辰濃和男のレビュー一覧

  • 四国遍路
    3度目の歩き遍路がコロナで中断している母の胸の内を想像しながら読みました。さすが文章が素晴らしく、心に響いてきます。机上の哲学ではない、歩きながら直に感じられた、生きた仏道が目に浮かんできます。
  • 四国遍路
    前々から「四国遍路」を と考えているが、後先の事を考えて実行できていない。
    自身のこうした姿勢を見つめ直すためにも、考えさせられる本だった。
    まず、やってみる。
  • ぼんやりの時間
    本書は大学生の頃に買って読みました。

    当時感銘を受けて、結構ぼんやりの時間を楽しんでました。

    就職してからは、ぼんやりとは遠い生活になってしまったけれど、再読。

    ぼんやりする時間は、やはりとても素晴らしい。

    ぼんやりするようになり、詩を読むようになり、
    瞑想をやるようになりました。

    瞑想と...続きを読む
  • ぼんやりの時間
    夜静かにこの本を読んで、その日の荒れた心を癒して
    もらった。


    ぼんやりすることには肯定面と否定面があって、この
    本は肯定面に徹底的にスポットをあてて、その効能を
    やさしくきれいな日本語で教えてくれる。

    「光」の恵みを考えるならば、「闇」の恵みにも思いを
    いたす必要がある。「動」や「...続きを読む
  • 四国遍路
    お遍路たいへんだろうなぁ〜と思いながらずっと憧れてる。だから、タイトルに惹かれて読んでみた。年代的にも近い方だし、とても共感できた。一緒に歩いているような気持ちになる。いつか僕も、という想いが募る本です。
  • 四国遍路
    学校の先生より、課題として。
    パラパラ読んだけど面白い。
    …しかしなかなか返却できずに、早く返さねばと一部分しか読めず。
  • 四国遍路


    [感想(良かった)]
      ・「お遍路」を回った時の
        懐かしさが沸湧く。
      ・著者は動詞で定義している。
       確かに分かる。
       「打たれる」
       「着る」
       「歩く」
       「頂く」
       「履く」
       「解き放つ」
       「突き破る」
       「憧れる」
       「食べる」
    ...続きを読む
  • ぼんやりの時間
    1.著者;辰濃氏は、大学卒業後、朝日新聞社に入社。ジャーナリストでエッセイスト。ニューヨーク特派員、編集委員、論説委員・・を歴任。1975~1988年まで「天声人語」担当。「文章の書き方」「文章のみがき方」「四国遍路」等、著書多数。名言は、「雨が降れば雨と共に歩く、病気になれば病気と共に歩く、風が吹...続きを読む
  • ぼんやりの時間
    勤勉で実直、頑なな平均的日本人像を地で行く人から見れば、「ぼんやりする」「ぼーとする」という言葉や行為には否定的だろう。
    著者は、「ぼんやりする」ことを積極的・肯定的に捉え、余白(ゆとり、余裕でもいいかな)の時間をつくることが、豊かな人生を送る上に必要である…と説く。
    朝日新聞記者として長年に亘って...続きを読む
  • ぼんやりの時間
    いろいろな事例・書物・故事からぼんやりを記すエッセイ。多分そうなんだろうな、と思いますが、きっと実現するのはむつかしい。今の自分は時間の虜だから。ただ、少しでも取り込んでみたいなぁ、自分を守るためにも。
  • ぼんやりの時間
    瞑想。結論的な言い方を言えばそうだが、そこまで高尚なものでもない。
    怠惰でもない。
    自然のなかで漂う空気、流れる時間にゆらり身を任せる感覚。

    喧騒から外れてゼロリセットする大切さはよく解る。
    人は気づかないうちに社会の渦に、価値観に、時間に巻き込まれ、およそ、その個人が持っていた本来の時間、空間的...続きを読む
  • ぼんやりの時間
    「貴いむだ」ということばが気に入った。生産的なことをしていないとつい焦るれけど、ぼんやりする時間をもつこと、一人の時間をもつことは大切なのだな。引用証明がちょっと多い気がしたけど、ゆったり気持ちよく読める本。
  • ぼんやりの時間
    現代人はぼんやりすることに罪悪感をもっているが,意外と重要な面があることを気づかせてくれる本だ.読みやすい文章だが内容は充実している.
  • ぼんやりの時間
    [ 内容 ]
    常に時間に追われ、効率を追い求める生き方が、現代人の心を破壊しつつある。
    今こそ、ぼんやりと過ごす時間の価値が見直されてよいのではないか。
    では、そうした時間を充実させるために何が必要であり、そこにどんな豊かさが生まれるか。
    さまざまな書物にヒントを求め、自らの体験もまじえながらつづる...続きを読む
  • 四国遍路
    [ 内容 ]
    四国八十八カ所。
    金剛杖を手に、千数百キロをひたすら歩く。
    土地の人から受ける「お接待」が心にしみる。
    ―人はなぜ四国をめざすのだろうか。
    いま、ひとりのお遍路として四国路をたどる著者の胸に去来する問いだ。
    人びとと出あい、自然の厳しさに打たれつつ歩む巡礼行を、達意の文章で綴る連作エッ...続きを読む
  • 四国遍路
    「死んだように生きる」のフレーズが忘れられません。

    人との出会いが生き生きと描かれ、ワクワクしながら読みました。
  • ぼんやりの時間
    ロハス、とかスローライフ、なんて考えてみれば、昔の日本はスローライフでロハスだったわけで、いまいちいちこういうことを考えなきゃならないのが間違っているのかもしれない(はっきりそうだと言えない自分が悲しい)。ぼんやりの先達から学ぶ、実践的ぼんやりのススメ。忙しくても自分の時間を30分、15分持ってみる...続きを読む
  • 四国遍路
    千数百キロに及ぶ歩き遍路紀行の傑作です。
    筆者は44歳で初結願し、本書は68歳からの2回目の四国遍路となります。
    東京から6回に分けての行程が詩情豊かにつづられます。朝日新聞社という大きな群れ組織に身を置いた人生を振り返りながら、「一人旅」の意味を考える。人は他人とのかかわりなしには生きていけないが...続きを読む
  • ぼんやりの時間
    「時間を大切に」みたいな書籍に触れる機会が多くなると、どうしても刺激的で密度の濃い時間を求めてしまう。そうしないと、貴重な時間の浪費という「大罪」を犯したことによる陰鬱とした気分に駆られてしまう。なんとか挽回しようと色々試みてみるものの、気持ちとは裏腹に、何も思い浮かばず、何も身に入らずで、今度は悪...続きを読む
  • 四国遍路
    いつか四国八十八箇所のお遍路はやってみたいと思っているんですけどね。水曜どうでしょうみたいに三泊四日かもしれないですが。この本は元新聞記者の著者の歩き遍路の記録。やはり歩かないとダメなものらしい。