藤井彰夫のレビュー一覧

  • 日本経済入門
    平成30年に焦点を当てた日本経済の流れが分かる。内容は難しいはずだが、すごく整理されておりとても読みやすい。なぜそうなったのかを、そうだからではなく背景含めて書いてくれているのが嬉しい。日本が抱えている課題を把握することで、政治が果たしてきた役割や今後のビジネスチャンスを見据えることが出来ると感じら...続きを読む
  • 日本経済入門
     新聞記者として、30年以上内外を取材した筆者が、最も身近な「平成の30年間」を中心としながら日本経済を解説する。
     昭和天皇崩御に続き、株価バブル、不動産バブル、その崩壊と金融危機が起きる。政権交代と共に移り行く政策も確認しつつ、東日本大震災、アベノミクスまでの流れを俯瞰する。
     続いて今後の動向...続きを読む
  • シン・日本経済入門
    日本経済のコロナ禍の過去、現在、未来について。

    バブルの崩壊から始まった平成の30年やデジタル革命、金融危機、国際協力の枠組み、エネルギー問題、少子高齢化や福祉、アメリカの凋落や中国の台頭。

    コロナによって歴史が一変したようにも見えますが、結局は長い歴史の1頁に過ぎないのかもしれません。著者は最...続きを読む
  • リブラの野望 破壊者か変革者か
    Facebookが打ち出した電子通貨リブラ構想。2020年にも開始予定との話でしたが、世界中から警戒され、また、Facebookの個人情報管理に対する懸念もあって、今後どうなるか予断を許さない状況です。
    本書はリブラ構想の解説、電子通貨の歴史を振り返りつつ、今後の展開を予想します。これだけ警戒される...続きを読む
  • リブラの野望 破壊者か変革者か
    既存の金融システムや金融機関のあり方をガラッと変えるかもしれないリブラ。デジタル人民元のほうが早く実現しそうなので、どのように金融が変わっていくのか今後の中国に注目したい。

    ブロックチェーンやデジタル通貨への知識が不十分でよくわからないところがあったため、もっと理解を深めたい。
  • 日本経済入門
    平成の経済情勢変化について詳しく書いてある。
    所々にあるコラムは初心者にも優しく書いてあり、わかりやすかった。
  • 「正義」のバブルと日本経済
    本書のテーマは、「はじめに」の部分に下記の通り書かれている。
    【引用】
    本書ではいくつかの「正義」のナラティブがどのように日本経済に影響し、時にゆがめてきたかをみていきたいと思います。特に私が注目したいのは、その時は多くの人が賛同あるいは反対できない「正義」のナラティブがいきすぎて、「正義」のバブル...続きを読む
  • シン・日本経済入門
    より専門性や個別性を持つ経済の論点についての書籍を読むにあたって、本書のような前提知識が必要であるのは間違いないが
    自分の読書スタイルや経済問題への触れ方からすると、そういった読解の困難に遭遇した段階で基底となる知識を実地的に摂取すればいいかとも思ってしまう。
    内容としては淡々としたもので小綺麗にま...続きを読む
  • シン・日本経済入門
    平成あたりの経済の流れについてざっくりと話した本
    まあそんな事もあったよなあという思い出しに良い

    平成:バブル・金融危機・リーマンショック・東日本大震災・小泉改革・民主党政権・アベノミクス・コロナ
    デジタル革命:ビックデータ・AI・シェアリング
    脱炭素社会:カーボンゼロ・SDGs
    人口減少:少子化...続きを読む
  • シン・日本経済入門
    確証バイアス
     無意識に自分に都合の良い情報を集めてしまう
     バブル崩壊後の不良債権 7兆9000万円
     情報公開や危機への制度的枠組みがなかった 公的資金投入への抵抗
     1997年 経営破綻

    菅内閣
     脱炭素:2050年温室効果ガスゼロ
     デジタル改革:自治体システム統合 捺印99%不要
     社会...続きを読む
  • 日本経済入門
    日本経済のおさらいができればと、日経の記者による解説本を選んだ。経済を知る上で、日経の世話になった私からすれば、本書の論調はごく自然で、技術革新が急速に進んでいること、外国人労働者と向き合う我々の姿勢、中国とインドの台頭、人口減少に伴う経済縮小、などなど、日本が直面する環境変化が素描されている。そも...続きを読む
  • リブラの野望 破壊者か変革者か
    注目を浴びたビットコインは、投機の対象になってしまい、通貨として普及するのは難しそうだ(値上がりが期待されるなら、使うよりも持っておいた方が特だ)。そこで現れたのがフェイスブックが主導するリブラ(Libra)だ。リブラは、ドルやユーロ、円などの主要通貨と兌換することで、価値を安定させることにして、ビ...続きを読む
  • 日本経済入門
    日本経済新聞の編集委員である著者が平成30年間における日本経済の変遷や制度、仕組みをわかりやすく解説した一冊。

    バブル崩壊に始まり金融危機やリーマンショックそしてアベノミクスによる経済の回復など平成の30年の経済の変化を新聞記者として見てきた著者ならではの視点で平易な言葉でわかりやすく解説されてお...続きを読む
  • 日本経済入門
    今月の6冊目。今年の10冊目。

    題名の通りの感じでした。さっくりバブルのことを学びたい人は読んでも良いかも、というくらい。
  • イエレンのFRB 世界同時緩和の次を読む
    ・さすがのグリーンスパンもイエレンのしつこさに負けて、「インフレ率が適切に計測されるのであれば、ゼロだと思う」と告白した。
    物価が上がりもしなければ下がりもしない状況。それが最適な状態とグリーンスパンは考えていたのである。これはインフレとの戦いを最重視していた1970年代以降のセントラル・バンカーに...続きを読む