青羽悠のレビュー一覧
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夢をテーマにした作品。高校時代、近くの東海高校に在学する同年代の子がすばる賞を受賞したという背景を相まって印象深い。
みんな大人になるにつれて何かを諦めながら歳を重ねている。そして、まぁこんなもんかと終着していくと思うのだが、そんな中でも最後まで夢を追い続ける自分でありたいと思った。Posted by ブクログ -
面白かったけど、聖来がイマイチ好きになれず、本当は夏佳とくっついてほしかった。
でも初恋なんてそんなもんか。
霧野十太が歌う歌を聴いてみたい。
恐らくビジュアルが私好み。Posted by ブクログ -
2016年作品
夏バテや気分も滅入っていたので、心のビタミン剤として、爽やかそうなこの本を選んだ。
よく読む恩田陸は後回しに。
16歳でこの本を書けるとは経歴を見ると頷ける。
現在、京都大在学中。
主人公24歳、他同級生、孫16歳、天文学というプロットが上手く16歳で創作しやすく、背伸びせずフレ...続きを読むPosted by ブクログ -
音楽によって、ゾクゾクするあの感じが伝わってくる。十太の音を聞きたくなる。
十太と夏佳の中学時代が甘酸っぱい反面、十太がどうして聖来と一緒にいるのか、どこに惹かれたのかわからなくて淋しさ故なのか持て余してる空白からなのか、最後まで2人を応援できなかった。
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とても読みやすい小説だった。
夢を諦めて公務員となった祐人と自分が全く一緒で感情移入してしまった。
この小説を高校時代に読んでいれば、自分ももっと夢と向き合っていたかもしれないと感じさせられる小説であった。Posted by ブクログ -
青春小説。
高校生の時、こんな素敵な体験したかなって。
高校の時にしかできないこと、感じられないことを全力でやって欲しい。
大人の真似事したって面白くない。
反抗したっていいけど、高校時代を楽しくできれば、いい社会人になるよ!
そして、挫折したっていいじゃない、何回でもやれば!って思わせて...続きを読むPosted by ブクログ -
珍しい宇宙ものの小説。プラネタリウムをきっかけに宙に憧れる4人は青春真っ只中で、大人になったそれぞれの「夢」のかたちがリアルであたたかい。夢を追いかけている人にも、夢を諦めた人にも依りそう一冊。Posted by ブクログ
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何かを予感して、大きな事を期待してしまう曲って確かにある。
そしてそれは、聞くタイミングにもよるのかも。
十太が最後まで神的な存在ではなく、人間らしい愛のある人であったことが印象的だった。
心にすっと入ってくる文章だった。
また読み返したい。Posted by ブクログ -
4人の20代の若者と2人の高校生を主な登場人物とする「夢」をテーマにした小説。
著者の2作目である『凪に溺れる』がすごく良かったので、著者のデビュー作であり、当時高校生でありながら小説すばる新人賞を受賞した本作も読んでみた。感想としては、高校生が書いたにしてはすごくよく書けている小説だと思ったが、2...続きを読むPosted by ブクログ -
すごく良かった…
プラネタリウムが見られる科学館が登場して、私の地元にもプラネタリウムが見られる科学館があるからその日々を思い出した。
誰にでも人には見せない過去があって、それを乗り越えて飲み込んで生きていくんだろうなと思った。
館長のように、誰かの人生の記憶にそっと寄り添う人になりたい。Posted by ブクログ