めちゃくちゃ良き‼‼
この巻だけでも読み返したくなる‼
美世の周りの人たち目線での語りも多く、温かな気持ちになる。
一番好きなのはP147.148。堯人目線からの清霞。
新婚さんやラブラブカップルのいちゃいちゃは微笑ましい(笑)
清霞と美世は初々しい。表現が、卑猥なところが一切なく美しい。なのに
...続きを読む、距離感が近いのがよくわかる。
P72〜P84も好き‼‼
「なにより、清霞は自分に呆れた。
『わたし、怒っています』
そう言った、婚約者の姿。らしくなく、吊り上がった眉と目尻に、やや潤んだ黒い瞳。 むす、と強く結ばれた唇………そして、じっとこちらを睨んでいるようで、あまりに迫力に 欠け、上目遣いになっているだけの目つき。
怒っている美世に、清霞は不謹慎にも思ってしまったのだ。
―――可愛らしい、愛おしい、と。 (私は、どうかしている)
真剣に憤っている相手に、可愛い、はさすがに失礼だろう。
だが、悲しんでいるでもなく、苦しんでいるでもなく、ただ純粋に怒る美世を初めて目撃し、申し訳なさと同時に湧きあがった気持ちがそれだった。
初めて美世が怒ってくれたことに、感激する気持ちすらある。
夜通し思い返しても、それらの感情が脳内の同じ場所を堂々巡りしていただけだった。」
中、高校生くらいの初々しさと、我が子を溺愛するような愛情表現がたまらなく良い(笑)
君緒…ヤバイ奴やん。
なんでそうなった…哀れだな…。
美世が夢で見たのがどう繋がるか、これからがまた楽しみ!