ダラさんが怪異と成り果てた凄惨な過去話と、現在の山守り家の兄弟との平穏なやりとりとの落差で風邪引きそうな勢い。
とは言え、現代でも祠に凸して、いらんものに手を付けたせいで、犠牲者2名出とる。
祟神に凸するなんて本来はこうなってしまうと言う事。
彼の町の周りには祟る呪物が3つあって、1つがダラさん
...続きを読むこと屋跨斑で昔は散々酷かったが、ここ百年位は幾分理性をもって大人しくなっている。
1つが半自動的に祟るので、今回の犠牲者もコレのせい。
1つが昔、巫女姉妹が調伏封印した谷跨斑、つまりオロチの首。
現状封ぜられてはいるが、幾ばくかの力を外に漏れ出だして影響を与えることも可能。
この首の依代となった少女が山守り兄弟の姉の方の学校へ編入してくるんだが。
百合な方向への執着を並々ならぬ様子で持っているようで、首の意志とズレてないかな〜と言うので、シリアス要員になるのか、ギャグ要員になるのか、続刊が待たれる。
私の家の近所にも不完全燃焼気味なオロチ伝説のある池があるので、身近な気はする。
耳取池と言うんですけどね。
古くは大蛇が巣食って、祟りを振り撒いていたところ。
旅の僧侶が祈祷にて調伏に挑む。
僧侶の念仏で大蛇はもがき苦しみ、もう少しで倒せるかと言ったところで。
最後の力を振り絞ったのか、大蛇は僧侶の耳に噛みつき、そのまま池の底へ引きずり込んだと言う。
その後、祟りは止んだが村人は僧侶の冥福と大蛇への戒めを願い、彼の池に耳取池、周囲を耳取と名付けた。
現代では、耳取は広く畑があるものの、耳取池は道側からは金網に囲われ、容易に近づけるところではない。
…旧島郷村の昔話より要約。