白川優子のレビュー一覧

  • 紛争地の看護師
    こんなにも情熱的な女性がいたのか…!と、感銘を受けた。

    自分の暮らしがいかに恵まれているかを再確認しつつ、今の日本の実情を思い、人の幸福とはなんだろう?とも考えてしまった。

    自分の視野を広げたい!と思われる方に、強くお勧めしたい1冊。
  • 紛争地の看護師
    瀬谷ルミ子さんの本を読んだときも思ったけど、自分も命の危険にさらされるところに行って、他の人の命を救う仕事をしている人には、頭が下がる。
    私を含め、ほとんどの人はできないことだ。
    著者がいくら有能で強い人であっても、凄まじいストレスであり、帰国するたび呼吸困難が一ヶ月ほど続く、とある。現地では気を張...続きを読む
  • 紛争地の看護師
    「為政者たちのさまざまな思惑によって国と国、民族と民族の衝突は止まることはありません」が「世界のどの紛争地でも、政治上は対立しているはずの市民同士が、実は心を通い合わせているという場面を何度も見てきました」(あとがき)という白川優子さん。
    「平和を願う市民たちを支える一員であり続けたい」との生き様に...続きを読む
  • 紛争地のポートレート 「国境なき医師団」看護師が出会った人々
    戦争や紛争の悲惨さだけでなく、そこに暮らす人々の日常、スタッフたちの姿が丁寧に書かれています。「国境なき医師団」のことを知ってほしいです。あなたの寄付が救いになります。
  • 紛争地のポートレート 「国境なき医師団」看護師が出会った人々
    白川さんの1冊めの本よりも、一人一人の難民に焦点を当てた内容でした。患者さんそれぞれには強みがあって、医療をしている側が患者さんから勇気や希望をもらえることがたくさんあるんだなとわかりました。そして、日本に帰ってきてすごく平和だけら、安心するのではなく、心身にトラブルが生じてしまうことを知り、上手く...続きを読む
  • 紛争地のポートレート 「国境なき医師団」看護師が出会った人々
     いつも聴いているpodcastの番組に著者の白川優子さんがゲスト出演していて、本書の紹介をしていました。
     白川さんは現在「国境なき医師団(MSF)」日本事務局に採用担当として勤めていますが、18回の派遣経験を持つ看護師です。
     以前、白川さんが著した「紛争地の看護師」を読んだのですが、そこで紹介...続きを読む
  • 【無料版】『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』試し読み いとうせいこう×白川優子特別対談付き

    これは感動させられる

    この作品では、出版当時特に激戦地として名高かったガザ周辺地区において、身分や敵味方に関係なく人道としての医療支援を行い続けるという、かなり勇敢な人の生の声を読むことができます。勢力に左右されることなくただひたすら人々を救いたいという気持ちを、たとえ自らが危険と隣り合わせになってでも揺るぎなく貫くこと...続きを読む
  • 【無料版】『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』試し読み いとうせいこう×白川優子特別対談付き
    いとうせいこうによる「国境なき医師団」のルポルタージュ第2弾。比較的安全だった第1弾とは異なり、今回は素人が取材できる中ではおそらく最前線のガザを訪れる。そこは日々イスラエル軍の銃撃をうけた若者たちが運び込まれる野戦病院であり、リハビリテーションセンターであった。身体的にも精神的にも元には戻らない傷...続きを読む
  • 紛争地の看護師
    世界の紛争地域で看護師として働く著者白川さんが現場で経験したことをまとめたノンフィクション作品。まあとにかく読みやすい。読みやすさのあまり、各地での出来事が淡々とつづられているけど、そこで目の当たりにする作者の計り知れない憎しみ悲しみ、ときには喜びもあり、感動のルポルタージュになってます。
    ぜひ、ご...続きを読む
  • 紛争地のポートレート 「国境なき医師団」看護師が出会った人々
    「紛争地の看護師」に感銘を受けて、本作も読んでみました。筆者の白川優子さんは「国境なき医師団(MSF)」の手術室看護師として主に諸外国の紛争地でもある、シリア、南スーザン、イエメン、パレスチナ等に派遣された経験を持っています。

     前作との違いは、同じエピソードでもより住民目線で描かれています。白川...続きを読む
  • 紛争地の看護師
     「国境なき医師団」の手術室看護師として、20回近くにも及ぶ海外への派遣をつとめた白河優子さん、派遣先は、シリア、南スーザン、イエメン、パレスチナ…等の紛争地…。水も電気も充分に使えず、そもそもの医療提供体制が整っていない地ばかり…しかも、いつ空爆がはじまるか不安と恐怖を抱えながらの医療活動…もう何...続きを読む
  • 紛争地の看護師
    「怖いと思う者は帰国したほうが良い。ただし、怖さに麻痺してしまった者は一番に帰国させなくてはならない。」
    どんな戦地にも赴いて活動している国境なき医師団。
    戦場を恐れない勇敢な人たちのイメージだったけど、彼ら彼女らも恐怖を抱えながら活動していることが衝撃だった。なんて強いんだろう。そして戦地と平和な...続きを読む
  • 紛争地のポートレート 「国境なき医師団」看護師が出会った人々
    MSFについていろいろわからないと思っていたことがよくわかった。活動に加わりたい思いもあるが、キャリアを積んでいくこととのバランスを考えると難しい、、というのがやはりこの本を読んでの今の思い。まずは技術修練を積むしかないのだが。
  • 紛争地のポートレート 「国境なき医師団」看護師が出会った人々
    待ちに待った白川優子さんの著書。
    ほぼ泣きながら読んだ。なんと尊い方なんだろう。その生き方が羨ましくてたまらない。もちろん真似できるものではないので、こうやって著書を読ませていただくことができてありがたい。
    信頼する医師との出会いのお話も素晴らしかった。素晴らしい出会いは何物にも代え難い。
  • 【無料版】『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』試し読み いとうせいこう×白川優子特別対談付き

    まずは素直に読むべきか

    イスラエルとパレスチナの問題 というのは、どちら側の視点で見てゆくか、政治的な立場抜きには語れない 描けない問題である。本書は原則 弱者 パレスチナ側の視点に立って書かれている。「片方の立場から」ということを意識して読めば、なかなかに参考になる本である。