田中克彦のレビュー一覧
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20年以上前に書かれた言語の国家政策に関する名著。文章が非常に分かりやすく、説得力に富んでいる。
現代にも非常に重要な示唆を与えてくれる。言語がいかに政治と分かちがたいものか。
(2015.9)Posted by ブクログ -
漢字が日本語の中に入っていることが,日本語を学ぶ外国人にとって非常に学びにくくしている.中国周辺国では漢字に対抗してそれぞれ独自の文字を発明している事実がある由.テュルク(突厥)文字,タングート(西夏)文字等の紹介があるが,ハングルが朝鮮語を音で表す言葉として発明されたのが最も身近な例だろう.支那と...続きを読むPosted by ブクログ
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今ではなにげなく使っている、「国語」という言葉の成立過程のくだりには、はっとさせられ、言語と国家を切り離して考えることの難しさが、あらわれている。「母語」って言葉、いい響きですね。Posted by ブクログ
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神です。
うちの学類に入学したら読まないとダメだと言われた。
ことばの在り方、国語という概念、今までの常識。
いろんなことを考えさせられた。
あたしの考えの根源にはこの本の影響が間違いなくある。Posted by ブクログ -
日本語は漢字で考えるということは面白いしてきである。中国語と日本語の共通点を漢字で考えることでわかりやすいと考えていたがそうではなかった。英語の学習を文字で考えるから会話ができないということはあたっていると思われる。Posted by ブクログ
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この言語学者さん、昔〜しから、気になってましたが、読んだのは、はじめて、、なんかワザと極論いってて、そこまで言わなくても、と思うところはあるけど、最近、漢文やんなくちゃ、とか、、こつこつサンスクリットかじってる自分には、相当ショッキングな、考え方だけど、よ〜く考えてみると、そんなに違った方向ではなく...続きを読むPosted by ブクログ