桂望実のレビュー一覧

  • 嫌な女
    ふぅ〜!超長編小説でした。
    描かれた時代も長く、エピソードも沢山で、
    面白かったです。
    展開は、長編小説ですが、エピソードがいっぱいあったのでもたつき感はありませんでした。
    タイトルに食い付いては見たものの、
    内容は、・・・
    結末も・・・  よかった〜
  • 諦めない女
    いやあ〜諦めない女が、その言葉を心にあり続けるのが沙恵だった、京子ではなくて。単なる誘拐事件の話じゃなかった、サスペンスじゃなかった、とても大切な守らないといけないって事。2章の出だしでぶっ飛んだ、時系列もだし沙恵がいきなり登場したから、勝手に筋書きを描いている自分は恥ずかしいので。自分だけ守るしか...続きを読む
  • 僕とおじさんの朝ごはん
    出だしのニコニコ顔から歪んだおじさんが心の中で反パクしていく物語かと思ったら全然違うって、人間らしい常識ある涙脆いおじさんじゃないですか。ケータリングの仕事に誇りを持たずいい加減で生きてく為に仕事しているだけの司の養育費の為だけの、と思いきや全部ひっくり返る。毎年行ってる妹と友人の思い出の山に1人で...続きを読む
  • 終活の準備はお済みですか?
    終活。
    私には早すぎると思ったけど以前から興味津々。
    全然早くなかった!読んでよかった!
    物語としてもとても面白いし、為になる情報満載。

    終活に向けて『ノート』に自分自身について書き留めていく事で『人生の見直し』ができる。
    それを通して人生の方向転換をするお話しです。


  • 諦めない女
    ハラハラドキドキするわけじゃないんです。
    でも先が気になって、するすると読んでしまうやつです。
    すごく面白かったです!
    大きなどんでん返しとかが、あるわけじゃないんです。でもホェーと腑に落ちるんです。
    やっぱり面白いんです。
  • 息をつめて
    帯に「読後誰もが自問する衝撃の問題作!」とあった。その通りだった。生まれながらの犯罪者って、いるんだろうか?幼い時に母親が抱き続けてきた違和感が、最終的には人殺しへと発展する。母親は、自分にはどうにも出来なかったと思った。生まれながらの性質だと。でも、本当にそうだろうか?そうではないと信じたい自分が...続きを読む
  • たそがれダンサーズ
    著者名を見て購入。過去に読んだ、『僕は金になる』と、『県庁の星』が面白かった記憶があり購入。ジャケ買いならぬ著者買か。
    期待は裏切られなかった。

    『流転の海』を読んだ直後だったので、かなりのギャップがある。戦争と戦後の混乱期の人間模様と骨太な人間と、現代の親父達とのギャップ。つくづく、平和な時代に...続きを読む
  • 総選挙ホテル
    「相続レストラン」に続き「総選挙ホテル」と似た名前の全く違う作品。自分には思いも寄らなかったところでそれぞれが能力を発揮する。サービス業って難しくて素晴らしいと思った。
  • 諦めない女
    読み進めていくうちに明らかになる真実、そして予想外の結末…一気読みでした。面白かった。
    母娘共に"諦めない女"だった。やっと自由になれた沙恵に安堵する反面、度を超え歪んでしまった愛情から事件を起こしてしまう京子には報われない気持ちになった。
  • 息をつめて
    すごく良かった。一気読みした。
    子どもは自分や夫とは完全な別人格。分かっているけれど、親なら子の幸せを願うもの。子にいくら伝えても伝わらない辛さも分かる。
    主人公の真面目な人間性がすごく伝わってくる。
    簡単に捨てちゃえれば・・・って思うけれど、それができないのはやはり親であるから。
    最後のような施設...続きを読む
  • 息をつめて
    最初は、何で逃げてるのか分からなかったけど、分かってくると、話の内容が掴めてきて面白かった。
    どうしようも変えられないこと。
    親であること。
    こういう悩みがあることを、初めて考えたかもしれない。
  • 残された人が編む物語
    いなくなった人に想いを馳せる生きている人の為のお話だと思った。誰かを亡くした人にとってはこういう風に解釈してもいいんだよと寄り添ってくれるような優しい良い本だった。
  • 息をつめて
    ああ...。絶句。無表情で読み切ったが心は泣き崩れた。真面目で誠実な性格で、どの職場でも信頼を得る51歳の麻里。なのにふとしたことですぐに行方をくらまし逃亡生活を続ける。何が彼女をそうさせるのか。後ろ暗いことがあるのは歴然だが、その理由は根が深い。回想シーンが頻繁にあり、個人的には苦手な構成にもかか...続きを読む
  • 息をつめて
    2022/12/16予約 8

    考えたことのない悩みを持つ母親の話だった。
    何から逃れているのかわからない、仕事も住まいも転々とする51歳の女性。
    人目につかない仕事を選び、いつでもすぐに引っ越しできる環境に、自分を置いている。

    幼い頃から、自分の息子はなにか違う、自分にしかわからない異常性を感じ...続きを読む
  • 残された人が編む物語
    1話目 またまた桂望実が泣かせにきたぞ
    2話目 やっぱりね
    3話目 あれ?ちょっと雰囲気変わったね
        これも好きだよ
    4話目 上手いよ じんときちゃうよ
    5話目 待った甲斐があった
        読み終わった瞬間次を期待しちゃう
  • 残された人が編む物語
    民間団体「行方不明捜索協会」に家族や身近な人の捜索を依頼した人の物語5編を収録。各短編に直接の接点はないが、職員「西山」が4つの短編で依頼者の担当となり、残り1篇では彼女自身の捜索物語となる。

    身近な人がある日消息を絶ち、あるいは久々に会おうとしたら行方知れずになっている絶望感。接点がなくなってい...続きを読む
  • 終活の準備はお済みですか?
    葬祭会社が終活の宣伝をしているのをよく見かける。エンディングノートも当たり前のように文具コーナーに売られている。だけど、今からそれらに手をつけることがなんとなく縁起でもないような気がして避けてしまっている。

    しかし、この本に描かれている会社ならちょっといいかもしれない。出来たらこの会社で働きたいか...続きを読む
  • 僕とおじさんの朝ごはん
    表紙の目玉焼きが美味しそうという理由で
    何の気なしに手に取った本だけど、
    ぐっと心掴まれる作品でした。

    何よりおじさんのキャラクターがとても良い!

    初めての作家さんですが、
    他の作品も読んでみたくなりました。
  • 嫌な女
    タイトルに惹かれて買いました。
    だって『嫌な女』って、なんか相当インパクトあり、じゃないですか。

    『嫌な女』って、自分の周りに一人は必ずいる存在だったりしませんか?
    このタイトル見て、頭に思い浮かぶ身近な人っていますよね。「あ、あいつのことだ」みたいな。

    だから、そんな、私自身が、頭に浮かんだ『...続きを読む
  • 僕とおじさんの朝ごはん
    めちゃくちゃ泣きました。

    タイトルから僕とおじさんの日々の朝ごはんの話なのかと思っていたら、全然違いました。

    朝ごはんが出てくるのはたったの一度。
    自分にとって当たり前の何の変哲もない朝ごはんが、誰かにとってはとても特別な事なのだと考えさせられました。

    主人公はやる気のない料理人のおじさん。
    ...続きを読む