菊地明のレビュー一覧
-
新撰組といえば、武士よりも武士らしく生きた集団。滅びの美学に殉じたことでも有名。しかし、組織としての新撰組は内部粛清を繰り返した。芹沢鴨、山南敬助、伊東甲子太郎などの幹部クラスを含めて約40人もの組織員が死罪や暗殺などに処されている。その数は戦闘で命を落とした者よりも多い。
オウム真理教やあさま山...続きを読むPosted by ブクログ -
新選組は清河八郎が幕府に働きかけて浪士が集められた集団が母体だが、清河はすぐに朝廷側につき江戸に帰った。残された芹沢・近藤らは攘夷活動経験を有する芹沢のつてで会津藩主松方容保預かりの立場を得た。芹沢は酒癖が悪く酔うと強盗や放火をやらかしたため、会津藩から近藤土方らへ暗殺命令が下った。土方と沖田が寝込...続きを読むPosted by ブクログ
-
『お〜い!竜馬』を読んで大きくなった私には目から鱗の話が盛り沢山過ぎた。
やっぱり一個ではなく何個も本を読まないといけないなぁと思った。
以蔵にだけ『負』の部分を背負わせてしまったように感じたこの本。土佐勤王党のイメージ変わったわ。。
大変な人生やったんやろな。また他のいろんな本を読まないとあかんな...続きを読むPosted by ブクログ -
【殺した敵(26人)より、粛清した味方(40人)の方が多い! 】
この触れ込みに興味を持って読んでみましたが、別段取り立てるものもなく、また組織「論」と言うには疎かな内容でした。また史実と著者の説が混同していて、本当の事なのか定説なのか分からなくなる部分も多く、そのあたりをすっきりさせてほしいと感じ...続きを読むPosted by ブクログ -
創作でなく、歴史資料から導き出した、新撰組組長10人の列伝。
今まで印象付けられていた人物像が、真の姿を現します。
みたいな感じで面白かったです。
大袈裟ですが。
しかし、タイトル「土方歳三と~」なんですね。近藤勇じゃないんだね。序列からいうと、近藤なんだけど。列伝の趣としては、土方の方がいい...続きを読むPosted by ブクログ -
昨年斎藤一の本を出した菊地先生が編集された本。
多数の方が書かれているだけあって、意見がさまざまでなかなか面白い。
が、それゆえに、前後の著者によって説が食い違う。
ある程度統一意見がほしかったところ。Posted by ブクログ -
ほとんどが「この事件に関してのはじめちゃんの記述はない」みたいな謎多き男。さすがです。
しかしそんな中でも著者の方が必死で探して(?)、いろいろとはじめちゃん情報が載ってます。
…「新選組!」が見直したくなる。三谷さんがちゃんと史実に合わせて書いてるんだなってのがこの本を読んで改めて分かった。さすが...続きを読むPosted by ブクログ -
「忠臣蔵」が史実と異なった物語であることはよく知られていることであり、既知の情報が多かったが、中には、炭焼き小屋が建物の中にあったことなど初めて知る話もあった。
史実が明瞭になればなるほど、逆にフィクションとして「忠臣蔵」が非常によくできたエンターテイメントな物語であることが浮き彫りになる。Posted by ブクログ -
新選組の一番組長沖田総司の史実に迫った本。伝記的なものを期待すると物足りないが、総司の恋や終焉の地についての検証などなど総司の実像に迫る点で参考になる。Posted by ブクログ
-
幕末に幕府方として一陣の風をおこした新選組に関する一冊。
反幕の諸士暗殺よりも組織内での粛清で命を落とした人が多かったのは意外ですが、それだけ乱れていた一団を英雄のように扱う、歴史というより世間の見方にはあきれてしまいます。Posted by ブクログ -
新撰組粛清されし者達にスポットを当てた本。読んでみると永倉新八とかよく粛清されなかったものだと思う。本書は淡々と時系列に沿って粛清された芹沢鴨、伊藤甲子太郎などを取り上げているが彼らは暗殺されなかったらどうなっていたのか想像してしまった。近藤が最後に官軍に粛清されるというのが痛烈なオチ。Posted by ブクログ
-
新撰組の組長であった、斎藤一の生涯を書いた本。
昔の文献の文章をそのまま引用している部分が結構あるので、古語がわからないと少し読みづらいかもしれない。
主に新撰組にいた時代のことが中心。
しかし、斎藤一のことを中心に書かれているから、他の人物が雑w
ちょっと待ってw
山南敬助はなんでいきなり切腹...続きを読むPosted by ブクログ -
新撰組幹部列伝。
武田が意外と腕がたつとは知らなかった。だからこそ齋藤一あたりが暗殺した噂になったのかもしれぬ。Posted by ブクログ