清田隆之のレビュー一覧

  • どうして男はそうなんだろうか会議 ──いろいろ語り合って見えてきた「これからの男」のこと
    自分の考え
    喧嘩するほど仲が良い、という言葉に違和感があった。自分はどちらかといえば親しい人でも戯れ合いに近い喧嘩はしてこなかったから。この格言の「ほど」という言葉に引っ掛かりがあるのだと気がついた。つまり喧嘩する者としない者の比較であり、喧嘩する者の方が上であるという言外の感覚に違和感を感じていた...続きを読む
  • よかれと思ってやったのに
    単純におもしろかった。研究者ではない男性が、男性のあるあるに切り込むのってあまり多くないと思うし、著者も同じように耳が痛い話があったり、ライトに読めてわかりやすい上に、専門家とのしっかりした対談もあったりと気づきも多いので、男性にはぜひ一読いただきたい。
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと
    10人の男性の体験談、人生観が赤裸々に綴られている。
    マジョリティなりの苦労、気持ちなど、マイノリティ(シス女性も含む)には理解できない知り得ないことがたくさんあって勉強になった。
  • 大学1年生の歩き方 先輩たちが教える転ばぬ先の12のステップ
    4月から始まった大学生活の不安を解消させるために読ませていただきました。

    月ごとに分けて2人のアドバイスが掲載されていました。
    ただ、12か月分すべて読むことで今からでも気を付けることができそうなことがあったため、一気に読むと、よりこの本を活用できると感じました。

    メールやLINEの言葉遣いに気...続きを読む
  • 大学1年生の歩き方 先輩たちが教える転ばぬ先の12のステップ
    大学入学に関して、ドキドキよりも不安が大きいタイプの人にはぜひオススメしたい1冊。
    いきなりたくさんの知らない人に囲まれ、なんなら知らない土地でイチからスタートする人も多い、大学1年生。
    友だちできるかなぁ、サークルなに入ろう、履修ってなんだーーー!!!
    という人が、大学生活の予習をするにはもってこ...続きを読む
  • よかれと思ってやったのに
    『よかれと思ってやったのに――男たちの「失敗学」入門』を読んだ。読みたいなーと思っていたのにずっと読めていなかった。そういう本がたくさんある。
    読みたい本を同時に読めるだけの自分の分身がほしいと思う頻度が高くなっている。
    実際に出会ってやりとりをしたことがある男性、SNSなどネット見る男性の言動を見...続きを読む
  • どうして男はそうなんだろうか会議 ──いろいろ語り合って見えてきた「これからの男」のこと
    男性の特権について対談形式で分析した良書。清田さんがよくいる男性の思いを披露し、澁谷さんやゲストの男性がツッコミを入れるのが面白い。読書案内に書かれている本も読んでみたい。
  • どうして男はそうなんだろうか会議 ──いろいろ語り合って見えてきた「これからの男」のこと
     SNSで話題になっていて、編集者の澁谷知美さんの「日本の包茎-男たちの200年史(筑摩書房)」や清田隆之さんの「自慢話でも武勇伝でもない『一般男性』の話しから見えた生きづらさと男らしさのこと(扶桑社)」を読んでいたこともあり、共感することも多いだろうと思い、発売前に注文して読み込んだ。
     編者の澁...続きを読む
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと
    桃山商事の本は好きで何冊も読んでいるが、毎回男性の生きづらさや苦しさ、虚しさ、ズルさなど本音が垣間見れるのが魅力的だと感じる。また清田さんがそれぞれの話を聞いた後に書いている感想にも、多くの男性あるあるが詰まっている。
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと
    まずとても読みやすい。これは何気に素晴らしい

    内容は刺さり刺さって読み終えた時点で満身創痍
    なのに不思議と晴れやかな気分も感じている





  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと
    前作の「さよなら俺たち」から2年、桃山商事として、女性のみならず男性の悩みにも寄り添い、10人の男性の生き方、生きづらさ、悩み、性癖などを紹介し、正論はかざさず、答えは読者に委ねる著者の優しさが染みる。本書の紹介される男性たちは、医療専門職から見れば、アダルトチルドレン、愛着障害、セックス依存、DV...続きを読む
  • 大学1年生の歩き方 先輩たちが教える転ばぬ先の12のステップ
    〈「キラキラ大学生」を目指していない系大学生のための手引〉

    大学の新入生専門のマニュアル。
    と言っても堅苦しくなく、あれをしろ!こうしろ!と指示しているわけでもなく、2人の著者自身の大学時代の黒歴史を晒しながら、大学ではこんなところに気をつけてねとエッセイ風に指南してくれます。
    著者はお二人。
    ...続きを読む
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと
    すーごく難しいというか、書きにくい話をこういう風に書ける人、少ない。男もつらいけど、女もつらいのよ、という大貫妙子の歌を頭の中でならしながら読む。
  • 大学1年生の歩き方 先輩たちが教える転ばぬ先の12のステップ
    大学1年生の私を柔らかくしてくれた一冊。
    この本に出会えたおかげで、プライドとも呼べないような変なこだわりが打ち砕かれて、人生をシンプルに捉え直せた。
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと
    【年代を問わず、生きづらいと感じている男性に読んでほしい】

    以前、西井開さんが書いた『「非モテ」からはじめる男性学」を読んだときに、本書の著者清田隆之さんの著書が引かれており、興味をもった。

    マジョリティ男性の語りに耳を傾けてみることで、「一般男性」の存在、実像、内実を考えていこうというのが、本...続きを読む
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと
    ここまでの感情をしっかり言語化して、受け止めていくのにどれほどの勇気、心をすり減らしたのだろう。

    同じように感じる部分もあり、かなりグサグサ刺されながら読み進めた。

    何者でもない自分は、マジョリティだからこそ、何も無い、普通の人間なのである。

    マジョリティであることをしっかり受け止め、感情を言...続きを読む
  • さよなら、俺たち
    今では嫌いなマチズモに適応しようとしたこと、適応できた瞬間に確かに喜びを感じていたことを思い出しました。
  • さよなら、俺たち
    フェミニズムや女性性について興味を持つようになりしばらく経ったのですが、ものごとの片面(※ここでいう私の自認の性である女性について)しか知らないことに恐怖を覚え始めて読んでみたもう片面(男性について)の本です。

    とても興味深いものでした。著者自身が男性であり、男性を俯瞰として見ているスタイルです。...続きを読む
  • さよなら、俺たち
    著者が男子高生だった時代に「世間からまったく興味を持たれていないことを痛感し、自分はあまり価値のない人間なのだろうという感覚」を持ち、「内面には興味を持ってもらえなかった一方、結果や実績、役割や能力といったもの(=doing)で人間を計られている感覚」だった
    →「そんな中で、自他のbeingに関する...続きを読む
  • よかれと思ってやったのに
     女性が疑問に思う(苛立ちや不満)男性の代表的リアクションを集めた本。男女の認識の齟齬を解消することを目的としている。ジェンダー観のアップデートという側面もあり、内省するのにも役に立つ。
     男たちの「失敗学」とは、男性の具体的な行動、行為、態度、発言が女性から見て疑問や問題に感じるものを指す。例えば...続きを読む