浅見雅一のレビュー一覧

  • 韓国とキリスト教 いかにして“国家的宗教”になりえたか
    以前からなぜ韓国にクリスチャンが多いのか、それも近代以降になぜ急激に増えたのか不思議に思っていたが、これを読んで腑に落ちた。

    やはり近代以降の大きな戦争(第一次、第二次世界大戦、朝鮮戦争)が大きな影響を及ぼしているようだ。生死を分けるような極限状態の中で人々は信仰に拠り所を求めるしかなかったのだろ...続きを読む
  • 韓国とキリスト教 いかにして“国家的宗教”になりえたか
    筆者らが言うとおりその存在感のわりには類書が少ないジャンルなので大変ためになった
    丹念に調査なされていて頭が下がるが、まだ全体的に網羅されてない内容もありそうなので、続編を期待したいところです
  • 韓国とキリスト教 いかにして“国家的宗教”になりえたか
    「韓国はキリスト教徒が多い」程度の認識しか持っていなかった自分にとっては非常にありがたい一冊。
    現状とその問題だけを知るならばさらっと第1章と第5章だけ読んでもいいのではないか。
  • 韓国とキリスト教 いかにして“国家的宗教”になりえたか
    【87冊目】韓国のキリスト教徒は、プロテスタントとカトリック合わせて全人口の29.2%もいるらしい。日本では1%前後だからかなり多いことが分かる。

    韓国教会の主な特徴は、大型教会主義と個別教会主義、社会問題への関心の低さといったものが挙げられていた。なるほど。

    昔から、なぜ統一教会が韓国発で、し...続きを読む
  • 韓国とキリスト教 いかにして“国家的宗教”になりえたか
    表題通り、韓国(朝鮮)とキリスト教の関わりを
    歴史的に振り返りつつ民族性や現代の問題等について解説した本。
    ページ数こそ少ないがよくまとめられており分かりやすい。
    日清日露戦争を経て勢力を広げたキリスト教が
    日本の植民地時代に社会的支柱となり、独立後には
    アメリカの影響のもと信者を増やしてゆく流れに...続きを読む
  • 韓国とキリスト教 いかにして“国家的宗教”になりえたか
    韓国のキリスト教についての歴史、現時点での問題点などをさまざまな著作から引用して、入門書としてまとめた新書らしい本。

    内容としては、現在の韓国におけるキリスト教、キリスト教の歴史、受容の要因、現代の問題と展望にわかれている。

    良い意味でも悪い意味でも入門書という位置づけであった。日本との比較的に...続きを読む
  • キリシタン教会と本能寺の変
    とんでも本ではないです(疑っていたw)(´・ω・`)

    イエズス会フロイスの報告を丹念に拾っている(前提)
    (1)1582年の日本年報補遺
       他宣教師の書翰をまとめた(加筆少ない)
       ※本書では利用した記述を復元する作業を行う
       ※本書の表書き「信長の死について」
    (2)日本史(日本布教...続きを読む
  • キリシタン教会と本能寺の変
    明智光秀謀反の原因究明は、興味深いが希薄な印象。新資料発見が待たれる。
    最も驚いたのは、光秀が討たれた山崎の戦いは実際には髙山右近との戦いであったという点。秀吉は未だ山崎に到達しておらず、右近は秀吉と協議する時間的余裕がなかったということである。
    それにしてもがっかりするのは細川の風見鶏っぷり。
    ...続きを読む
  • キリシタン教会と本能寺の変
    ルイス・フロイスの報告書「一五八二年の日本年報の補遺」には、
    「信長の死について」が記されている。
    キリシタン史料から本能寺の変を探り、
    謀反を起こした光秀の意図を探る。
    宣教師オルガンティーノ、光秀の娘細川ガラシャ、
    光秀の長男光満。
    本能寺の変を起こした理由は結局不明だけど、
    伴天連(パードレの...続きを読む
  • 韓国とキリスト教 いかにして“国家的宗教”になりえたか
    韓国でのカトリック、プロテスタントの歴史。識字や民主化運動や韓国での教会の役割は、また日本とは別。北朝鮮での展開も触れてあり、金日成とキリスト教の関わり(母親方が信者だったという話)も少しばかり書いてある。
    著者の二人は、厳密は門外漢らしい。キリスト教と韓国について書かれた資料は潤沢にはなかったとの...続きを読む