panpanyaのレビュー一覧

  • 商店街のあゆみ 1巻
    相変わらずの独特な世界観。
    漫画を読むというよりは、日常にあるものにそんな視点や想像があったのかと、アートに触れるような作品。

    「うるう町」や「ビルの芽」という発想に驚き。
    コンビニおにぎりのラベルの話で現実に戻りつつ、ラベルを剥がすための大手三社の傾向と対策で、結局見えてる世界の違いを感じた。
  • 商店街のあゆみ 1巻
    すごいゆっくりとじんわりと面白い。
    panpanyaさんずっと気になっていたけど手を出していなくて、今回商店街という題名にひかれて購入してみた。

    絵は素朴なんだけど描写が細かいところはとても細かくじっくりと眺めて読んだ。

    内容は簡単にいうとシュールかな。でも現実的な部分もあり空想と現実がまじりあ...続きを読む
  • 商店街のあゆみ 1巻
    この作品の雰囲気をなんと表現すればいいのだろう?
    日本の残して欲しい文化風土を切り取っているのかな?
    日本だけにこだわっているわけではないですね。「ここはどこでしょうの旅」という短編では日本以外の国も登場していますね。このシリーズも好きです。
    この作家さんの作品を書店で見かけたらきっと購入するのだろ...続きを読む
  • 商店街のあゆみ 1巻
    panpanyaワールドを堪能した。
    今回も素敵な装丁。カバーを外すと外壁(いや、天井?それとも床?床下収納があるような)で、凸凹が感じられる。下に通風口があり、ここもちゃんと凸凹していて、ネジの頭が凹んでいるのも嬉しい。

    生き物でないものが、生き物のように成長する話が面白い。
    昔の漫才に「地下鉄...続きを読む
  • 商店街のあゆみ 1巻
    ふんわりした登場人物と、濃密な建物や、風景が入り混じってる絵がとても好きだ。
    人物より、景色や、家、建物が主役になっている。
    日常でふと見る景色から着想されていると思われる、変な短編は、読み手には逆に物語の元となった景色のほうを想起させるようで、過去に見た日常の風景と結びついて、読んでいてノスタルジ...続きを読む
  • 模型の町 1巻
    非常に癖にささっているpanpanya

    突拍子もない設定なのに、
    自然と僕たちはその不思議な世界に入りこんでいける。

    「僕たちはどこから来たのか?」
    「今どこにいるのだろうか?」
    「ここは、本当に存在しているのだろうか?」

    取り止めもない不確かな疑問や空想を、
    街と生活に落とし込むような作風。...続きを読む
  • 動物たち
    この作者知りませんで、初めて読みました。
    表紙や絵柄からホラーテイストを予感して警戒していましたが、全体的に優しいお話で安心しました。
    すごい地味な感じの漫画ですが、読み始めると主人公の呟きに共感を感じて(重複表現?)一気にお気に入り作品になってしまった。
    現世と異世界の敷居が低い感じが某たぬき合戦...続きを読む
  • 模型の町 1巻
    毎度のことだが、panpanyaさんの漫画を通してだけ、思い出すことができる情景みたいなものがあって、今回も普段目を掠っているだけのぼんやりした風景が、急に濃密で立体的なものとして脳に復元されて、しびれた。
    魚やかましくてかわいい。
  • 枕魚
    これはいい!めちゃくちゃいい。

    日常に根差しながらもほんの少し奇妙で幻惑的で、panpanya先生ならではのアイロニカルな空気を堪能出来る作品集。

    22篇収録。


    まず目を惹いたのは〈地下行脚〉。発表2009年と収録されている他の作品と比べ際立って古い方の作品。
    いつものおかっぱの女の子が表情...続きを読む
  • 魚社会 1巻
    毎回楽しみにしているpanpanyaさんの作品。カステラ風蒸しケーキへの情熱と探求心がかわいかったです(笑)
  • 動物たち
    毎巻カバー絵のタイトル紹介って入っていたんだっけか。
    「空き物件を占拠する貉の群れ」という絵とタイトルだけで期待が膨らむ。


    収録話も期待と私の好みないい具合の非日常・幻想加減。
    日記もかなりキレがあって好き。


    まず日記「蜂」がもう面白い。確かに、蜂の帰巣メカニズムってどうなってるんだろう。
    ...続きを読む
  • グヤバノ・ホリデー
    四日間かけて寝る前にちまちま読んで読み終わった

    二匹目の金魚でどハマりして、こちらを読んだけど、やっぱりおもしろい
    フィリピンにゆかりがあるからすごく興味深かった
    ドライグヤバノ食べてみたいね
    今だにバロットだけはごめん...
    次は動物たちを読む
  • 二匹目の金魚
    「かくれんぼの心得」はほんとに考え方にハッとさせられた
    それからというものの「季節の過ごし方」はなんか昔ちらっと同じようなこと考えたことあったな〜とか「担いだ縁起」はシュールすぎるけどおもしろいな〜とかどの短編をとっても考え方が斜め上をいっている
    こんな考え方日頃からできていたらめちゃめちゃ羨ましい...続きを読む
  • グヤバノ・ホリデー
    短編集。著者の他の作品も読みたい。
    グヤバノの味に思いを馳せながら読みました。
    グヤバノ食べてみたい。
    目的のある旅がしたくなる。
    表題グヤバノ・ホリデー以外のお話もとても面白くて引き込まれた!
  • 魚社会 1巻
    待望の新刊。変わらずぶっ飛んでて面白いのに出会った時のあの興奮が湧いてこなくて自分にショックを受けた。感受性が死に続けている…
  • 魚社会 1巻
    タイトルが素晴らしい。「魚社会」ですよ。魚に群れはあっても社会はないでしょ。で、読んでみると、これは「山椒魚戦争」じゃないの!著者らしいすっとぼけた味わいはあるものの、近未来を予言した寓話、と読めなくもない。
    サンタクロースや「たくさんある」話も良かったが、前作『おむすびの転がる町』でも出てきた「カ...続きを読む
  • 魚社会 1巻

    大変面白い

    淡々として味のある絵で話がなだらかに進んでいく
    特別何が起きるわけではないが大変に興味深くて

    これ以外も読まなくっちゃ
  • 魚社会 1巻
    『おむすびの転がる町』で出てきていたカステラ風蒸しケーキのお話が盛りだくさんなところを見る限り、相当に好きなのだろうなぁ、描きたかったんだなぁと伝わってきました。
  • 魚社会 1巻
    独特の世界観なのに、地に足がつきすぎている独特の世界観。ごくごく短い掌編の短編がバランスよく配されていて、とても満足いく作品集であった。panpanya先生の新作が安定して読めるのが、大変に嬉しいのである。
  • おむすびの転がる町 1巻
    やっぱり面白かった。好きだpanpanya。
    特に「筑波山観光不案内」(私も行ってガマグッズ手に入れたい)、「新しい土地」「おむすびの転がる町」。
    異界が現実世界とそのままつながっている感じ、まことしやかにあり得ないことを(時に正しい科学知識も交えながら)語る(騙る、と言ってもいい)技術、不条理で不...続きを読む