深山くのえのレビュー一覧
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自分の出生に気づきだした、艶子の心情を思うと切ない。意地悪で最低な姫君だけど、本当は自分の出生が不安で不安で仕方なかった。
詞子といい、艶子といい、彼女たちの人生を台無しにしている父親に腹が立ちました。Posted by ブクログ -
二人が出会ってから一年。ついに〇〇ですか〜。いや、めでたいめでたい。
新キャラの恋も動きつつで、本当に展開が気になります。
そして、今回は詞子を心配する艶子が本当にかわいかった。Posted by ブクログ -
雅遠が仕事を始めたり、政治的陰謀に巻き込まれたりと、読み応えのある巻でした。個人的に、ラストの弟君がかわいかったです。普段は雅遠のことを嫌って馬鹿にして嫌味ばっかり言っているのに、衣装を用意してあげるなんて! 利雅の株がちょっとだけあがりました。Posted by ブクログ
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雅遠を心配するあまり、保名が詞子を責めるシーンでは胸が痛みましたが、とても優しい子なんですよね。
保名と葛葉の恋も楽しみですが、男性キャラだと敦時が好きなので、彼の出番が増えることを望みます。Posted by ブクログ -
まさしくの大正版シンデレラストーリー。これで完結?かと思うくらい綺麗に終わっているような気がするので、続きが読みたいと思いつつ二冊で終わりなのかなと心配してしまう。
主人公のだんなさま(笑)が主人公につらーくあたってきた家を完膚無きまでに(?)叩きのめす?というのがストーリーとしてわかりやすかったし...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルに「新・舞姫恋風伝」とはありますが、「舞姫恋風伝」の登場人物は出てこないし、これは単に「琥珀の夢」で販売していてもよかったんじゃないかなあ。面白かったし。
2/3が「琥珀の夢」で「舞姫恋風伝」の200年くらいあとの話で、1/3が「茉莉花は月夜に微笑む」が「舞姫恋風伝」の200年くらい前の話...続きを読むPosted by ブクログ -
かなり甘さがアップしていた。意外と展開が速い。二人の仲がぐっと進展し、それぞれのおうちとの確執もある程度解決して、もしかしたら三巻で終わっちゃうのかな?と思ったくらい。
次巻では千鶴が女学校に復帰するんだろうか。とりあえず楽しみに待つ。Posted by ブクログ -
文章も読みやすいし、話も素敵でした。
要と千鶴の関係にもやもやしながら読み進めていましたが、一段落ついて安心。
これから二人がどうなって行くのか考えると楽しみでドキドキします。Posted by ブクログ -
1巻とはうってかわって、要が千鶴にあまあまになってて、ニヤニヤして読んじゃいました。素っ気ないんですけど、絵に現れてるのが、要らしくてよいです。
何事にも遠慮をする千鶴に対して、いろんな物を買い与え、着飾らせて東明子爵邸に向かい、千鶴を嫁にすると宣言。父とも大げんかの上で、跡継ぎの座を放棄しちゃい...続きを読むPosted by ブクログ -
深山くのえさんの新シリーズ。
大正時代のお話ですが、今回も主人公の千鶴の生い立ちは複雑で、借金の形に、妹の身代わりで結婚させられることに。
でも、相手は、少し前に偶然出会った要。
ちょっと期待していたのに、初っぱなから無視され続けて、かわいそうです。
でも、最後には千鶴の正体もばれ、要の絵のファ...続きを読むPosted by ブクログ -
全9巻で完結済み(番外編「夢咲くころ」も発売中)
二条中納言家の詞子姫は、鬼を呼ぶ姫と皆から疎まれ、16歳で無実の罪を着せられて白河の別邸に移される。
そんな詞子が美しい桜に惹かれて庭に降りると、そこには長身で凛々しい顔立ちの源雅遠の姿があった!
詞子は見ず知らずの公達に姿を見られたと落ち込むが、...続きを読むPosted by ブクログ -
ほんとにこれで終わりなんですねー。
私的には、葛葉と保名を書いた「今日をその日と」と、宮様と白菊を書いた「初雪」、艶子と利雅を書いた「わかくさの」、あとは30歳を超えた雅遠と詞子たちを書いた「花のころ」がよかったです。
■今日をその日と
保名は葛葉への求婚にもんもんとしていたのに、葛葉はすでに結婚...続きを読むPosted by ブクログ -
待ちに待った短編集。9つの話が収録されていて、それぞれ心温まる物語ばかりでした。雅遠が詞子をまだ桜姫と呼んでいたころの話が4つ。本編のその後の後日談が5つで、1つは時代が飛んですごく未来の話。みんな幸せになってよかった!個人的には利雅と艶子の馴れ初め話に一番満足しました。保名と葛葉の話も二人らしくて...続きを読むPosted by ブクログ
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ついに番外編まで終わってしまって嬉しいけど切ない。
平安物にありそうでなかった、ほんとに大人しくておしとやかなヒロインと全然もてない相手役に、久々に発売日に本屋に走るくらい大好きなシリーズでした。
というか、どちらに対してもあて馬的な人が全く出てこないとか今考えたらすごいなぁww
けど、詞子も雅遠も...続きを読むPosted by ブクログ -
ついに詞子と雅遠の恋物語がフィナーレを迎えました。前巻までの展開でハッピーエンドは確定しているので、気楽に読めるかと思いきや、さすがは深山くのえ先生、最後までドキドキしながら周囲を忘れて読み進めました。
雅遠の父にも、家族にも認められたかに見えながら、それでも自身の身の上に降りかかっている悲しい過去...続きを読むPosted by ブクログ