクライナ侵攻関するエマニュエル・トッドの見方に、佐藤優が非常に評価していたためどのような主張なのかを確認する
    ・家族構造をメインの研究テーマとしている歴史人類学者がどのように地政学や国際情勢を見るのか気になる

    ■感想
    世界の各国・各地域の家族構成という視点からここまで世界情勢を俯瞰...続きを読む
  • 第三次世界大戦はもう始まっている
    第一次世界大戦の時のように起きてしまった事態に皆が驚いている
    アメリカとイギリスはウクライナ人を人間の盾にしてロシアと戦っている
    戦争がアメリカ文化の一部になっている
    アメリカは他国を侵略することも普通のことだと考える基盤がある
    ロシアにとっても予想外
    共同体家族。結婚後も親と同居、親子関係は権威主...続きを読む
  • 第三次世界大戦はもう始まっている
    とても冷静に現状を分析してくれ、NATOでもEUでもないウクライナに西側諸国がに武器を供与しているのはどう理解すれば良いのか そもそもロシアは何故ウクライナに侵攻する必要があったのか自分のなかでモヤモヤしていた部分を明確に説明してくれた。
  • 第三次世界大戦はもう始まっている
    これは面白かった。こういう見方もできるのか。アメリカと同盟国だから逆らえないから、いたずらにアメリカ指示。当面は仕方ないにしても未来永劫続けるつもりなのか。そんな姿勢でいいわけがない。抑止力としての核を持つべきという氏の議論は深く頷ける。
  • 第三次世界大戦はもう始まっている
    日本にいるとどうしても西側メディアの情報量が多くなってしまうので、
    ロシア側の目線でウクライナ問題を見るという目的で読むには
    とても良い本だった。
    作者のエマニュエル・トッド氏は西側の考え方にも精通した上で
    どちらかというとロシア寄りの立場で本書を書いている。


    ★ロシア目線でのウクライナ侵攻

    ...続きを読む
  • 第三次世界大戦はもう始まっている
    ウクライナは善、ロシアは悪、は果たして本当だろうか?テレビニュースしか見ていない人たちはそれ以外の判断材料を持っていない。しかし限られた、そして一面しか見ていない中でどれだけ正確に真実を見極められるだろうか。
    第三次世界大戦がすでに始まっている、とのエマニュエルドット氏の言葉は衝撃的てはあるが、本書...続きを読む
  • 大分断 教育がもたらす新たな階級化社会
    教育は社会的階級を再生産し格差を拡大させるものになっている が論旨です。

    高度教育が分断の根本であり民主主義を崩壊させているという驚くべき内容になっております。

    気になった点は以下の通りです。
    ・高度教育を受けたかといって、能力主義、優秀であるとはかぎらない
    ・高等教育の発展や不平等の拡大によっ...続きを読む
  • エマニュエル・トッドの思考地図
    エマニュエル・トッドという社会学者の名前は聞いたことがあったが、著作を読んだことがなかったので、興味があって読んでみた。頭が良すぎて、世の中を未来まで見通せる人というぼんやりとした印象しか持ち合わせておらず、この本もそういう未来を見通す本なのかなと思ったら、まさに彼の頭の中の思考地図であった。大学院...続きを読む
  • エマニュエル・トッドの思考地図
    単純に面白かった。難しいかと思っていたが、思っていたほどではなく、ある程度理解できたと思う。他にもトッド氏の著作を読みたいと思った。
  • エマニュエル・トッドの思考地図
    エマニュエル・トッドの思考地図

    個人的には、思考という部分では、かなり共感した。
    トッドは思考するということは、じっくり椅子に座って考えるということではなく、本やデータを読みながら考えるというスタイルである。これは一般的な思考論とはやや異なるが、個人的にも納得できる。
    確かに、基本的に自分も読みな...続きを読む
  • 大分断 教育がもたらす新たな階級化社会
    筆者は、フランスの歴史家、文化人類学者、人口学者。書名では、教育に関しての論説のように思えるが、そればかりではなく、色々なトピックで、広く世界情勢について論じている。日本についても論じられてはいるが、あくまでも中心は、フランス、ヨーロッパである。
    日本でも教育格差の問題が取り上げられることがあるが、...続きを読む
  • 大分断 教育がもたらす新たな階級化社会

    大分断 教育がもたらす新たな階

    すいすい読めます。
    普段なかなか伺えない、ヨーロッパ人からの視点で書かれていて参考になります。
    今後の世界の方向性を決定する上で、教育のあり方は重要。避けて通れない道。
    そのことを痛感させられる一冊です。