竹岡美穂のレビュー一覧

  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(4)
    プシケーから秘密を知られないように、けど一緒にいるために距離を置くエロスと詩也&綾音の関係がリンクしていて、倍増しで気になって仕方なかった。

    ラストに恋を始められてよかった。

    ここから、愛にどう変えていくのか凄く気になる。(始める相手も気になるし、、)
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(4)
    メインシリーズなのに、今回はイマイチだなぁ、と思っていこのシリーズですが、ごめんなさい。すっごい面白かったです。秘密を隠すために、プシケから少し距離を置こうとするエロスと、リアルでも綾音と距離を置こうとする詩也の心が重なり、大円談のラストとなりました。そしてもちろん、今回一番いいところを持っていった...続きを読む
  • 陸と千星~世界を配る少年と別荘の少女
    大きなことが起きるお話ではありません。
    一夏、ただ毎朝出逢うだけの少女と少年の、淡い恋のお話。

    読んでいて悲しくて、胸が痛くて。何度も本を置きました。

    終りが来ると分かっていて、
    どうしてそれでも惹かれていくのでしょう。

    絵を描くことで自分を支えている少年、陸。
    彼は最後に、初恋の少女を画布に...続きを読む
  • “六条” ヒカルが地球にいたころ……(9)
    どうやってまとめるのだろう?と思って読んでいたら、なるほどな展開。
    少し弱いかな?と、思っていたら、意外な展開。
    あなどれない。
  • “文学少女”と恋する挿話集3
    今回は毬谷先生と竹田さんにスポットが当てられている作品になっています。毬谷先生の話は読んだのがだいぶ前で思い出すのに時間がかかってしまいましたが、本編前、本編後の話と収録されていて、思い出すと同時にかなり切なくなりました。竹田さんのその後の話では人間として成長している竹田さんの姿が見れて満足でした。...続きを読む
  • “文学少女”と恋する挿話集2
    反町君と森さんのカップルが読んでてニヤニヤしてしまうほど微笑ましいです。反町君のキャラクターがとてもよく、いちいち詩人に影響を受けるシーンでは笑いが止まりませんでした。今作でメインの琴吹さんは本当に乙女で読んでて切なくなります。幸せになって欲しいと切に願います。
  • “空蝉” ヒカルが地球にいたころ……(7)
    読み始めると、途中でやめられずに一気読みでした。ヒカルの秘密が語られているようで、まだ語られてないようで。
  • “文学少女”と恋する挿話集1
    今作は本編の内容を補完する話が多めで、本編がとても面白かったので楽しく読めました。シリアスからギャグまで幅広く楽しめます。 どの話も印象に残っているのですが、美羽と芥川君の話が特に良かったです。美羽が前に進めそうで安心しました。 あとは、まあ、1話目の柔道部の主将には個人的に幸せになって欲しいです。
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1)
    野村先生新作、やっと読めました。
    出たばかりの3巻が凄く読みたくて、まだ1巻を
    読んでないじゃないか!ということで
    年末年始の友にしてきました。

    …物凄い好みでした。キャラが凄く好みなので
    楽しみにはしてましたが、ここまでとは。
    前作と違い、今回は主人公・詩也が否が応でも「核」に
    なるであろうお話...続きを読む
  • “朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)
    源氏物語にインスパイアされながら、なかなかにシビアな展開。
    どんどんシビアになっていっているが、大丈夫かな?
  • “藤壺” ヒカルが地球にいたころ……(10)
    ついに完結巻です。
    ほぼ新刊を読んでいた(即ではないですが購入はしていた)
    文学少女に比べのったり追いかけてしまいましたが、
    今回のクライマックスも秀逸でした。

    そして、1巻から書きたかったことがやっと感想に書けます。
    帆夏ちゃん、おめでとう!
    他の巻の感想でも散々書いてますが
    彼女が是光のパート...続きを読む
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)
    扱っているテーマがシリアス。
    それを一生懸命解決しようとしているところが好感触。
    式部さんがここで動き始めるとは。次巻に期待。
  • “空蝉” ヒカルが地球にいたころ……(7)
    ヒカルの子供をお腹に宿したという女子大生「空」は、
    一人でその子供を産み育てようとしていた…。

    というところからお話は始まります。
    結果だけを言えばそれは、想像妊娠であったのですが…。

    このお話で大事なのは、ヒカルの最愛の女性が義母で
    あったことが明かされるのと、是光くんが、息子を愛せず
    家を出...続きを読む
  • “朝顔” ヒカルが地球にいたころ……(6)
    今回のヒロインは朝顔の宮。

    この小説の元ネタである源氏物語では、朝顔の斎院と呼ばれ、源氏の求愛を受けながらも拒み通し、知的な斎院として登場しています。このお話では斎賀朝衣さんですね。

    私自身は、朝顔の宮って、本当はすごく激しく愛されたい、だけど叶わなかった時の自分の心の痛みや衝撃の激しさに耐えら...続きを読む
  • “文学少女”見習いの、初戀。
    心葉のその後を書いた作品。濃すぎる新主人公が先輩の代わりに出て来ます。話としては、誤解から悲惨な事件になってしまいましたが、救いのある感じの終わり方でよかったです。モチーフとした作品は曽根崎心中だそうです。
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(2)
    1巻で登場人物のキャラは掴んでいたので、すんなり物語に入れた。
    地位や名声のために、嘘で塗り固め、自分を押さえている人たまにいます。わかってる人からみるとすぐボロがでるのですが、本人は必至です。辛そうで、全然楽しそうじゃない。そして得たものを維持するのに、それ以上に辛い思いをしている。そんな痛い人を...続きを読む
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1)
    大真面目なラブストーリーものだった。
    バスケと演劇を繋げれるとはビックリ。

    永遠の倦怠の後に永遠の愛を始めるってのもいい提言だ。
    リアルにあるものをピックアップする所も健在でよかった。
    (スラムダンク読んどいて良かった。世代だし。)
  • 陸と千星~世界を配る少年と別荘の少女
    野村先生の久々の読み切り作品。
    ずっと温めておられた、というかなかなか日の目を
    浴びさせてあげられなかった作品だそうですが、
    良い意味で納得しました。

    これは良い意味でラノベでなくていいというか
    ジュブナイルです。狙った要素やあざとさも何もなく
    (強いて言えば昔の少女漫画の読み切り風)
    ファミ通文...続きを読む
  • 陸と千星~世界を配る少年と別荘の少女
    girl meets boy. 一目惚れして遠くから少年を見つめる、引っ込み思案な女の子。少年もシャイで、バリバリ好意をもってるのに、少女にはぶっきらぼうな対応。でも、お互いの行動の一つ一つに思いをめぐらし、妄想する。うん、初恋ですね。
    昭和の頃の少女マンガを読んでるような、懐かしさ、甘酸っぱさ感じ...続きを読む
  • “朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)
    源氏物語にはたくさんの女性が登場しますが、どんな女君に惹かれるかという読み方も、古来からずっとされてきました。

    今回の女主人公は「朧月夜」。
    月の宮こと月夜子さんです。

    自分で好きな女君を挙げろと言われたら「夕顔」とこの「朧月夜」そして「玉鬘」を挙げるでしょう。やっぱり自分の好きなヒロインがメイ...続きを読む