都筑卓司のレビュー一覧
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純粋に物理の本です。マクスウェルの悪魔とは、エントロピーを減少させることができる不思議な悪魔です。
たま~に「マクスウェルの悪魔の実験に成功」という記事を見ます。発電の分野などに関して夢のあるお話です。
物理が好きな人には面白いと思います。Posted by ブクログ -
古い本だけどわかりやすい
くだらない例え話を全部飛ばしたので読む時間はかからなかった
不確定性は、観測による誤差な影響をなくせない、みたいなことと勘違いされがちだけど、拡大するほど荒れ狂うし、極小時間ならエネルギー保存則を無視するようなホワイトノイズな真空空間すら描き出すPosted by ブクログ -
2年前に読んで途中でギブアップしたものをリベンジ。新装版のせいか、今回はまず最後までいけました← まずエントロピーについて理解せねば・・・^^;まだ物理も習いたての自分にとって、難しかったですが内容的には面白かったです。なぜ落ちた物体は上へ行かないのかとか、人間など生物が自分の体を自分の意思で動かせ...続きを読むPosted by ブクログ
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熱力学第二法則、エントロピー増大についてわかりやすく解説している良著。物理の世界と同じように人間社会も放っておくと色んなモノが複雑化(エントロピーの増大)していく。たたでさえ情報量が増えて選択・決断の機会が増えているのだから、一つ一つをシンプルにすること(反エントロピーの増大)を心掛けないといけない...続きを読むPosted by ブクログ
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気分転換になると思い購入したものの、予想外の手ごわさに思わず熱中。クイズ形式なので読みやすく、小3の息子も熱心に読んでいます(理解しているとはとても思えませんが)。イラストも味があって良。Posted by ブクログ
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体系的なまとめから。
・エントロピーとは、情報量を示す尺度であり、言い換えればわからなさの度合いやでたらめさかげんを示すもの。
・熱力学の法則
第一法則:エネルギーはその形態が変わっても、全体としての量は一定のまま
第二法則:分離の状態は、やがて混合に追い込まれる
第三法則:絶対零度では、エント...続きを読むPosted by ブクログ -
熱力学、量子論、統計学。物語と絡めているところが面白い。統計学的なエントロピー増大の原理は世の中のいろいろな場面で役に立ちそう。Posted by ブクログ
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サラリーマンが苦しいのは毎日自然に逆らってエントロピーを減少させようとしているからと理解。エントロピー増大をマクロの視点で見ると、また違った情報化の見方ができそうです。情報の波にのまれぬよう、自分の中の悪魔を鍛える必要があります。Posted by ブクログ
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途中までですが,途中から抽象的な話で読む力が無くなりました…。
4次元が実現するなら~という仮定のもとでの現実はどうなるのかってことを考えさせてくれました。超次元空間こそ解析やってる人ならある程度頭でイメージしたいと思うので,そういう意味では導入として良いのかな。Posted by ブクログ -
[ 内容 ]
ニュートン力学によれば、初期状態がわかっていれば、悠々たる天体の運行から人間の生命にいたるまで、あらゆる自然現象の未来が完全に予測できるはずだ。
この絶対的とも思われる古典力学に立ち向かい、結末は確率的にしか決定されないとする不確定性原理を掲げ、量子力学の本質に鋭く迫る。
たとえ話がと...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
[ 目次 ]
1 静力学
2 動力学とまさつ
3 地球
4 流体力学
5 光と音
6 熱と電磁気
7 相対論と宇宙
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆...続きを読むPosted by ブクログ -
本学の学生さんは、「確率から物理学へ」などという副題を見ただけで手に取らない可能性が高いかもしれないが、ひとことでいえば、この本は「エントロピー」という概念についての啓蒙書であり、熱力学(統計力学)の入門書でもある。エントロピーという概念は、理科系の学生にとっても必ずしもわかりやすいものではなく、...続きを読むPosted by ブクログ
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中学の頃、塾の理科の先生に薦められた本。
高校になって初めて読んで、鳥肌が立った。
もっとも科学的なはずの理科の先生が、科学の限界を語っている本を紹介してくれたことに。
不確定性原理・・ある状態の粒子を調べようとしても、その粒子は常に不確定な状態であるため、一方の粒子を調べてももう片方の粒子は...続きを読むPosted by ブクログ -
ブルーバックスの都筑卓司著書は基本的にお勧め。頭の中で決定論がまかり通っていた憂鬱な中3のときに買った本。ハイゼンベルクのガンマ線顕微鏡思考実験の解り易さは神。Posted by ブクログ
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量子論に関する一般書は多くある。「非専門家にも読みやすい本として」書かれた本も多くある。
しかし、その中にも決して読みやすくない本は少なくない。
本書は一般向けの量子論の本の中にあって、本書は出色に読みやすい本であることは間違いない。
そして、不確定性原理に関する説明を主軸に置いたという点で...続きを読むPosted by ブクログ -
超光速粒子は存在するか?もしも存在するとすればタイムトラベルは可能か?という、SF的な事象を科学的な観点から検証する。
内容は興味深いが、予備知識がないと難解な部分もあり、斜め読み。
最初の出版が1972年、この新装版の出版が2002年ということで、2024年に読むとさすがに文章に古さを感じた(自...続きを読むPosted by ブクログ -
タイム・マシンは物理学的に可能なのかという問題からはじまって、ブラック・ホール、ビッグ・バンなど、一般の読者にとって興味深い宇宙物理学のテーマをとりあげ、解説している本です。
著者は「あとがき」で、「本書で述べた時間の不思議は、宇宙の話から入る大きなロマンである」と述べています。本書は、宇宙物理学...続きを読むPosted by ブクログ