上川あやのレビュー一覧
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私たちは「多数派」の中で生きていると勘違いしているから、「少数派」に寄り添うということを、どうしても「そこまでするか」となってしまう。
でもこの本の「フツウは多様」というところでハッとしました。一発殴られたような気持ち。
みんな顔も声も性格も違うじゃないか。
多数派って何だよ。基準なんてないじゃない...続きを読むPosted by ブクログ -
長らく読みたい本リストに入っていながらそこに安定してしまっていた一冊。読めばいい本であることがわかっていたからかな。そしてそのとおり、さわやかな、勇気がわいてくるようないい本だった。
上川あやさん。彼女が世田谷区議選に出ると報道され話題になった頃は、ちょっとした衝撃だった。自分も彼女のような性同一性...続きを読むPosted by ブクログ -
幼い頃から自分の身体に違和感をもっていた著者は、二七歳のとき「男性」として生きることをやめ、やがて「女性」として暮らすようになった。
今、さまざまな困難を抱える人々の声を聴き、見過ごされがちな問題を可視化するために発言をつづける。
誰もが自分らしくのびやかに暮らせる「寛容な社会」を創るための熱いメッ...続きを読むPosted by ブクログ -
ジェンダーの問題でなくても、弱い立場の人に寄り添い続けるという姿勢がかっこいい上川さん。政治に対する考え方が参考になった。
トランスジェンダーの当事者として自分のことだけでもたくさん困難があったのに、さらに政治家になって社会を変えたい、自分以外の人のためにも働きたいと思えたところをとても尊敬する。Posted by ブクログ -
世田谷区議として活躍しておられる上川さんが性同一性障害と向き合い、乗り越えていかれた半生。
セクシャルマイノリティーだけではなく、様々な問題に真摯に取り組まれていらっしゃる様子が詳細に書かれていました。
とても素晴らしい議員さんだなと感じた1冊です。Posted by ブクログ -
2003年、世田谷区議会議員選挙に出馬し、当選した上川あやさん。
生まれたときから自分の性に違和感を感じていました。
「性同一性障害」の自覚を持つまで、自分を肯定することができず、悩み苦しみます。
親、兄弟、学校の友達……。本当に大切な人たちだから、本当の私を知ってほしい。でも、大切な人だからこ...続きを読むPosted by ブクログ -
性同一性障害を公表して世田谷区議会議員に当選した上川あやさんの著。自身の生い立ちや、行動への葛藤など人間として共感できるものがたくさんある。『声を上げないことは存在しないことと等しい』という現実を見つめて行動する著者の勇気に拍手。Posted by ブクログ
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カムアウトしたり活動したりする人は、「強い人」で「すごい人」なんだと思ってた。
だけど、なんだ、やっぱり怖いんじゃん。
それでも、闘ってくれてるんじゃん。
そんな当たり前のことを、改めて思い知る。
自分以外のマイノリティも視野に入れて考えられる人にこそ政治家になってほしい。
セクマイの中に当然のよ...続きを読むPosted by ブクログ -
ただGIDについて書くのではなく、マイノリティの実存と、法や行政を変えていくための実際的な手段や権利が示されている。議員という立場に即した書き方で良いと感じるPosted by ブクログ
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授業のレポートの参考文献として読んだ本。
どこかで見た名前だなと思ったら過去の授業で性同一性障害を扱ったときに紹介されていたんだわ。
二年ぶりに再会というわけでした。
最初の方はエッセイみたいだなと思って新書という形をとらなくてもよかったのでは?と思った。
政治家なのは知ってたけど政治家になる人...続きを読むPosted by ブクログ -
世田谷区議・上川あや氏が
性同一性障害を公表して議員になるまでの半生記。
当事者にしかわからない繊細で複雑な心の動きが綴られている。
区議になってからの仕事にも触れられていて、
老人や幼児、外国人など、社会的弱者に優しい街を作ろう!
という意気込みと、その成果が素晴らしいと思った。
世田谷区内での街...続きを読むPosted by ブクログ -
彼女がなぜ区議として信頼を得ているか、よく分かる本。
性同一性障害というマイノリティの立場であるからこそ、持ち込まれた問題だけを解決するのでなく、自ら問題に出向いていく姿勢が清々しい。Posted by ブクログ -
≪目次≫
第1章 「私の戸籍は男性です」-政治家になった
第2章 私は誰?-性を見つめて
第3章 性を移行するー居場所を探して
第4章 性別変更に道を拓くー「性同一性障害特例法」の成立をめぐって
第5章 ちいさな声、声にならない声ー当事者のニーズを掘り起こす
第6章 沈黙から発言へー「変える」方法
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最近の医療技術ってすごい……。「女になりたいのではなく、私らしくありたい」というのがジーン。少数派と言われていた人たちが意外にたくさんいると知って驚いた。Posted by ブクログ
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こんど、話を聞く機会があるので買いました。
日本には、マイノリティの意見・考えを代弁する
議員・政治家は少ないなあ と思いました。Posted by ブクログ