中野剛志のレビュー一覧

  • 全国民が読んだら歴史が変わる 奇跡の経済教室【戦略編】
    先日の「基礎知識編」に続いてこちら「戦略編」も読んでみました。なかなか興味深い。
    内容は「経済教室」というより、経済政策のベースとなっている「思想(イデオロギー)」と「政治」、具体的には「グローバリズム」と「民主政治」の関係と、その日本および米・欧における現在の状況の解説なのですが、とても端的に分か...続きを読む
  • 変異する資本主義
    経済って、壮大な社会実験のようなものなんだなと。

    日本のように自国通貨を発行できる国では、どれだけ国債を発行しても財政は破綻しない。赤字財政の拡大によって民間貯蓄は増える。
    これがMMTってやつですか?…と思ってググったら、著書中野剛志氏のダイヤモンドの記事が出てきたのでやはりそういうことらしい。...続きを読む
  • 目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】
    今更ながらなのですが、MMT論者の人たちの主張を分かりやすく解説した本は無いかと思い買ってあったもの。
    買ったのは少し前で、しばらく積ん読になっていたのですが、読んでみたらこれが何とも分かりやすい。いや、おかげでよく理解でき、続編の『戦略編』も読んでみたくなりました。
  • 小林秀雄の政治学
    一見、関係のないように思われるところを、全体的な観点で捉え直し、特に丸山眞男との比較がとても興味深い考察だった。
  • 目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】
    現代貨幣論MMTについての理屈をおおよそ理解できた。誰それは間違えている。。という論調なしで書かれてたらもっとよかったのに。。と感じる。
  • 目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】
    貨幣が創出されるのはいつか?
    日本銀行がお札を刷った時か?否、銀行が通帳に数字を記載した時である。
    この内容を説明する一部だけでも読む価値あるがあるのではないかと思う。とても面白い内容です。
    20年以上続くデフレ、不況、その原因と対策を提示されています。
    どうせ超長期の不況が続いているのだから、一度...続きを読む
  • 日本の没落
    本作は、官僚・評論家である中野剛志氏による、ドイツの歴史家シュペングラー『西洋の没落』の解釈本というのが端的な説明になると思います。

    曰く、100年前に書かれたシュペングラーの著作には、現代社会の諸相(経済成長の鈍化、グローバリゼーション、地方の衰退、少子化、ポピュリズム、環境破壊、非西洋諸国の台...続きを読む
  • 思想の免疫力
    藤井先生のコロナ解説。あれは正しいのか?ネットの対談記事を見つける。この二人が否定している。思わず読み込む。直観はあたっていた。わからないものはとりあえず怖がるでいい。書籍を読む。全編を貫く「小林秀雄論」。「政治とは技術である。その時々の政治状況に臨機応変に対応できる知恵が大事」「人間は環境の制約の...続きを読む
  • 真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学
    経産省で長らく勤務してきた作者が、日本経済にまつわる、ふわっとした著名人の提言を、バッサバッサと切り倒していく本作。

    元マッキンゼーの赤羽氏、元BCGの冨山氏などのコメントに対し切り込んでいく。

    近年の日本経済は、アメリカ(特にシリコンバレー)礼賛主義を強め、とにかく起業、テクノロジー、オープン...続きを読む
  • 目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】
    インフレ、デフレ下で行うべき財政政策、貨幣とは負債であることなど、1つひとつわかりやすい説明で気づかされることが多かった。

    後半は、前半で説明されたことに基づいて、経済学者たちがいかに間違ったことを言ってきたかということにページが割かれていて、こちらは驚きはあったが個人的にはあまり読まなくてもよか...続きを読む
  • 真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学
    失われた平成の30年が、どれだけ間違った方向へ進められていたのか・・・中野先生の視点は「鋭い!」と感じさせられます。
    失われた30年を取り戻す「令和」に時代を作れるのか?
    早々に世代交代を望みたいと思います。
  • 目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】
    3.8

    経済の書籍を初めて読んだ。
    かなり初心者に寄り添って書かれたものだけど、もっと多岐に渡って読む必要があるね。

    たしかに常識は変わる。ただ、自分があまりにも経済に対して無知すぎる。
    勉強が必要だ。
  • マンガでわかる 日本経済入門
    【こういう手がありますね】
    奇跡の経済教室の漫画版です。
    活字を読まない人でも漫画であればとっつきやすいですね。

    家計や企業の決算であればわかりやすいのですが、マクロ経済では規模が大きくだれも正解がわかっていないのも事実です。

    ただ、デフレ対策が間違っていてうまくいっていないのはよくわかります。
  • 真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学
    ■メインテーマ
    アメリカのベンチャー企業やいのへに関する恐るべき実態と根の深い問題とは?

    ■著者の主張
    共同体的な組織や長期的な人間関係からイノベーションが生まれるのだが、ベンチャー企業などの短期的で流動化した市場環境を推奨する動きが日本にはある。

    ■学び
    何百年も生き残っている老舗企業のサバイ...続きを読む
  • 全国民が読んだら歴史が変わる 奇跡の経済教室【戦略編】
    基礎編よりやや熱が(笑)
    政治的なイデオロギーとインフレ・デフレの話はとても面白かった。幹になる考え方を物凄くシンプルに伝える本。
  • 全国民が読んだら歴史が変わる 奇跡の経済教室【戦略編】
    ここまでデフレが続くなか、エリート達が考えを改めない理由に納得した。
    経済的な話だけでなく、そういった精神面からのアプローチで今の現状を分析しているあたり非常に参考になった。
  • 全国民が読んだら歴史が変わる 奇跡の経済教室【戦略編】
    なるほど、と思うことばかりなんだけど、はっきりしてるのは、このままだと日本はどんどん首を絞める政策から離れられないということ。

    グローバルな民主政治が実現することはないって、内心そう思ってたから、嬉しかった。
    グローバル、良いことのようだけど、「国民」という存在がある限り、無理だよね。存在が相反し...続きを読む
  • 真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学
    ■ひとことで言うと
     日本的大企業の価値観こそ、イノベーションの源泉

    ■キーワード
     ・アメリカ経済は40年以上停滞
      →アメリカはもはや企業大国ではない
     ・イノベーション=不確実=計算不可能
      →イノベーションへの投資=不確実性への資源動員
       →矛盾の正当化が必要
     ・イノベーションへ...続きを読む
  • MMT現代貨幣理論入門
    「自国通貨を発行できる国は、財政赤字を膨らませても問題ない」という衝撃的な主張をしている現代貨幣理論(MMT)の入門書。アメリカの経済学者による著作であるが、日本では中野剛志氏などが同様の主張をしている。財務諸表については勉強したばかりであるので、ある程度は理解できたが、難解で理解できない部分もある...続きを読む
  • グローバル恐慌の真相
    過度なグローバル化の危うさや各国の社会構造などを分析した本。

    行き過ぎたグローバル化による経済格差の広がりや社会不安の増大に対して、「経済思想」の観点からどう対処すればよいのかを二人の経済専門家の対談を通して提示しています。