蓮池薫のレビュー一覧
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前々から安重根の物語は読みたいと思っていた。この「ハルビン」は安重根に肩入れするために伊藤博文を貶めていることなどはなく、事実に多少の脚色を施しながら淡々と描かれている。寡黙ながらも毅然とした安重根の実行力とその正当性がよく伝わってきた。Posted by ブクログ
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生きていれば辛いこと、悲しいことも多いが、生きるために自己否定を迫られることほど辛いことはないだろう。しかも拉致という不合理な手段によってならなおさらだと思う。本書はそのリアルな記録であり、生きる目的とは何なのかを考える素晴らしい教科書であると感じた。Posted by ブクログ
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何度読み返しても、何でもっと早く二人が出会うことが出来なかったのだろうと思う。二人の不器用な人間が少しずつ前を向こうとする姿がいじらしい。読み終わった後には何か叫びたくなるような、泣きたくなるような作品。Posted by ブクログ
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死にたがりのふたりの話。
死刑囚の男の子と自殺未遂の女の子。
近い未来、別れることになると分かっているのに、
惹かれあってしまうふたりが切ない。
何度読んでも涙が止まらなくなる、
いのちの重さを考えさせられるお話。Posted by ブクログ -
佐原ミズ先生は家にだいたいそろっていますが、
何度読んでも最後のシーンで涙が滲んでしまう…情けないなぁ。
木曜日が切なくなり、
このピアノの女性の不器用さがすごくいとおしく、
犯罪を犯した男性の温かさにくるおしさを感じます。
本当に、誰かに読んで欲しい。Posted by ブクログ -
数年ぶりに漫画で泣きました。
毎日、なんの不便もなく暮らしている私が「死にたい」と言って過ごした1日は、「生きたい」と願っても、叶わなかった人の1日。
心に傷を負った、不器用過ぎる2人の切ない愛Posted by ブクログ