作品一覧 2023/07/15更新 一千億のif 試し読み フォロー 環境省武装機動隊EDRA 試し読み フォロー クメールの瞳 試し読み フォロー 到達不能極 試し読み フォロー パスファインダー・カイト 試し読み フォロー レーテーの大河 試し読み フォロー 1~6件目 / 6件<<<1・・・・・・・・・>>> 斉藤詠一の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 環境省武装機動隊EDRA 斉藤詠一 近未来SF 気候変動により窮地に立った人類は人命より環境保護を優先する世界に 普遍的な正義はあるのか? 多数派の意見に同調しているだけでは? 自分の正義を押し付けてるだけでは? 今の社会で表立って言えない筆者の思いが伝わって来る感じがする 小泉さんか誰かが言ってた「○○ナチズム」 環境だけではない...続きを読む…多様性とか… Posted by ブクログ 一千億のif 斉藤詠一 認知症が疑われる曾祖母に託された、 「戦地から持ち帰った大事なもの」をめぐり、 大学の仮想歴史研究の「有賀研」が正体を追う。 もしも、戦争が1945年に終わってなかったら、日本はどうなっていたか・・・ 恐ろしいifの世界があったかも。 秘密が少しずつ解明しながら、徐々に人類史、国際問題に広がって...続きを読むいく。命を狙われることにも! ミステリーとハードボイルドを合わせたような、どきどきハラハラで一気読み。 ユニークな登場人物にクスッとなりほっとする場面も。 Posted by ブクログ 到達不能極 斉藤詠一 2018年、突然の電波障害で南極に不時着した遊覧飛行中だったチャーター機。基地との連絡が取れなくなった南極観測隊。そして1945年、戦時下の兵士たちに下された極秘の指令。現在と過去が交互に語られ、見えてくるものは……。圧巻の舞台設定とスケールで描く江戸川乱歩賞受賞作。 この話の最大の謎は、2018...続きを読む年の電波障害と、1945年の戦時下の指令がどうつながるのか、というところなのですが、その謎が明かされるまでの各時代の描写がまず読ませる。 2018年では南極のリアルな描写が見もの。知識的な面はもちろんなのですが、食料や燃料を求め、今は使われていない基地へ向かう描写の迫力はかなりのもの。冒険小説としての面白さも持ち合わせている。 一方での1945年でのエピソードは18歳の少年兵を語り手に話が進む。軍事的な部分であったり、航空機の描写などもリアルに描かれているけれども、少年兵の初恋の感情であったり、戦争へのモヤモヤ、同じ部隊の仲間との関係性など、心理描写がみずみずしくそこも良かった。日本兵たちの目的地というのも、かなり荒唐無稽なのだけど、そこも描写がきちんとなされているので、話がすっと入ってくる。 そして二つの話がつながるとき、明らかになるのは全世界を巻き込む大きな危機。ここにきて話はより壮大になり、荒唐無稽さもより増していくのだけど、ここに至るまでの各エピソードや心理描写が詳細かつリアルに描かれているので、個人的にはわりとすんなり受け入れられました。 乱歩賞路線の作品というよりは「このミステリーがすごい!大賞」路線の話かもしれない。なので従来の江戸川乱歩賞を期待していると、だいぶ面食らう展開かもしれません。でも作品自体のパワーや熱量は、これまで読んできた乱歩賞作品とは全く違う方向に振り切られていて、純粋に楽しめました。 今回初収録という「間氷期」は『到達不能極』の登場人物の過去を描いたもの。短編ながらこちらもワールドワイドな舞台と設定で、他の小説家ではあまり読んだことのない路線で面白かった。 そして『到達不能極』も「間氷期」も単にスケールの大きい娯楽作というわけでなく、今の世界や社会が抱える問題に切り込んでいるあたりも印象として良かったです。 著者の斉藤詠一さんが、今後どんな路線で作品を書いていくのかはわからないけど、この路線、この完成度の作品が続いていくなら、解説にある通りミステリ史に偉大な足跡を残す作家さんになる可能性も十二分に感じます。それだけスケールの大きさを感じる作品でした。 第64回江戸川乱歩賞 Posted by ブクログ 到達不能極 斉藤詠一 到達不能極 ぐいぐい引き込まれる様にページをめくり、あっという間に読んでしまいました! morikago1202 環境省武装機動隊EDRA 斉藤詠一 地球温暖化による“大異変“とそれに続く“異変戦争”更には過去のウイルス。安生正さんを彷彿とさせるパニック小説。一気読みしてしまった。そう遠くない近未来に現実に起きそう。「絶対の正義なんてもんはない」そう。人の数だけそれぞれの正義があるけど、結局は力のある人の正義しか…。 Posted by ブクログ 斉藤詠一のレビューをもっと見る