伊藤典夫・他のレビュー一覧
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1957年から87に書かれた作品が発表順に掲載されている。
エリスンを読んだのは初めてだけれど、解説にあるように、どれも理不尽なものに対する怒りと絶望が伝わってくる。
とりわけ古い作品にその傾向が強く、私はどちらかというと、そういった不条理さに満ちた最初の方の作品のほうが好きだ。
特に、「恐怖の夜...続きを読むPosted by ブクログ -
60〜70年代の作品はエリスンの社会に対する怒りが強烈にぶつけられています。表題作「ヒトラーの描いた薔薇」では、主人公は理不尽に地獄に落とされ、神様に怒りをぶつけますがそんな中、ヒトラーは地獄の門に黙々とバラを美しく描き続けています。なかなか解釈が難しいですね。Posted by ブクログ
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1,2よりも面白かった。
『男がみんな兄弟なら、そのひとりに妹を嫁がせるか?』
『代用品』
『行け行け行けと鳥は言った』
『幸福な種族』
『政府印刷局より』
『破壊試験』
『カーシノーマ・エンジェルス』
が印象に残った。Posted by ブクログ -
どんな本かって?
日本で大森望が編んでるNOVAの様な本。
米国で半世紀以上前に編まれたもんだけどねー
曖昧な記憶の中ではエリスンは感じの悪い評論家だった。Posted by ブクログ -
朝日新聞の書評に掲載されていた。ヒトラーということでドイツでの小説と想定していたら全く異なっていた。短編集の中でのひとつの小説である。最後の地獄の場面で、地獄に落ちたヒットラーが地獄の門にバラを描いているというだけであった。Posted by ブクログ
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『世界の中心で愛を叫んだけもの』のタイトルがぱくられました!という事で変な風に名を馳せたハーラン・エリスンですが、SFファン、それもオールドSFファンには嬉しい短篇集。
エリスンの小説はSFというにはちょっとテイストが違って、ロアルド・ダールなどの作品に近いようなところもあると思う。
今回印象に残っ...続きを読むPosted by ブクログ -
SF。短編集。
ニーヴン「ジグソー・マン」は再読。
シリーズ1巻が期待外れだったことで期待値が下がっていたせいか、わりと満足。
ディック「父祖の信仰」、ニーヴン「ジグソー・マン」、ジェイムズ・クロス「ドールハウス」の3作が特に好み。
読みやすく、ホラーとして楽しめる「ドールハウス」が個人的ベスト。
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ジェイムズ・クロスの「ドール・ハウス」は預言をしてくれる魔女が住むドールハウスのお話。ただ、けっして屋根を開けて中を見てはいけません。SFというよりホラーですが、何かのアンソロジーでも読んだ気が。でも巻末の再録リストにはないので気のせいか...Posted by ブクログ
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SF界のカリスマ、ハーラン・エリスンが自ら企画編集した伝説的アンソロジー、「危険なヴィジョン」。すべての作品にエリスンによる紹介文が付される豪華(?)な構成。第1巻となる本書では下記8作品を収録。
・夕べの祈り:レスター・デル・レイ
・蝿:ロバート・シルヴァーバーグ
・火星人が来た日の翌日:フレデ...続きを読むPosted by ブクログ -
2巻にはディックやラリー・ニーブン、ポール・アンダースンなど自分にも馴染みのある作家が並んでいるのだが、なんか1巻に比べるとどれも少し印象が薄い。つまらないわけではないけど、SF読んでるという高揚感があまりない。ニューウェーブは肌に合わないのかも。Posted by ブクログ
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60年代にハーラン・エリスンが出した全作書き下ろしのアンソロジーが2019年になって全訳が出た。ハーラン・エリスンがやたらとスペキュレイティブ・フィクションを連呼しているのに時代を感じる。収録作の中でフィリップ・ホセ・ファーマーの「紫綬褒金の騎手たち、または大いなる強制飼養」だけは文体の面白さは判る...続きを読むPosted by ブクログ
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1983年にハヤカワ文庫から第1巻のみ刊行され、第2巻以降は何故か刊行されないままフェードアウトしてしまった、曰く付きのアンソロジー。
アメリカSF界の鬼才、ハーラン・エリスンが、1960年代に活躍していた作家(非SF含む)に「危険なヴィジョン」をテーマとした書き下ろし作品を依頼し、それをまとめたも...続きを読むPosted by ブクログ -
エリスンがうるさい本(笑)でも前書きを読むに費用面の事情もあったんだろうな。
「紫綬褒金の騎士たち〜」が厳しくてしばらく積んであったんだけど、他の話は比較的読みやすい。
最初から最後までエリスンはうるさい。Posted by ブクログ -
アメリカSF界の巨匠ハーラン・エリスンの短編集だが、エリスンってこんな情緒的なSFを書く人だっけ…?と違和感を覚えてしまった。ブラッドベリの作風が好きな人には合うと思う。個人的に一番好きな話は「ヴァージル・オッダムとともに東極に立つ」。Posted by ブクログ
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日本ではエリスンの短編集はハヤカワ文庫からこれより前に2冊出てまして、どちらも傑作です。本邦3冊目の短編集となる本作、通読しての印象は割と玉石混淆な感じ。SFでは無い通俗小説やファンタジーよりの作品も多く、かつ明確な起承転結が無い話もあり、これまでの2冊に比べるとちょっと取っ付きにくいイメージです。...続きを読むPosted by ブクログ
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短編集。
SFだけでなく、ホラーやファンタジーぽい作品も多々あり。
『死の鳥』よりとっつきやすい印象。
ベストは、よくある設定ながら著者らしい荒々しさが特徴的な「ロボット外科医」。
次いで、「クロウトウン」か。
「ロボット外科医」
ロボットが医師の仕事を奪う、まさにその様子を描いた作品。
「恐怖の...続きを読むPosted by ブクログ