斉藤詠一のレビュー一覧
-
近未来SF
気候変動により窮地に立った人類は人命より環境保護を優先する世界に
普遍的な正義はあるのか?
多数派の意見に同調しているだけでは?
自分の正義を押し付けてるだけでは?
今の社会で表立って言えない筆者の思いが伝わって来る感じがする
小泉さんか誰かが言ってた「○○ナチズム」
環境だけではない...続きを読むPosted by ブクログ -
地球温暖化による“大異変“とそれに続く“異変戦争”更には過去のウイルス。安生正さんを彷彿とさせるパニック小説。一気読みしてしまった。そう遠くない近未来に現実に起きそう。「絶対の正義なんてもんはない」そう。人の数だけそれぞれの正義があるけど、結局は力のある人の正義しか…。Posted by ブクログ
-
速水櫂人は自然保護の活動をしている月読記念財団に再就職した。自然保護NGOの月読財団は旧華族の月夜見家が私財をなげうって設立した。イベントを主催し、自然の保護を訴えている。
嫌われているらしい氷室専務の口利きで採用された櫂人は瑞光物産の社有林での社員の自然観察会を担当させられ瑞光物産の情報を探るよう...続きを読むPosted by ブクログ -
想定以上で温暖化が加速した近未来で、環境保護・自然保護こそが最優先の社会正義になった世界が舞台。導入からの舞台設定の件までは良かったが、そこからのミステリーのプロットには全然興趣を感じなかった。大きく構えて尻すぼみになった印象。設定はいいんだけどなあ。Posted by ブクログ
-
温室効果で海面上昇して関東地方とか沿岸部から荒川沿いの埼玉辺り、千葉浦安の例の施設も人口の山を残して水没しちゃった10数年後の近未来が舞台。こんな世界になったのは環境破壊したからだからと、環境を守ることが第一義となった世界で、その取り締まりを行う実行部隊、環境省管轄のEDRAが今作の舞台となる(説明...続きを読むPosted by ブクログ
-
現実のロシアウクライナの戦争から地球規模の大規模災害が起こって、自然環境の保護こそが最優先になったif世界のお話。
なんかちょっと・・・設定はなかなかに興味深かったんですが、内容があんまりあわなかったかな。ミリタリー的な描写が細かいわりに犯人たちの描写が最後までかなり少なめだった印象。名前だけでて...続きを読むPosted by ブクログ -
「環境は人命に勝るんだ!」
環境省武装機動隊というパワーワード。
色々と突っ込みどころはありますが、細かいことは気にしない。映像作品ならおもしろそう。
私権を制限してでも…
少数の犠牲で済むならば…
環境を守るための行動は正義なのか?
それとも平等な権利の名のもとに滅びるのか。
これは今日において...続きを読むPosted by ブクログ