渡邊淳司のレビュー一覧
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ウェルビーイングの向上にテクノロジーはどう関わるか。
心理的ウェルビーイングと人間の潜在力を高めるテクノロジーの設計および開発を「ポジティブ・コンピューティング」と呼ぶ。
ウェルビーイングの因子、具体的には、ポジティブ感情、動機づけ、没頭、自己への気づき、マインドフルネス、共感、思いやり、利他行...続きを読むPosted by ブクログ -
原題は「ポジティブ・コンピューティング」ということで、ITあるいはデジタル技術をいかに人間のウェルビーイングにつなげるか、を問いかけた本になります。そのため前半ではウェルビーイングの定義やそれを規定する要因について、医学、心理学、社会学、経済学など様々な分野のアプローチを紹介し、どのような要因がウェ...続きを読むPosted by ブクログ
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◾️概要
ポジティブコンピューティングの設計論を、自身の専門分野へ生かすため読みました。本書で最も印象に残ったのは、「ウェルビーイングと相関する因子は、全ての因子が全ての人にとって同じように良いわけではない。
自律性をどう刺激するか、ということが重要。」です。
◾️所感
テクノロジーが進歩したのに...続きを読むPosted by ブクログ -
デジタルテクノロジーは私たちの生活に深く浸透している。人と人をつなぎ、知識を拡張し、より便利に、賢く生きることを可能にしてきた。では、テクノロジーは人々を幸せにしているだろうか?この問いに技術者として答えるには、そもそも幸せとは何か?幸せかどうかをどうやって評価するか?が分からないと難しいだろう。
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ポジティブ・コンピューティングというものは複雑だ。それは人間というものが本質的に複雑であるから、致し方ないことでもある。
それゆえ、背景から課題まで丁寧に記述された本書もいささか難解だ。ある要素を突き詰めればよいというものではなく、スイートスポットを探るような繊細なふるまいがもとめられるのだ。
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最初はゆらぎ、ゆだね、ゆとりの解釈が難しいなと感じたが、具体例とともにゆらぎ、ゆだね、ゆとりそれぞれがどのように作用されているか章末にまとめられていたので読み進めながら徐々に理解が深まっていった。自分はデザインに携わる者ではないが、人と働く全ての人に学びがある一冊だと思うPosted by ブクログ
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ウェルビーイングの興味のきっかけとしてはブータンが1970年から唱えているGNH(国民層幸福量)の考え方で、経済成長だけではなく国民の幸福をバランス良く追求しようとするもので、GDPに代わる指標になり得るPosted by ブクログ