平山亜佐子のレビュー一覧

  • 問題の女 本荘幽蘭伝
    驚き!明治十二年生まれの問題の女…本荘幽蘭…よく歴史の中から拾い上げて来ました。よく喋り、よく動き、よく男女関係を結び、だからこそ、よく問題を起こす、問題を起こすから有名になり、人と繋がり、また問題を起こす。その問題を著者・平山亜佐子は、いいぞいいぞとはやし立てる書きっぷりなので、まるで赤塚不二夫の...続きを読む
  • 問題の女 本荘幽蘭伝
    明治から大正、昭和にかけて、その奔放な行動で世間を騒がせた本荘幽蘭の評伝。
    著者の本としては「破天荒セレブ」や「明治 大正 昭和 不良少女伝」の系譜に連なる自由な女についての一冊。
    当時の新聞や雑誌の記事など幽蘭に関する細かなテキストを集約し時系列に並べて、そのいきあたりばったりの人生を浮かび上がせ...続きを読む
  • 問題の女 本荘幽蘭伝
    何かを成し遂げるとは何なのかを考えさせられる。自らの欲望に正直に、何事にも貪欲に、いつの時代であってもそれこそが理想であり、だからこそ難しい。
  • 明治・大正・昭和 不良少女伝 ──莫連女と少女ギャング団
    <目次>
    第1章  明治 銀杏返しの莫連女たち
    第2章  大正 洋装の不良少女団
    第3章  昭和 断髪の少女ギャング団

    <内容>
    2009年刊(河出書房新社)の加筆版。明治後半から昭和戦前にかけて、東京でブイブイ言わせていた「不良少女たち」の行状を新聞や雑誌の記事などからまとめたもの。著者も言うよ...続きを読む
  • 明治・大正・昭和 不良少女伝 ──莫連女と少女ギャング団
    平山氏は、当時の新聞記事などを詳細に探し出して紹介してくれるので、空気感もそのまま味わうことが出来る。「女子の美」はいつの世も、どうしても影響力が強いことが分かる。
  • 明治・大正・昭和 不良少女伝 ──莫連女と少女ギャング団
    当時の新聞記事から不良少女の変遷(1896-1936)を辿るドキュメンタリー。莫連女、バッドガールの列伝の数々に驚き。解説の井上章一さんが紹介するフェミニスト高群逸枝の予言も興味深い。
  • 明治・大正・昭和 不良少女伝 ──莫連女と少女ギャング団
    「不良少女」の事件が報道された新聞を集めたスクラップブックのような列伝。かっこいいとは思わないけど、ここまで突き抜けた悪事を働く少女がいたのかと驚く。当時の新聞の報道姿勢も知れて、興味深かった。
  • 明治・大正・昭和 不良少女伝 ──莫連女と少女ギャング団
     新聞、雑誌の事件記事を通して、明治・大正・昭和戦前期における不良少女の在り様を浮かび上がらせようとしたもの。

     プライバシーなどという概念もなかった時代、新聞記事には住所や親の職業、本人の実名や学校、勤め先等の個人情報満載である。
     もちろん記事の記述は、読者の興味を引くように"盛った"ところも...続きを読む