こまつあやこのレビュー一覧

  • ハジメテヒラク
    面白かったー!
    先走った失言で仲間外れになったことのあるあみ。元気づけてくれた従姉妹に脳内実況を進められて。中学生になって入った生け花部の文化祭でのショーで、初めて人前で実況を披露することにして...。
    こんな事言っていいのかな...こんな私受け入れてもらえるのかな...悪いイメージを持たれたらヤダ...続きを読む
  • 雨にシュクラン
    アラビア語を少しだけ齧ったことがあるので、タイトルを見て即読み。アラビア語がティーン向けの本でも扱われるなんて…とちょっと感動してしまった。話自体はあっさりさっぱりしているが、若い人がアラビア語に興味を持つきっかけになればいいなとの思いを込めて⭐︎5。

    偉そうなことを言いながら習ったことをほぼ忘れ...続きを読む
  • ポーチとノート
    わあああ!いい!すごく良い!!
    高校生の性と青春、世界中の人をつなげるエスペラント。自分の身体に向き合うことは自分を守ること。相手に合わせず、自分の歩幅で歩いていく。中高生にも、もちろん大人にも読んでもらいたい児童書。
  • ハジメテヒラク
    「周りの反応を気にして当たり障りのない言葉を選ぶより、ヘンテコでも自分の心が生んだ言葉で伝えたい。」

    読後感良い。文量も多くなく、一瞬で読み終わった。実況と生け花の組み合わせがすごくマッチしている。「魅力を引き出すことが実況」と作品の中にあったが、主人公の実況を通して語られる物語世界はまさに魅力的...続きを読む
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ
    タイトルの意味がわかった瞬間、魔法がかかっていました。
    2年半のマレーシア滞在から帰ってきた沙弥は、「帰国子女」としてクラスで浮くことを恐れていた。
    みんなと違うこと。中学生にとっての大問題を真っ直ぐに楽しく描く。
  • 雨にシュクラン
    皆で約束して傷つけないようにすることや
    甘んじる父親にはじめウエッとなるけど
    常にお天気の日とはいかないのが人生だと
    気を許せるようになるのはいいことだね
  • ノレノレかるた 二人でつくる卒塾制作
    立松小春と三津原英(はな)の二人は、別々の小学校に通い目指す中学校も違うが、ノーレイン・ノーレインボー進学教室(略してノレノレ)で出会った無二の親友だ。二人は、小春がパパの要らなくなった名刺の裏に先生や塾生の絵を描き、英がそれに川柳風のキャッチフレーズをつける遊びを始める。そして絵札と読み札を分けて...続きを読む
  • ポーチとノート
    学生の頃、自分もそんな風に感じたことがあるなぁという気持ちが沢山出てきて懐かしくなりました。母、祖母、親友、それぞれとの関係が素敵でした。
  • ポーチとノート
    17歳の高校生のはなし。良かった!こどもがこの歳になったら読んでほしい!

    お母さんとは仲良いけど、話題によっては気恥ずかしくて言えない感じとか、、すごくよくわかります。

    同級生の友だち、図書室のせんせい、ちょっと変わってるじぶんの祖母…
    自分の身近な人がいろんな世代なのはこんなに素敵なことなのか...続きを読む
  • ポーチとノート
    読みやすくて、すぐに最後まで読めてしまいました!女の子の悩みが沢山詰まってる作品でした。
    私はこの本に出てきたエスペラント語に魅了されて
    本気で調べ始めました。
  • ポーチとノート
    いやー、小ネタがちょいちょい入ってて楽しかった!微妙にノートのポエムが短歌っぽいのはこまつさんらしい。やっぱり自分のバックボーンって出るよね。笑笑
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ
    主人公は中学2年の女の子。
    父親の仕事の関係で二年半シンガポールで暮らし、二学期になって日本のもといた町に帰ってきた。

    帰国子女として浮かないように、周りになじもうとしながら過ごしていたある日、図書室の本を延滞してしまいお知らせを渡される。
    渡しに来たのは『督促女王』と有名な先輩。
    お知らせの紙に...続きを読む
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

    中学入試出題率No.1

    今年の中学入試でダントツ一位の出題率だった作品。講談社児童文学新人賞受賞作品。中学入試問題に使うにしては、ちと軽すぎやしないかと思えるぐらい読みやすく、コミカルな文体。ただ、内容とテーマはとてもいい。少女たちが紡ぐ短歌はまるで俵万智さんのような短歌。日常的な何気ない素材とリズミカルな言葉を巧みに用い...続きを読む
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ
    2018年度の中学入試の国語で多く出題された物語のうち、某塾の先生が最もおすすめする本として挙げていた本。
    中学生が主人公のお話なので、おっさんが読んでも爽やかだったーって感じなんですが、こどもにも読ませたいですね。
    父親の仕事の都合で一年半マレーシア生活し、中2の9月という中途半端な時期に帰国子女...続きを読む
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ
    マレーシアからの帰国子女のサヤが、図書委員の先輩に半ば強引に誘われて短歌の世界へ…
    私はこんな爽やかな中学生ではなかったけれど、というか、なかったから?主人公が少し羨ましくなった。
    帰国子女や国際結婚、異なる宗教などは私がリアル中学生だった30年前には書かれなかった世界だと思う。
    とてもすっきりする...続きを読む
  • ハジメテヒラク
    私もこの本の主人公、綿谷あみのように心の中でしゃべっているから共感できました♪
    本を開いてから一日で読み終わり手軽に読めてよかったです。
  • ポーチとノート
    女性が抱く何気ない不安について描かれていました。最終的に明るい感じで話が終わるのでスッキリと読むことができました。
  • 雨にシュクラン
    アラビア語、トルコ料理、ムスリム…。真歩と同じで、実際に近くに触れることってなかなかない。
    高校に行ってない16才がいたって、ぬいぐるみが好きな中年男性がいたっていいんだよね。それをスッと受け入れてくれる周りがとても素敵。
    言葉や文化の違いはあるけど、それ以前に一人一人なんだよね。読み終わり、爽やか...続きを読む
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ
    爽やかで甘酸っぱくて切なくて。周りに合わせなきゃいけないプレッシャーのなかでもがくサヤと、学校以外に世界を持つ佐藤先輩の吟行の行方。意外に響きが可愛いマレーシア語を織り交ぜた短歌の世界。自分は自分のままでいいんだよ、とメッセージをくれる児童書。読後感も爽やかでかなり久々の読書のいいリハビリになりまし...続きを読む
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ
    タイトルがマレーシア語の5,7,5,7、7ということにまず驚いた。帰国子女の子がなじめないかもしれない、と心配する気持ちはよくわかる。それによってとってしまう残念な行動も良くわかる。ただ、そんな子の気持ちを、芯をもった高学年の女の子が吟行をするという形で引っ張っていく結果、良い方向に変わっていくとい...続きを読む