自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

1,540円 (税込)

7pt

「男の考えていることはよくわからない」のか?
「感情の言語化」と「弱さの開示」の先にあるものとは?
劣等感、権力欲、マウンティング、ホモソーシャル、処女信仰、ED、DV etc.
見たくなかった自分と向き合った男たちの、切実な「自分語り」の記録。

どうして、男ってこうなのか、と思い続けた。
そんな私も男なので、思うだけじゃなく、
考えないといけないーー武田砂鉄(ライター)

ホモソ大国、ニッポン。
“何かを勝ち得たり他者に与える存在である”ことでしか、
自分自身を愛せないし、他者からも受け入れてもらえない。
そんな恐怖に縛られた男性たちが、
自分の弱さを許せるようになるための指南書
ーー辻愛沙子(クリエイティブディレクター)

男性たちの率直な語りには、怒りや悲しみ、加害者性や被害者性、競争意識や逃避癖、女性蔑視や男性嫌悪、プレッシャーや特権性、優しさや残酷さ、純粋さやしたたかさ、成熟や未熟、計算や衝動、上から目線や劣等感、反省や自己弁護、視野の狭さや懐の深さ、暴力性や愛情など……実に様々な要素が混在しており、表面がつるつるにコーティングされた「一般男性」という存在の内実が、実は複雑で混沌としたモザイク模様になっていたことがおぼろげながら見えたんじゃないかと思う。(本書より)

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自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    10人の男性の体験談、人生観が赤裸々に綴られている。
    マジョリティなりの苦労、気持ちなど、マイノリティ(シス女性も含む)には理解できない知り得ないことがたくさんあって勉強になった。

    0
    2023年06月08日

    Posted by ブクログ

    桃山商事の本は好きで何冊も読んでいるが、毎回男性の生きづらさや苦しさ、虚しさ、ズルさなど本音が垣間見れるのが魅力的だと感じる。また清田さんがそれぞれの話を聞いた後に書いている感想にも、多くの男性あるあるが詰まっている。

    0
    2022年07月20日

    Posted by ブクログ

    まずとても読みやすい。これは何気に素晴らしい

    内容は刺さり刺さって読み終えた時点で満身創痍
    なのに不思議と晴れやかな気分も感じている





    0
    2022年04月21日

    Posted by ブクログ

    前作の「さよなら俺たち」から2年、桃山商事として、女性のみならず男性の悩みにも寄り添い、10人の男性の生き方、生きづらさ、悩み、性癖などを紹介し、正論はかざさず、答えは読者に委ねる著者の優しさが染みる。本書の紹介される男性たちは、医療専門職から見れば、アダルトチルドレン、愛着障害、セックス依存、DV

    0
    2022年03月30日

    Posted by ブクログ

    【年代を問わず、生きづらいと感じている男性に読んでほしい】

    以前、西井開さんが書いた『「非モテ」からはじめる男性学」を読んだときに、本書の著者清田隆之さんの著書が引かれており、興味をもった。

    マジョリティ男性の語りに耳を傾けてみることで、「一般男性」の存在、実像、内実を考えていこうというのが、本

    0
    2022年01月16日

    Posted by ブクログ

    ここまでの感情をしっかり言語化して、受け止めていくのにどれほどの勇気、心をすり減らしたのだろう。

    同じように感じる部分もあり、かなりグサグサ刺されながら読み進めた。

    何者でもない自分は、マジョリティだからこそ、何も無い、普通の人間なのである。

    マジョリティであることをしっかり受け止め、感情を言

    0
    2022年01月16日

    Posted by ブクログ

    10人の市井に生きる男性たちのインタビュー。当たり前だが同じような人生などなくそれぞれ面白い。捉え方は筆者の意図と違うだろうけど個人的には現代社会人男性列伝ともいうべき楽しさがある。特に女性関係が派手な方の話は不謹慎ながら面白かった。もっともインタビューに応じるだけあって問題や悩みはあっても社会的に

    0
    2023年07月30日

    Posted by ブクログ

    一般男性10人が自分のことを語る本。

    正直こういう本はあまり見ないよね
    って言うか、
    需要があまりないよね、と。

    健常者で異性愛者でシスジェンダーな男性は、それだけでマジョリティ。
    マジョリティの話なんか聞いても、面白くもなんともない。

    …ふつう、そうでしょ?
    しかし、
    この本はとてもおもしろ

    0
    2022年09月25日

    Posted by ブクログ

    一般男性の自分語りのエピソードをまとめた本
    「成果」を残すことにこだわる生き方を感じ取ることができる
    同じ人間でありながら、男女の関係性の構築の在り方は大きく異なることを理解できた
    資本主義社会下で自分が幸せだと思う生き方を知ること、実現することの難しさを感じた

    0
    2022年08月10日

    Posted by ブクログ

    桃山商事、懐かしい~!という思いで読み始めたのだけど、なかなか斬新な切り口・題材だったので読み終わったときは何とも言えない気持ちになった。
    男性が、今までの人生やターニングポイント(よいものも悪いものも)となったエピソードを話していくもの。

    0
    2022年07月01日

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