都筑卓司のレビュー一覧

  • 新装版 四次元の世界 : 超空間から相対性理論へ
    四次元の世界を幾何学ではどのようにあつかっているのかということを解説し、アインシュタインの特殊相対性理論の世界へと読者をみちびく本です。

    著者は「講談社ブルーバックス」シリーズの多くの本を執筆して、一般の読者に物理学のおもしろさを伝えていますが、本書の「新装版刊行にあたって」には、「おそらく筆者の...続きを読む
  • トポロジー入門 奇妙な図形のからくり
    メビウスの帯の原理を知りたいと読む。解ったと言えるのかどうか解らないけれど、トポロジーは面白そうだ。
  • トポロジー入門 奇妙な図形のからくり
     トポロジーは柔らかい幾何学とも呼ばれるが、鉄道の経路や文字の形、迷路などを使うとその意味がよくわかる。前半はエッセイのようであるが、具体的な例のおかげで、見た目の形ではなく、性質としての形がどうであるかを突き詰める様子がイメージしやすかった。後半は数学的な内容となるだけでなく、一般化を試みるため難...続きを読む
  • 新装版 マックスウェルの悪魔 : 確率から物理学へ
    理数系の話が苦手なため、半分くらいは難しくて分かりませんでしたが、分かる部分は楽しめました。
    70年代に書かれた本なのに、最終章では50年後の現代社会の姿を言い当てているところにドキリとさせられました。
  • 新装版 四次元の世界 : 超空間から相対性理論へ
    4次元とはどのようなものなのかということを幾何学の基礎から考え始め、4次元の可能性について相対性理論を用いて考察していく。
    この本は新装版だが、一番の初版は昭和44年ごろである。
    しかし、古臭い感じはない。
    かなりわかりやすく書いてあるので、ある程度物理の高等教育以上の知識を有している人にとってはや...続きを読む
  • 時間の不思議 : タイムマシンからホーキングまで ムムッ、虚時間?
    多分、宇宙も私たち生物と同じく呼吸をしているのだろう。私たちも宇宙の一部であるわけだし。
    この本を読んでそう思う人はほとんどいないかもしれませんが、虚時間がどうのとか、宇宙が拡張期から収縮期に移行すると時間が逆転するだとか、自分にとってはどうでもいいというか、間違えているとしか思えない訳で、あまり真...続きを読む
  • 時間の不思議 : タイムマシンからホーキングまで ムムッ、虚時間?
    物理学者は、想像力と計算式を駆使して、見えない分野を切り開いていくんだなあ。結局「時間って何か」はよく分からない。
  • 新装版 マックスウェルの悪魔 : 確率から物理学へ
    熱力学や統計力学について、平易に解説されていると思うが、部分的には、難しくて十分理解できないところもあった。
    でも、素人が一冊読んだだけで完璧に理解できるというほど簡単な内容ではないのだろう。本当に分かろうと思ったら、同じテーマの本をいくつも読まないと無理かも。
    実際、朝永辰一郎の「物理学とは何だろ...続きを読む
  • 新装版 マックスウェルの悪魔 : 確率から物理学へ
    熱力学が生んだ鬼っ子とも言うべきマックスウェルの悪魔を題材にエントロピーの概念を分かりやすく解説した本です。
    単なる科学の啓蒙書の域をこえて、私たちの日常生活にまで言及した哲学的なテーマも内包していて、文系の人にも興味深く読める本になっています。
    ただ、平易に書いてはいるのですが、ところどころ数式も...続きを読む
  • 新装版 不確定性原理 : 運命への挑戦
    古典力学なら分かりやすいのだけど、現実的には量子力学・不確定原理になるわけ。これをどのように自分自身の現実問題として捉えていけるかが問題。
  • 新装版 マックスウェルの悪魔 : 確率から物理学へ
    マックスウェルの悪魔に対する反証を知りたかったが、初版が古いこともあり、現在の状況は分からなかった。

    内容は確率とエントロピーの関係が中心であり、なかなか難しい。エントロピーについて新たな視点から見ることができるようになった。しかし簡単には読めなかった…
  • 新装版 タイムマシンの話 : 超光速粒子とメタ相対論
    相対性理論では光の速さが最速で不変というところから話が始まるけれども、それは光よりも速い物質が存在しないことを意味しているのではない。

    というところから超光速で動く粒子をタキオンとして、数式をつかいながらタキオンなら時間を逆行することも可能なのではないかという検討をしている。

    数式がけっこう難し...続きを読む
  • 時間の不思議 : タイムマシンからホーキングまで ムムッ、虚時間?
    相対論的時間論を例を交えて分かりやすく解説。
    タイムトラベルやブラックホールなどについても触れており読んでいて面白い。
  • 新装版 マックスウェルの悪魔 : 確率から物理学へ
    最もimpressiveなのはこの本の最後。

    現代社会の発展は人間の死に向かわせる。

    それは、社会の発展に従ってエントロピー=情報処理量は増大し、人間はその処理を行えなくなるからだ。

  • 新装版 マックスウェルの悪魔 : 確率から物理学へ
    決して読みやすくはない。
    「空気は積もらない理由」
    「熱的終焉」
    熱力学関係の基礎知識が身につく。
    一度よむべき。
  • 新装版 マックスウェルの悪魔 : 確率から物理学へ
    良くも悪くも、全く考えずにスラスラ読めるといった感じの本。高校生にも、一通り統計力学の計算問題ができるようになった大学生が読んでもそれなりに面白く感じると思う。
  • 新装版 不確定性原理 : 運命への挑戦
    この世の中に不思議なことは何もない。なぁんて真っ赤な嘘ピョン。
    量子論における摩訶不思議な理論。常識を超えるクレージー理論だ。

    電子の位置と運動量を同時に測定することは僕たちにできるのか!?