トム・チヴァースのレビュー一覧

  • ニュースの数字をどう読むか ――統計にだまされないための22章
    人間、一番批評家精神に溢れているのは学生の時分で、社会人になるにつれ、多忙な日常と正常性バイアスに頭をやられてしまうので、こういう本は定期的に読まねばならん、と痛切に感じました。仕事でデータをこねくりまわしてるうちに、知らず知らずP値ハックをしてしまうこともあるので、自戒をこめて星5つ。
  • ニュースの数字をどう読むか ――統計にだまされないための22章
    ニュースに出てくる統計の数字をイギリスでの豊富な例で解説。コロナで大量の数字に出くわしているのでわかりやすい。
  • ニュースの数字をどう読むか ――統計にだまされないための22章
    メディアから発信される作為的な数字に対するワクチン。効能は騙されないこと、踊らされないこと。終章の「統計スタイルガイド」は最高。実用向け指針でありつつ本書のまとめにもなってる。楽しい読書でした。
  • ニュースの数字をどう読むか ――統計にだまされないための22章
    実は(数学を使わない)統計学入門。読みやすくわかりやすくて軽快でとてもよい。実際には統計は参考程度にしか使わない大学1〜2年生の読み物によいのではないか。
  • ニュースの数字をどう読むか ――統計にだまされないための22章
    『統計でウソをつく法』は昔のアメリカでのこと。こちらは最近のイギリスが舞台。
    全22章と細分化されているので読みやすかった。
    ただ、数式は使われていないものの読んだだけでは理解できなかったこともある。
    コロナ禍で今まで以上に数字を使った報道が増え、この本で得られるような
    知識の重要度も増している。
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  • ニュースの数字をどう読むか ――統計にだまされないための22章
    毎日、ニュースを見聞きすると必ず登場するものがある。それは数字だ。何らかの調査の結果を引用して話題にする。




    メディアが取り上げる数字は、人目を引くためにどうしてもキャッチーなものになりがちだ。





    メディアというキツネやタヌキにたぶらかされないようにニュースの数字を読もうというのが今回...続きを読む
  • AIは人間を憎まない
    AIは人間の能力を超えられるか?その議論の前に、実はその定義自体が曖昧なことに気が付いてない人が多い。
    「人間の能力」がそもそもどういうものか明確に解明されていない。
    その状態で、「超える」議論をする点で無理があるのだ。
    能力といっても幅は相当に広いと思うが、まずは「脳」で考えてみたらどうなるだろう...続きを読む
  • ニュースの数字をどう読むか ――統計にだまされないための22章
    報道で扱うデータってのはかなり恣意的なものだ。もちろん数字はその通りだけど、切り取り方一つでそれを受け取る側の印象は180度変わる。
    統計データは、切り取り方や、起点をどこに置くかで、推移を読み取ろうとするときはころっと印象が変わる。こうなると受け取る方がよほどのリテラシーを持つしかないけど、そんな...続きを読む
  • AIは人間を憎まない
    AIの研究開発に関与する合理主義者と呼ばれる集団へのインタビューを通じ、AIの知能が人類を超えた未来を考察している一冊。
    そもそも合理主義者がどのような存在なのかよくわからなかったのですが、説明によるとコミュニティでの集団生活を営み、人類の他恒星系への到達を目的とした組織のようです。
    そんな彼らが危...続きを読む
  • AIは人間を憎まない
    AIについて考える合理主義者コミュニティを取材して、彼らの考え方を紹介する本。
    AIなど新しい技術を熱望しつつも、汎用人工知能の暴走を心配する合理主義者たちの思考や知的運動などについて描く。AIがどうなるかの哲学的&思想的な問題やテーマをそれなりに読みやすく描いたエッセー風読み物。一応筋立てて話が進...続きを読む