犬村小六のレビュー一覧
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無料で1巻を読んで気に入り、直ぐに全巻購入。
ラストの余韻も含めて、めっちゃいいです。
ラピュタを始めとする宮崎アニメ等の影響を強く感じるものの、そんなことは些細な事。
2人の物語にキュンとなり、最後は読んでいて涙が出そうになりました。
小川麻衣子の絵がまたいい感じ。
最近彼女の作品を読み漁って...続きを読む -
文句の言いようが無い。
所々急ぎ足な点が見られるが、それを凌駕する面白さ。
王道的な要素も数多く取り入れられているが、そうでなくてはいけない。
まだ続いてしまうが、期待せずにはいられない作品になった。
文末にもあるが、精密さより面白さを優先したとのこと。
大正解だと思う。Posted by ブクログ -
完結巻だろうと構えていた通り、途中絶望的な状況に辛くてページを進める手にためらいが生まれたりもしましたが、やはり最後には感動と清々しさと切なさが押し寄せて本当に素敵な物語に出会えた事に感謝の気持ちで一杯になりました。
何でしょう、犬村先生の作品はいつも、非常にリアルかつ厳しい世間を背景にしつつ、そ...続きを読む -
この人の本はこのパターンありなのは分かっているけど、それでもやっぱり苦しいものがある。ストーリー進行は戦闘シーン中心で、展開が早いのは相変わらずな印象。Posted by ブクログ
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全9巻完結。『とある飛空士』シリーズの最終作。
出来れば最終作と言わず、この世界の成り立ちを続けて書いて欲しい。
巨大な海の滝"大瀑布"で遮断された国々が飛行機という文明を得て出会った時の最初の行為が握手ではなく殺戮であった、という文書が作品内にあった。人間の業の深さが現れている。隔絶した世界、憎...続きを読むPosted by ブクログ -
う〜ん面白い!手に汗握る!物語にどっぷり浸かっちゃう!こんなに面白い物語に出会えて幸運です。
太平洋戦争を骨組みとして、浮遊圏という独自のエッセンスが加えられることで、物理的に制限された世界での息詰まる艦隊戦が繰り広げられる様は秀逸です。その中心には少年少女の淡い恋愛模様や強大な敵との闘いがあり、...続きを読む