青木雄二のレビュー一覧
-
労働紛争と離婚問題が錯綜しながら、物語は進んでいく。
なんか大野法務事務所の人たちはどのひとも、とても人間臭くて、情に厚くて、すっかりこのマンガのファンになってしまいました。
その上で学んだこと
・一日1時間しか働いていなくても、一労働日と扱われ、アルバイトなどの有給休暇の算出基準になる ...続きを読むPosted by ブクログ -
終わりに近づいて、一つの物語が長くなる傾向にあります。
今回は前巻の続きの裏業者とのバトルの決着。そして、母子家庭をめぐる悲劇。
カバチタレ!の物語の中心は「追い詰められた人々」。その苦境の描き方に作品の真骨頂があります。
今回、学んだこと。
・横領罪に成らずとも特別背任罪(会社法960...続きを読むPosted by ブクログ -
行政書士らしい巻。行政手続法に基づく「聴聞」と行政不服審査法に基づく「審査請求」、そして事に及ばなかったが行政事件訴訟法に基づく「取消訴訟」。しかし、そのどの段階を取っても、原下自動車整備にとっては死活問題。机上の学問ではなくて、闘うための知識だ。
金田さんの所長ぶり、そして、独立への一歩に胸が...続きを読むPosted by ブクログ -
坊さんの欲得をめぐる話し。
果てしない欲望の恐ろしさをまざまざと感じた。
その上で学んだこと
・壷や印象は、割賦販売法によって契約の申込みの撤回(8日以内。営業所以外で購入)ができる
・霊園経営は公営か宗教法人しか認められていない
・墓地設営の場合、100メートル以内の住民の同意が必要...続きを読むPosted by ブクログ -
仕事と離婚をめぐって、独り立ちしていく女性の姿。
そして、失踪→相続→認知症で発見→失踪無効の間で起きるドラマの数々。
人間として学ぶところの多い巻でした。
その上で、知識として学んだこと。
・家裁の調停委員は弁護士や地元の名士がやっている場合が多く、発言に問題がある場合もある。
・失...続きを読むPosted by ブクログ -
前巻からの続きである、失踪宣告の取り消し騒動。最後の結末はほろりとさせるものがあった。
その上で、学んだこと。
・被疑者の警察での勾留は逮捕後48時間。その後、検事が勾留請求すると10日間ぐらいかかる。
・不当利得の「現に利益の存在する限度」とは、バクチですったお金は利益は残っていないと扱わ...続きを読むPosted by ブクログ -
完結編。内容は前巻に続いて、母子家庭の母、子、元夫のそれぞれの苦境と葛藤を描いている。主人公の田村さんは、途中で、子どもの利益を守ることが第一であることに気付き、物語は一気に収束に向かっていく。
これで終わるのはもったいない、と思っていたら、新連載が始まっているみたい。
学んだこと。
・民...続きを読むPosted by ブクログ -
田村さんの職業上のディレンマに、読んでいるこちらも胸が苦しくなる。
その上で学んだこと。
・銀行口座に質権が設定できる。権利質。
・拾得物の報奨金は判例では5%。
・建設工事の妨害(長や議会への陳情、ビラの掲示、住宅金融公庫への融資をしないように申し入れなど)Posted by ブクログ -
悪徳商法会社との法をめぐる攻防戦。娯楽として面白い。まだ続きそう。
学んだこと。
・20トン以上の船は不動産と同じ扱い(登記が必要?)
・虚偽告訴罪(3ヶ月以上、10年以下の懲役)
・示談書、告訴取消状の代理人名義の使い方Posted by ブクログ -
占有屋=裏業者との攻防。話しは次巻に続く。それにしてもハラハラさせられる。
*学んだこと。
民法の改正で、競売物件の占有屋にうまみが無くなった。その代わり、賃貸物件を占有し、保証金(礼金)をせしめ取る方にシフトしている。Posted by ブクログ -
●私たち自身が目的意識をもってイデオロギーを育てていかなければならない。「貧乏人がバカを見る」社会なのだとしたら、それは私たち自身が変えていかなければならない
●「おかしい」「だまされた」と思うなら、保険の機構や仕組みをしっかり知り、見直さなければ何も始まらない
●生保の基本スタイル
①死亡保険:...続きを読むPosted by ブクログ -
----------------------------------------------
▼ 100文字感想 ▼
----------------------------------------------
「ナニワ金融道」で有名な漫画家青木雄二の儲け
の本音。将来が不安なサラリーマンにおす...続きを読むPosted by ブクログ -
マルクス、エンゲルスの『資本論』を読んで、私たちが如何に資本家から搾取されているかを知ること。
知ることで、もろもろの問題に対しての解決策もあるだろう。
あと、無駄な読書はやめにして、最高作品を読むべきだ。
日本のさまざまな小説は、ドストエフスキーの小説を超えるものではないと言い切る。
読んでみる。Posted by ブクログ -
備忘録:2006年6月13日読。1999年10月に発行された本の文庫版。時代的には大手金融機関の破綻が重なった時期で、銀行に対する辛辣な批判が繰り返されている。過去最高益を更新する現在の都市銀行の業績を見たら著者は何と言うだろうか。
他にもマルクス・エンゲルスの思想に基づいた社会経済への批判が沢山な...続きを読むPosted by ブクログ