髙田亜樹のレビュー一覧

  • つながり過ぎた世界の先に
     Audibleにて。
     陰謀説が流行るのも、ステレオタイプ思考が表に出てくるのも根は同じなのかもしれないな。未知のもの=予測がつかないものは不安だから。同じ人間がやってる=「悪意」と解釈すれば、まだ想定の範囲内。その方が相対的な不安感は下がるのだろう。
     人の脳は予測とその結果のズレによって自己に...続きを読む
  • つながり過ぎた世界の先に
    先だって読んだ本「人生百年の教養」に著者の亀山郁夫先生がこの本から「幸せになれるゾーン」が人間にはあると引用していたのでマルクス・ガブリエルの「つながり過ぎた世界の先に」を読んでみた。
     最終章に「人には幸せになれるゾーンがある。ゾーンは人によって違う。このゾーンをみつけられたら、それは自分の運命。...続きを読む
  • つながり過ぎた世界の先に
    マルクス・ガブリエルは注目している知識人の1人なので、本書も手に取りましたが、とても満足しています。この手のインタビュー本ですと、内容がかなり薄くがっかりすることも多々あるのですが、さすが哲学者ガブリエルです、インタビュー用にわかりやすい言葉を使いつつ、かなり深いことも多数盛り込んでいました。ガブリ...続きを読む
  • つながり過ぎた世界の先に
    星が足りない。本物の天才が哲学で社会を語る。思弁性とプラグマティズムのアウフヘーベンはこうすれば良いのか。著者のウィルバー理解を聞いてみたい。
  • つながり過ぎた世界の先に
    落ちぶれたマスメディアからは発信されないであろう事柄、倫理観に基づく洞察、偏りすぎていない確固たる主張。
    総じて勉強になることが多かった。

    トランプ支持者ではないものの、昨今のトランプ批判には疑問を抱いていた。しかしこの本の中でトランプの功績について触れられており、そこが特に、この本を評価した点。
  • つながり過ぎた世界の先に
    考えを整理するとき、哲学者の助けがあった方が良いケースはあるのだと思う。マルクス・ガブリエルは分かりやすく噛み砕いて、自分の考えを伝えようとする宗教者のようだ。

    倫理資本主義とは「“人と社会にとってよいこと”を判断軸とした資本主義」のこと。
    社会性と経済的(儲け)を高いレベルで両立した経済のあり...続きを読む
  • つながり過ぎた世界の先に
    この本が特に印象的だったのは倫理的価値と経済的価値は同意であると話してるのは本当に印象的でした。
    twitter含めてなんですが、近年、本当に倫理的に考えて発言しなくなってる事に危機感を覚える。
    また、企業も含めて本当にひどいなと感じます。
    改めて倫理の重要性を感じました。
    特に恋愛、仕事、婚活にお...続きを読む
  • つながり過ぎた世界の先に
    科学に関するところは怪しすぎたのですが、後半はとても良い内容だった気がしました。
    ステレオタイプによって他者を判断することは非倫理的であること、対話が必要であること、SNSが我々に自己を与えていること、などのところはかなり興味深く感じました。
    この辺りは不必要に自己の属性についてSNSを通して自ら確...続きを読む
  • つながり過ぎた世界の先に
    哲学者マルクス・ガブリエルへのオンラインインタビューをまとめた1冊。インタビューということで、全体的にややまとまりに欠け、同じ話題が何度も出てきたり、突然、違う話になったりもしてややわかりにくい印象。
    これまでの資本主義では、環境危機には対応できず、人類が生き残るためには、倫理を重視する倫理資本主義...続きを読む
  • つながり過ぎた世界の先に
    話題の一冊
    勉強になった、倫理というものがなんとなくわかった気がする
    倫理と経済を重ねるべき、利益の一部をアフリカ支援するなら値上がりは歓迎される
    ウイルス学者に政治をやらせるべきではない、専門が違う、無生物相手の学者が政治戦略出来るわけがない
    量から質へ、統計が全てではない、出版社でただ読書する人...続きを読む
  • つながり過ぎた世界の先に
    数字だけを見せられて流されない。数字においても質と量の話が重要になってくる。
    古代を見直し、SNSと付き合いながら、どう持続可能な社会を形成していくのか、SDGsを達成していくために今私たちはどうあるべきなのかを問われる一冊
  • つながり過ぎた世界の先に
    哲学者からコロナ後の世界がどう見えているのかを知れました。面白かったです。

    まず印象に残ったのは倫理資本主義の概念でした。経済システムは維持した上で評価基準を倫理的に変えていく必要があるとのこと。
    企業内に哲学課を置くのは斬新なアイデアだと思いました。是非実現されてほしい。
    ただ、個人的にはそれだ...続きを読む
  • つながり過ぎた世界の先に
    ·量的思考よりも質的思考
    ·哲学がもたらす、倫理的な方向性
    covid19によって不意に訪れた、考え方のリセット
    実はこれ自体が本当のニューノーマルといえるかもしれない
    統計による効率化で進んできた今までの世界
    これよって引き起こされている環境破壊や格差、貧困
    とはいえ実は人間は質的思考(快樂)も楽...続きを読む
  • つながり過ぎた世界の先に
    これからの世界は倫理が大切なんだと強く訴えていました。今までの普通の生活でさえ見直さないといけないかもしれませんね。そして全世界の全ての大企業が倫理的な考えで仕事をするようにしていかなければならないということですね。でも少し気になるのは、動物倫理や自然倫理はどうなのかがこの本にはあまり書かれていなか...続きを読む
  • つながり過ぎた世界の先に
    日経サイエンス(2021年12月号)ブックレビュー特集の、「人と社会と自然をつなぐ科学」という題で、総合地球環境学研究所・谷口真人さんが推薦されていたので、さっそく買って読みました。
    「倫理資本主義」が広がるかどうかは??...ですが、とても為になる内容でした。
  • つながり過ぎた世界の先に
    マルクスガブリエルさんの考えはとても面白い。今まで読んできた哲学者の本と違って、自身の考え、現時点での答えを明確に述べていることが違う気がした。どの哲学書を読んでいても、答えは結局わからないといった感じになるのだが、ガブリエルさんの本では一つの道標が表されていて、とりあえずそれを信じてみたくなるし、...続きを読む
  • つながり過ぎた世界の先に
    インタヴューをまとめたもの、ということで、読み易いしわかり易い。

    倫理資本主義が成り立ってほしいし成り立ったらいいなと思うけど、実際に成り立つかと言えばどうしても懐疑的にならざるを得ない。
    トランプの評価がちょっと意外だった。
  • つながり過ぎた世界の先に
    気鋭の哲学者がコロナ禍を、その後の世界をどう見ているのか。
    うなずいたり、そんな考え方もあるのかともうを開かれたり。
  • つながり過ぎた世界の先に
    日本はコロナ対策に成功しているという文脈はハテナだったり、トランプが優秀な政治家てあったというのは腑に落ちなかったが、それでもコロナ後の世界について正確な洞察でとても面白かった。
    ウイルス学者に政治を決定させてはいけないというのは本当にその通りだと思い、政治家やトップは本書を読んでリーダーシップをと...続きを読む
  • つながり過ぎた世界の先に
    著者に2020年夏〜秋の終わりくらいかにかけてインタビューをしたものをまとめたインタビュー本。
    一貫して倫理的に正しい社会を目指す「倫理資本主義」について説明している。搾取の資本主義は誤りであると主張し、倫理的な労働とはなにかを定義しているし、具体例もあげている。
    いまこそ私たちが産業革命時代の強制...続きを読む